2022年09月17日 (更新:2024年07月17日)
HANKOOK Ventus RS4(Z232)の評判やレビュー、口コミ、装着例を紹介
タイヤメーカーとして歴史の長いHANKOOKが生み出した、Ventus RS4。乗り心地やグリップ感などのレビュー、フィッティング例を紹介します。
HANKOOKのスポーツタイヤ、RS4
韓国の老舗タイヤメーカー、HANKOOK。長年モータースポーツに力を入れており、DTMではワンメイクタイヤに採用されるなど、さまざまなレースに提供されています。
そんなHANKOOKが販売するスポーツタイヤがVentus RS4。溝を最低限まで減らして設置面積を稼ぐことで、セミスリックタイヤに近い性能を有します。
HANKOOK Ventus RS4のトレッドパターン
HANKOOK Ventus RS4のトレッドパターンはドライ路面重視のデザイン。縦溝を2本のみ設けて最低限の排水性を確保しつつ、それ以外の部分を細い溝のみとすることで接地面積を増やし剛性感を高めています。
HANKOOK Ventus RS4のタイヤ形状
HANKOOK Ventus RS4のショルダーはハイグリップらしいスクエア型。サイドウォールもさっぱりとしており装着時のルックス向上に繋がります。
HANKOOK Ventus RS4のインプレやレビュー
タイヤのレスポンスが良い
Hankook Ventus RS4はレスポンスがかなり良い!走りだしてすぐにはその「良いレスポンス」は体感できませんでしたが、ある程度攻めだしてからがこのタイヤの本領発揮…という感じがしました。
タイヤのレスポンスが良いとは、ステアリングにリニアに反応するかどうかということ。ヨレが少なくきっちりと車を曲げてくれるタイヤということが伺えます。
NS-2Rよりも圧倒的にグリップする
NS-2Rとの比較。グリップ⇨熱が入れば圧倒的にRS4が食う。ロードノイズ⇨めっちゃ静か。重さ⇨測ってないけどハンドルが軽くなったので多分軽い(熱入ってない時にグリップ無くて軽く感じるだけかも)
NANKANG NS-2Rはウェットに強いアジアンハイグリップタイヤですが、Ventus RS4はさらに上を行くようです。これには接地面積の違いなどが関係していそうです。
摩耗は少ないが温まりが悪い
国産ハイグリップと比較しても遜色ないグリップ性能を示す上、摩耗しにくく装着して1年3ヶ月経った現在でも問題なく履けています。唯一のデメリットは冬場のタイヤの温まりの悪さです。十分にタイヤを温めなければFFらしからぬ超オーバーステアに見舞われます。
Ventus RS4はしっかりと温めないとなかなかグリップしないようです。冬場は山道だけでなく通常の街乗りでも十分注意しましょう。
HANKOOK Ventus RS4のフィッティング
タイヤは銘柄によって同サイズでも幅に違いが生じることがあります。
そこで、HANKOOK Ventus RS4の装着例をタイヤサイズ別に集めてみました。タイヤはホイールのリム幅との兼ね合いによって形状が微妙に変化します。理想に近いタイヤとホイールサイズの組み合わせを見つけてみてください。
245/40R17
ホイール:9.0J +40
タイヤ:245/40R17
235/40R18
ホイール:8.5J +44
タイヤ:235/40R18
245/40R18
ホイール:8.5J +45
タイヤ:245/40R18
ホイール:9.0J +43
タイヤ:245/40R18
265/35R18
ホイール:9.0J +45
タイヤ:265/35R18
ホイール:9.5J +43
タイヤ:265/35R18
245/35R19
ホイール:8.5J +44
タイヤ:245/35R19
温まればしっかり楽しめるタイヤ
温まりが遅いというレビューが多いHANKOOK Ventus RS4ですが、しっかりと温まればNANKANG NS-2Rを超えるポテンシャルを発揮するタイヤということもわかってきました。冬場は慎重な走行を心がけ、段々と上がってくるグリップ力を味わうのも面白そうです。パターンもカッコよく、スポーツカテゴリのマシンなら一度は履いてみたいタイヤです。