2020年12月12日 (更新:2024年07月17日)
ATR-K SPORTの評判やレビュー、口コミ、装着例を紹介
安価なハイグリップタイヤとして人気になりつつあるATR-K SPORT。各部のディティールやフィッティング例とともに、ドライグリップなどのレビューを紹介します。
ATR RADIALのサーキット用タイヤ、ATR-K SPORT
ATR RADIALはインドネシアのタイヤメーカーです。1988年から製造を開始しており、ピレリやコンチネンタルとの技術提携を行いながら品質をアップデート。ホンダやスズキ、ダイハツが海外販売車両の純正タイヤに採用しているほか、国内のD1グランプリをはじめ世界各国のモータースポーツでも高く評価されています。
そんなATR RADIALが販売しているサーキット用スポーツタイヤがATR-K SPORT。軽自動車用に開発されたスポーツタイヤですが、255/40R17、265/35/R18というサイズが用意されるなど、2リッタークラスの国産スポーツカーにも装着可能なサイズ展開となっています。価格も約¥6,200〜12,000/本と安価で、サーキット走行用に1セット置いておくという人も増えています。
ATR-K SPORTのトレッドパターン
ATR-K SPORTのトレッドパターンは特徴的。「ピカチュウタイヤ」の愛称の所以となる稲妻形状と2本の縦溝によって排水性を確保しつつ、グリップに必要な接地面積を確保。等間隔に配置された大きめのドットで放熱性を高めています。
ATR-K SPORTのサイドウォール形状
ATR-K SPORTのサイドウォールは、ロゴの印字などが少なくシンプルでフラットな印象。ショルダーはハイグリップらしいスクエア形状で、適度なリム幅のホイールと合わせればフラット〜ムチムチのトラックスタイルが楽しめます。
ATR-K SPORTのインプレやレビュー
ドライ路面でのグリップについて
最近はずっとATR-Kでアタックしてますが、溝が減ろうが裏組みしようがお構いなしにグリップしてくれてお気に入りです。
NS-2R よりも食います
個人的には71Rよりも好き
ATR-K SPORTのドライグリップは相当なもののようです。
アジアンタイヤの中でも評価の高いナンカンNS-2Rを超えるとのインプレもあり、ドライ路面でのグリップを狙った設計通りの性能を発揮できているようです。
ウェット路面でのグリップについて
こんなタイヤパターンですが意外と雨のブレーキング時の縦グリップが凄く優秀!雨のFSW本コースでも安心してブレーキが踏めました。1コーナーを250m地点/約210km/hからブレーキングしたら全然早過ぎた印象
雨の横グリップはセオリー通りにしっかり減速しブレーキ残しなどで荷重を掛けないとズルズル
ATR-K SPORTは、排水性も考慮したトレッドパターン設計。200キロを超える速度から減速しても、不安なくグリップするとのことです。
たとえば自走でサーキットに行った日、帰り道が雨でも安心して走行できるスポーツタイヤというのは心強いですね。
熱の入りとライフについて
熱もってから減るスピードがめちゃくちゃ速いですね…溶けていく感覚www
クーリング挟まないとめちゃくちゃ減ります😇
熱入ってなくても食うからジムカーナでもお勧めです(・ω・三・ω・)フンフン
ATR-K
瀬戸内海サーキット25周街乗り300kmしか走ってませんが、もう5.6部山って感じで減りが早いですね😅
減りは速攻ですね!たった1本走っただけでセンターが削れて飛んでらっしゃる😭
熱の入りは爆速! 車高変えたりちょっと仕様変更したので車の挙動確かめてたら人肌以上に発熱してました🥰
「ミニサーキットならコースインから4ラップ勝負」と友達が言ってた通り熱ダレが早そう…
ATR-K SPORTは、発熱のしやすさに関しては優秀なものの、意識して冷やさないと熱ダレが発生するとのこと。減りも早いようです。
ひたすらアタックを続けるのではなく、クーリングラップを適度に挟むことで安定したラップタイムとタイヤの温存ができそうです。
サイドウォールの硬さについて
空気圧は2.7と高め
2.5以下だと目に見えてサイドウォールが潰れててグリップもイマイチでした
FSW 富士スピードウェイレーシングコース。
タイヤはこちら。初めてのATR-K。見た目と違って少しエア張った方が良かったのかも。思ったより潰れる。
タイヤは初のATR-Kなんですが、案外食う?
友人の9jに255/40R17の同銘柄に乗った時はヨレが凄かった印象が強くて、期待はしてなかったのですが、、、
265を10jで弱引っ張りにするとなかなか良い印象...
ATR-K SPORTは、サイドウォールが思ったより潰れるなど、サイドウォールが少し柔らかい印象を受けたドライバーが多いようです。
エア圧を普段より少し高めにセットするなど、サイドウォールの剛性を少し補うようなセッティングにすることで良いフィーリングが得られそうです。
ATR-K SPORTのフィッティング
いくつかのアジアンタイヤに共通して言えることですが、同サイズの国産タイヤとアジアンタイヤを比較すると、アジアンタイヤのほうが少々幅が大きいもしくは小さいことがあります。
ATR-K SPORTの実際の装着例を参考にしながら、引っ張り・フラット・ムチムチなど、理想のスタイルに近いタイヤホイールの組み合わせを探してみてください。
165/55R14
ホイール:COLIN 14inch 6J+38
タイヤ:ATR-K SPORT 165/55R14
165/50R15
ホイール:DHS 15inch 6.5J+35
タイヤ:ATR-K SPORT 165/50R15
ホイール:ENKEI NT03 15inch 7J+35
タイヤ:ATR-K SPORT 165/50R15
195/50R15
ホイール:15inch 8J+20
タイヤ:ATR-K SPORT 195/50R15
215/50R15
ホイール:レイズ 8J
タイヤ:ATR-K SPORT 215/50R15
225/45R17
ホイール:Kyowa Racing KR1238 17inch 8J+40
タイヤ:ATR-K SPORT 225/45R17
255/40R17
ホイール:RAYS TWOBROTHERSRACING ITARU-010 「至」 17inch 9J+63
タイヤ:ATR-K SPORT 255/40R17
ホイール:ENKEI RC-T5 17inch 8.5J+45
タイヤ:ATR-K SPORT 255/40R17
265/35R18
ホイール:M.C.O RACING 18inch 10J+35
タイヤ:ATR-K SPORT 265/35R18
手軽にハイグリップな走りを楽しめるタイヤ
ユーザーのインプレからそのグリップ力の高さが伺えるATR-K SPORT。それでいて価格は約¥6,200〜12,000/本と安価です。
ハイグリップタイヤを体感してみたい、週末のサーキット走行を手軽に楽しみたいという方にはオススメのタイヤと言えます。ぜひ検討してみてください。