2022年08月20日 (更新:2024年07月17日)
NANKANG NS-2Rの評判やレビュー、口コミ、装着例を紹介
スポーツタイヤとして絶大な人気を誇るNS-2R。乗り心地やグリップ感などのレビュー、フィッティング例を紹介します。
NANKANGのスポーツタイヤ、NS-2R
NANKANG(ナンカン)は、台湾で最も長い歴史を持つタイヤメーカー。55年間もの間タイヤの設計製造に携わっており、様々な分野で使用されています。
ナンカンのタイヤは世界でもその性能を認められつつあり、非常に厳しいドイツのTÜV SÜDのほか、各国の様々な認証を獲得。安価で性能が良いとあって、世界中で人気が高まっています。
NS-2Rは、そんなNANKANGが販売するウェット路面に強いスポーツタイヤ。柔らかいコンパウンドと複数配置された溝によってウェット路面でも安定した走りを実現します。
NANKANG NS-2Rのトレッドパターン
NANKANG NS-2Rのトレッドパターンは、スポーツタイヤとしては縦溝が多く目立つデザイン。中央の3本の深い縦溝で排水性を高めており、ショルダー部は浅めの溝を広めの間隔で配置することでウェット路面の操安性とショルダーゴムの剛性を確保しています。
NANKANG NS-2Rのタイヤ形状
NANKANG NS-2Rはウェットに強いとしながらもコンパウンド自体はSタイヤに近いハイグリップタイヤ。ショルダーはハイグリップらしいスクエア型で、サイドウォールもさっぱりとしており装着時のルックス向上に繋がります。
NANKANG NS-2Rのインプレやレビュー
普通に走っている分には意外と減らない
普通に流してる分には大して減らない感じです♬ 荷重がかかればシッカリとグリップしてくれます👍ただロードノイズと重さは相変わらず感じますw
転がしている分には、アライメントがしっかりと出ていればさほど減らないようです。特に車体が軽めの車種に乗っている方は想像以上に長持ちするかもしれません。
斜め方向が弱い?
噂の斜めが弱いとの話しについて…確かに弱い。コーナリングで出口見えた段階で踏めばコーナー外側(コーナーから見て)のタイヤに荷重が乗ったままアクセル開けるとよれて(溝が深いのも影響か?)巻き込んでく様な不安定感。欲張って美味しい所を攻めるのもいいが、その辺のアクセルワークは考えた方が良さそう。欲張り過ぎは厳禁。よって、完全にロールが収まってからアクセルを開けないと不安定。縦と横のメリハリを付けた方が良さそう。
斜め方向から強く負荷をかけるとヨレるような動きが生まれることがあるようです。サーキットでは強引に斜めに突っ込むことを避け、きちんと縦横を使い分けるのが良さそうです。
雨は暖まらないとグリップしない
写真で判るように、縦溝もしっかり有りますが雨☔️は恐くて😓コンパウンドが硬く、熱入らないとグリップしません❗️熱入ったと思ったら直ぐタレます😭タイム出すタイヤでは無いですね~(サーキット走行仲間も数台履いてる人居ますが、タイムは出せないタイヤと皆言ってますね😅)これらを踏まえて考えると、寒い時の峠も安心ではないような気がする🙈
排水性が高いとはいえ、濡れた路面でのグリップ力はまた別の話。スポーツタイヤは一般のタイヤと比較すると柔らかめですが、雨や冬など冷えている状態だとゴムが想像以上に硬くなっておりなかなか食いつかないことがあります。初めは様子を見ながら走行するようにしましょう。
排水性はかなり良い
濡れた路面、水溜まりもかなり強い。100で大きな水溜まりに突入するとDIREZZAはステアリングが持っていかれたがNS-2Rは何事も無かったかのように通過。(過信は禁物)
縦溝をしっかりと設けてあるため、排水性はかなり高いようです。ハイドロしにくいスポーツタイヤは自走サーキット勢には嬉しいポイント。
しっかりとした剛性感
NS-2Rはショルダーしっかりでぱんっと空気を張って力強く路面を蹴りだす感があり印象は悪くないです。ちょっと怖いかなって速度域でコーナーに入ると「大丈夫なんやで😉」と綺麗な弧を描いて旋回を終えてくれます♪
NS-2Rは高荷重にも耐えられるよう作られたスポーツタイヤのため、SUVなど重量のある車体もしっかりと支えてくれます。
ロードノイズは大きめ
相変わらず良い食いつきです😊縦より横のグリップがいいように思います。サイドウォールが硬いからでしょうね。そして相変わらずロードノイズ大きめ⚡️ポテンザ71RSが凄く静かに感じる程度🤣
「ひたすら、ゴーーーーーーー……」、「70kmぐらいから超音波のようなロードノイズが…」といったコメントが目立つNS-2R。スポーツタイヤとして仕方がないことですが、履くときにはある程度の覚悟が必要かもしれません。
NANKANG NS-2Rのフィッティング
タイヤは銘柄によって同サイズでも幅に違いが生じることがあります。
そこで、NANKANG NS-2Rの装着例をタイヤサイズ別に集めてみました。タイヤはホイールのリム幅との兼ね合いによって形状が微妙に変化します。理想に近いタイヤとホイールサイズの組み合わせを見つけてみてください。
155/65R13
ホイール:6.0J
タイヤ:155/65R13
165/55R15
ホイール:6.0J +44
タイヤ:165/55R15
205/50R15
ホイール:7.0J +41
タイヤ:205/50R15
195/45R16
ホイール:8.0J +35
タイヤ:195/45R16
205/45R17
ホイール:7.0J +50
タイヤ:205/45R17
215/45R17
ホイール:7.5J +48
タイヤ:215/45R17
225/40R17
ホイール:9.0J +38
タイヤ:225/40R17
225/45R17
ホイール:8.5J
タイヤ:225/45R17
ホイール:10.0J
タイヤ:225/45R17
235/45R17
ホイール:9.0J +40
タイヤ:235/45R17
255/40R17
ホイール:9.0J +38
タイヤ:255/40R17
225/40R18
ホイール:8.5J +45
タイヤ:225/40R18
ホイール:8.5J +48
タイヤ:225/40R18
ホイール:8.5J +30
タイヤ:225/40R18
235/45R18
ホイール:8.5J +38
タイヤ:235/45R18
245/40R18
ホイール:8.5J +43
タイヤ:245/40R18
255/35R18
ホイール:9.0J +43
タイヤ:255/35R18
265/35R18
ホイール:9.5J +40
タイヤ:265/35R18
ホイール:9.5J +45
タイヤ:265/35R18
ホイール:10.0J +40
タイヤ:265/35R18
ホイール:10.0J +35
タイヤ:265/35R18
285/35R18
ホイール:9.75J +20
タイヤ:285/35R18
NANKANG NS-2Rはサーキットで楽しみたい
ドライ路面では驚異的なグリップを誇るNS-2R。しかしある程度暖まらないとグリップ力が上がらないなどのレビューもあるため、ガッツリ楽しむにはサーキット走行が良さそうです。安価なため、サーキットデビューを考えている方はぜひ検討してみてください。