2023年06月22日 (更新:2023年06月30日)
トルネオオーナーでも気が付かない!?純正ルックに見せかけたワイドフェンダー仕様!【Honda Sports Meeting 2023】
一見すると純正だけど「実はやってます」というオーナーのこだわりが詰まったトルネオをご紹介。ナチュラルに仕上げられたワイドフェンダーはぜひ参考にしたい仕上がりです!
愛車&オーナー情報
- 車種:ホンダ トルネオ ユーロR CL1
- 年式:2001年(平成13年)
- 走行距離:170,300km
- ボディカラー:プレミアムホワイトパール
- オーナー:しょーたろー
- 所有年数:6年1ヶ月
たまらないマッスル感
取材のこの日、会場内に並んでいた6台のトルネオ。それぞれが思い思いにカスタムを施していたが、この車だけは何か他とは異なる違和感があった。
実は、純正ベースのワンオフフロントフェンダーなんです。アコードワゴン用のフェンダーはトルネオよりもともとちょっと広いので、ヘッドライト側はトルネオ用、後ろ側はアコードワゴン用でニコイチにしています。
違和感の正体は”車幅”にあった。なんとCH9用のフロントフェンダーをニコイチしてワンオフで作ったものだという。元々トルネオのフロントフェンダーはオーバーフェンダーのような造形になっているため、隣に純正フェンダーのトルネオが並んでいてもすぐには気が付けなかった。
フェンダーが広がった分、バンパーとフェンダーのチリが合わなくなるので、結果的にバンパーも加工してフェンダーとのラインが自然になるよう手を加えてあります。
上の画像の通り、フロントバンパーとフェンダーの繋がりも非常に綺麗に仕上げられており、純正然とした見事な加工。わかっていればその出幅がおかしいことに気がつくが、言われなければ見過ごしてしまいそうだ。
そんなしょーたろーさんのトルネオは、街乗りから通勤、そしてサーキットまでそのままこなすオールラウンダー。もともとボディ全体が薄いため、ワイドフェンダーによってなおさら車幅があるように感じられ、サーキットを走る姿は間違いなくかっこいい。
さらにこだわりを感じられる部分がサイドステップ。フェンダーの後半がアコードワゴン用のため、こちらもトルネオのサイドステップでは形状が合わない。違和感のないラインにするため、アコードワゴン用モデューロTypeZZのサイドステップを流用装着している。車全体の完成度を高めるための、オーナーだけがわかる細かな気配りだ。
走りに重きを置いた足回り
足元を飾るのは、軽量・高剛性・ルックスを兼ね備えたENKEI RC-T4。こちらも白x白の組み合わせがまたスポーティでかっこいい。
組み合わされるタイヤはナンカンのCR-Sだ。モータースポーツ向けに設計されたタイヤで、そのパターンはやる気に満ち溢れている。まだこのCR-Sにしてからはサーキット走行はしていないようで、これまでサーキットで使っていたAR-1とどう違うか楽しみにしているそうだ。
オーナーのコンセプトは純正を極力生かし「実はやってます」といういじり方。派手なスタイルももちろんかっこいいが、”言わなければわからない、オーナーの話を聞けば聞くほど引き込まれていく”、そんな仕様に仕上げられている。
今後余裕ができればリアのフェンダーもフロントに合わせて加工し、前後通しでタイヤ・ホイールを履かせていきたいそうだ。フロントと同じ出幅になればさらに迫力が増すに違いない。今以上に唯一無二となるであろうトルネオの完成が待ち遠しい。
スペック表
ホイール
- ENKEI RC-T4
- F:17×9.0J+35(+20mmスペーサー), R:17x8.0J+48(+15mmスペーサー)
タイヤ
- NANKANG CR-S
- F:245/40R17, R:215/45R17
外装
- CH9アコードワゴンサイドステップ モデューロTypeZZ
- CH9アコードワゴン+CF4トルネオのニコイチワンオフフェンダー
内装
- BRIDE ZIEG4
- Defi ADVANCE CR
足回り
- KSPエンジニアリングサスペンション(F:14kgf/mm, R:12kgf/mm)
- KSPエンジニアリング フロントアッパーアーム
- SPC リアアッパーアーム
- KB1レジェンド純正4PODキャリパー流用 ローター径320mm
- リアブレーキローター大径化 312mm
吸排気
- フジツボ パワーゲッター
ギャラリー
(photo:CARTUNE運営 Hiroki)