Z32一筋26年!まさに”平成のカスタムカー”な仕上がりがグッとくるZ32!【ネオクラオーナーズミーティング】 | CARTUNEマガジン
Z32一筋26年!まさに”平成のカスタムカー”な仕上がりがグッとくるZ32!【ネオクラオーナーズミーティング】

2022年06月14日 (更新:2022年08月04日)

Z32一筋26年!まさに”平成のカスタムカー”な仕上がりがグッとくるZ32!【ネオクラオーナーズミーティング】

学生の頃にZ32に一目惚れして以来、Z32一筋だという今回のオーナー。当時から乗られてカスタムしているからこその垂涎ものパーツが目白押し!思わず”ああ、懐かしい”とこぼしてしまいそうなカスタムカーをぜひご覧ください。

愛車&オーナー情報

  • 車種:日産 フェアレディZ GCZ32
  • 年式:1992年(平成4年)
  • 走行距離:150,000km
  • ボディカラー:ブラック
  • オーナー:RED
  • 所有年数:26年

出会いは中学生の頃

このZ32を所有して26年、今でもZ32一筋だというオーナーのREDさん。そんな大切なZ32との出会いはどのようなものだったのだろうか。

「中学生のころにZ32型がデビューしたんです。”スポーツカーに乗ろうと思う”っていうメッセージとドリフトする姿に一目惚れしました。」

子どもの頃に目の当たりにしたそのCMのインパクトは、大人になってから見るのとはまた違った衝撃があったことだろう。

「当時はもちろん免許もないので乗れませんでしたが、その頃から車雑誌とかを集めては眺めていました。」

この行動に共感する車好きのみなさんもきっと多いはずだ。筆者もその一人である。でも学生の頃なんてあれこれと目移りしてしまいそうだが、すでにZ32の虜となっていた。

そして20歳の頃、他の車種には目もくれず、念願のZ32のオーナーとなったREDさん。今回はそのまさに”愛車”な1台をご紹介していきたい。

当時ものパーツ満載

26年も乗り続けているからこそ、このZ32に取り付けられているパーツは車好きにとっては垂涎ものばかり。

足元を飾るのはRAYS VOLK RACING GTP。90年代を象徴するRAYSらしいデザインの1本だ。しかも当時からずっと履き続けているという貴重な代物。それにしてもこれほど綺麗なGTPは初めて拝見した。

今まで何度か同じホイールに出会ったことがあるが、REDさんのZ32が履くGTPはどこか風合いが違うように感じた。

「少し錆が出始めてきたので、もとのクリア層を全て剥がし”生”の状態にしたんです。磨けば磨くほど綺麗になるので、磨かずにはいられないですね。」

この話を伺ってなるほど、と納得した。クリア層が劣化して細かくひび割れているものはよく見たことがあったが、こちらは皆無。深みのあるツヤに思わず目を奪われる。

車種を問わず絶版で、中古相場も高値を維持しているガナドールのエアロミラーももちろん当時装着されたもの。カーボン部の艶もそのままの極上品だ。喉から手が出るほど欲しい人も多いはず。

やはりこの年代のスポーツカーにはよく似合っていてかっこいい。

室内を覗かせてもらうと、真っ赤なRECARO SR3が目に飛び込んでくる。しかもどちらも脚数限定で発売されたMillenniumモデルだ。

車内は黒x赤でコーディネートされスポーティーさを演出、パーツごとの統一感もバッチリである。

当時流行していたデザインのパーツがそのまま残っているものだから、車両から出る雰囲気もまさに平成初期そのもの。まるで平成のカスタムカーが令和にタイムスリップしてきたようだ。

この時代の車が好きで作りたくても、今からここまでのパーツを集めて仕上げるのは至難の業だろう。

既製品にもオリジナリティを

「大体のパーツはそのまま付いていないです。」

とおっしゃっていたように、既製品のパーツといえどREDさんのオリジナリティが加えられているそうだ。

特に話を伺えて良かったと思ったのが写真のリア周り。通常Z32のマフラーは左右出しのところ、HKSの片側出しマフラーを装着。そしてミッション製のリアバンパーの左側のマフラー出口部分をスムージングして、もともと片側出しであるようなスタイルに仕上げられているのだ。

取材時も言われてみれば確かにZ32は左右出しだったなと気付かされたが、話を伺わなければ”仕上がりが自然すぎて”スルーしてしまうところだった。

なくてはならない存在

少し前まで事情により休眠させていたというZ32。その間に足回りやエンジンのリフレッシュを行ったそうだ。そのためエンジンルームもご覧の通りピカピカだった。

ヘッドカバーなども塗装する方が多い中、あえて”純正の状態”のままリフレッシュを行っているのはREDさんのこだわりだ。そのおかげで今はなきTokyo Autoのタワーバー(現Zone)のアクセントも効いている。

最後に、すでに長年の付き合いである愛車との今後について尋ねてみた。

「これだけ一緒にいるともう家族の一員のようで、なくてはならない存在です。このまま綺麗を維持して、一生乗っていきたいです。」

これぞまさに”愛車”。決して車はただの移動手段では終わらない。乗れば乗るほどに車の個性を把握し、たとえ同じ車種でも他の個体では別の車である。代わりはいない。

きっとここまで長年愛されているZ32も、とても嬉しく、幸せに思っているに違いない。ぜひこれからもオーナーのREDさんとともに、たくさんの思い出を作りながら素敵なカーライフを送ってほしい。

スペック表

ホイール

  • RAYS VOLK RACING GTP

タイヤ

  • TOYO TIRES PROXES R1R

足回り

  • Buddyclub レーシングスペック
  • Tokyo Auto 前後タワーバー

吸排気

  • HKS サイレントドラッガー

外装

  • TRUSTフロントバンパー
  • ミッションリアバンパー
  • ガナドールエアロミラー

内装

  • RECARO SR3 ミレニアム
  • Defi リンクメーター
  • momo スパイダー

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