このボンネット、どうなってるの?純正の形を活かしたトラックスタイルのER34!【ネオクラオーナーズミーティング】 | CARTUNEマガジン
このボンネット、どうなってるの?純正の形を活かしたトラックスタイルのER34!【ネオクラオーナーズミーティング】

2022年06月11日 (更新:2022年08月04日)

このボンネット、どうなってるの?純正の形を活かしたトラックスタイルのER34!【ネオクラオーナーズミーティング】

思わず二度見してしまったボンネット。これは塗装?ステッカー?とオーナーから話を伺うまでつい色々と考えてしまいました。果たしてその答えは...!純正感を残してトラックスタイルに仕上げられたセンスあるカスタムは見どころ満載です!

愛車&オーナー情報

  • 車種:日産 スカイライン ER34 25GT-t
  • 年式:1998年(平成10年)
  • 走行距離:188,000km
  • ボディカラー:223 グラファイトガラスフレークブラック
  • オーナー:すかい
  • 所有年数:8年

ステルスグラフィック

すかいさんの34の1番の特徴と言っても過言ではないのが、このボンネットの”ステルスグラフィック”だ。

筆者も初めて見た時には思わず2度見してしまったし、この日会場を歩いて車を眺めていた多くの方が思わず足を止めて不思議そうに覗き込んでいた。

「ウェットのカーボンボンネットをベースに、クリアのシートにデザインを印刷したものを貼り付けているんです。同じようにモノクロのデザインで作ってる方がいて、参考にさせてもらいました。」

いわゆる”痛車”のグラフィックではあるものの、クリアシートで再現すると全く違った印象だ。通常のグラフィックよりも立体的に、まるでボンネット上に絵が浮いているような見た目でついまじまじと眺めてしまう。

「痛車にはしたいけどはっきりしたグラフィックだと自分には恥ずかしくて、ひっそりやりたいけど実はあるというのを具現化しました。」

少し離れた位置から車を見ても、ボンネットのグラフィックにはほとんど気づけない。これは見事だ。

クリアシートにもかかわらず、きちんと絵の”白”の部分が再現されている点も素晴らしい。クリアシートの最大サイズ内という制限こそあるものの、このグラフィックなら真似したいという方も多いのではないだろうか。

こだわりのブラック

ボディカラーは純正のブラックパール・・・ではない。

「レクサスのグラファイトガラスフレークブラックというオプションカラーに塗り直しました。晴れの日はキラキラして、暗いところではただの黒、という変化が面白いなと思って。」

この日の日差しのもとでは、そのキラキラとした表情を存分に拝見することができた。画像のように近づいてみると、純正のブラックパールとの違いは明らかだ。

パネルごとに色が異なって見えたり、年式相応の経年劣化が気になって思い切ってオールペンを決意したそう。純正色にもブラックパールがあるだけに、ぱっと見では気づかないセンスある色の選択だ。

またこのオールペンの際、純正バンパーのナンバーポケットもスムージングされている。言われないと見落としがちだが、ここがあるのとないのでは随分と表情が異なる。

トラックスタイル

すかいさんの34のコンセプトは”トラックスタイル”。見た目と走りの両立を目指したカスタムだ。

「サーキットを走れるスタイルの仕様にしています。そのためにタイヤも255の通し、キャンバーもタイヤが収まる範囲で極力立てる方向でセッティングしています。」

そんなスタイルに組み合わせられているのが、王道とも言えるYOKOHAMA ADVAN Racing GT。サイズは4本とも18x10.0J+22と、ナローのER34にはかなり攻めたサイズだ。

しかしそれを違和感なく、また無理している感を一切出さずにサラッと履きこなす姿がとてもかっこいい。

ホイールのカラーリング選択も絶妙だし、ボディから続くラインも気持ちが良い仕上がりである。

このセッティングにたどり着くにはやはり先人たちの知恵は欠かせなかったそう。その情報をベースに自分自身でも足の動きなどを研究して、今の状態が完成したそうだ。改めてカスタムの先駆者たちには感謝したい。

サーキットに向けて

トラックスタイルを形だけではなく実際に実現していくための装備も欠かさない。

シートはRECAROのRS-G、そして3インチのTAKATA製4点式シートベルトを備える。TAKATAのシートベルトと聞くとグリーンのイメージしかなかったのだが、この黒ベースに緑文字のデザインも通常ラインナップにあるそうだ。張り替えでルーフまでブラック化された車内とのトータルコーディネートもバッチリだ。

ステアリングはTRUSTのスポーツステアリングDefiのブースト計を追加しているものの、車内空間はやりすぎ感が一切なくシックな印象。ER34の素のデザイン性を活かした上品な仕上げ方はぜひ参考にしたい。

今後はブレーキの容量アップと、装着から年数が経過し距離も走っている車高調をリニューアルしたいそうだ。やはりサーキットを走るには十分な制動力と、柔軟な足回りは欠かせないポイントである。

ただER34の純正4POTキャリパーは元々制動力が高いことでも有名。この34をサーキットで見かける日も、きっとそう遠くはないだろう。

スペック表

ホイール

  • YOKOHAMA ADVAN Racing GT 18x10.0J+22

タイヤ

  • NITTO NT555G2 255/35R18

足回り

  • BLITZ DAMPER ZZ-R
  • MAQ'S スプリング(F/20k, R/18k)
  • HKS ヘルパースプリング

吸排気

  • ワンオフ φ75デュアルマフラー

外装

  • URAS カーボンGT Lip
  • URAS トランクスポイラー
  • SHAFT Auto Service カーボンボンネット
  • SHAFT Auto Service TYPE Aエアロ(サイド&リア)
  • フロントナンバーポケットスムージング
  • nismo フロントウインカー
  • nismo サイドウインカー

内装

  • RECARO RS-G
  • TRUST スポーツステアリング
  • LIKEWISE THICC BOI Black
  • Defi Advance BF ブースト計
  • 内装&ルーフブラック化

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