10mmのスペーサーと10mmのワイドトレッドスペーサーは何が違うのか

2019年06月06日

10mmのスペーサーと10mmのワイドトレッドスペーサーは何が違うのか

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みなさんは車のホイールの出面が合わない時に「ホイールスペーサー」や「ワイドトレッドスペーサー」を使用すると思いますがこの両者、例えば10mmタイプを選ぶとホイール1本あたり10mmのトレッド幅延長ができます。しかし、製品としてはホイールスペーサーとワイドトレッドスペーサーの2種類が存在しているのですが、この2種類は一体何が違うのでしょうか?今回はスペーサーとワイドトレッドスペーサーの構造はどのように違うのか、どう選ぶべきかを説明していきます。

10mmスペーサーと10mmワイドトレッドスペーサーの構造的違い

同じ10mmを延長させるのに種類が2種類あると、どちらを選んでいいのかわからなくなってしまいますよね?選択に困らないようにまずはこの2種類の固定方法(取付方法)から見ていきましょう。

スペーサーの固定方法

ホイールスペーサーの固定方法はとても簡単なもので、車体のハブ(ホイールの取付面)とホイールのハブ面(取付部の裏側)の間にスペーサー本体をハブボルトに引っ掛けるようにしてホイールと友締めするタイプのスペーサーになります。

厚みが少ないスペーサーだとハブボルトの延長などは必要ありませんが、10mm厚ほどになってしまうと純正ハブボルトではホイールナットの引っ掛かりが少なくなり、走行中にホイールナットが外れてしまい思わぬ事故や車の破損につながる恐れがありますのでロングハブボルトなどに交換する必要がでてきます。

ワイドトレッドスペーサーの場合は車体のハブボルトに引っ掛けるようにして取付ますが、引っ掛けた後に付属の特殊ナットでワイドトレッドスペーサー自体を車体のハブに固定します。固定した後はワイドトレッドスペーサーに圧入されているボルトとホイールを固定するだけになります。

ホイールを固定する部分

ホイールスペーサーの場合だと純正ハブボルトをそのまま使用してホイールを固定する構造になっていますが、ワイドトレッドスペーサーの場合には別途付属しているボルトを使用してホイールを固定する構造になっています。

厚みが少ないワイドトレッドスペーサーの場合、純正ハブボルトの長さがホイール取付面より突出してしまいホイールの裏側に当たってしまう場合があります。この場合には純正ハブボルトの短縮加工が必要になりますのでご注意ください。ワイドトレッドスペーサーの厚みによってはホイールスペーサー同様ロングハブボルトへの交換が必要になります。

どのように使い分けるべきか

では、この2種類のスペーサーをどのように使い分けていくと便利なのでしょうか?簡単に使い分け方の例を挙げていきますので参考にしてみてください。ご自分で使用されるシーンを思い浮かべていただくと、より選択しやすくなると思います。

スペーサーを頻繁に着脱するならホイールスペーサー

サーキット走行などのセッティングでコーナリングの安定性や直進安定性を求める場合にはスペーサーを脱着して車の操縦性に変化を持たせたりする場合にとても便利です。サーキット走行などの場合はどうしても速度が乗りやすくなっているためタイヤが脱落しないよう細心の注意を払って取付をしてください。

決して1枚のホイールスペーサーでセッティングが決まらないからといって2枚重ねて使用することはしないでください!ハブボルトへの負担が大きなものになり通常の使用よりも寿命が短くなってしまったり、破損のリスクが急激に上がってしまいます。

つけっぱなしにするならワイトレ

ホイールを脱着するシーンが少ないようでしたらワイドトレッドスペーサーの方が断然おすすめです。一度出面のセッティングが決まってしまえば取り外しを行うことは滅多にありませんし、ホイールスペーサーと違い純正のハブ面に固定することができますのでハブボルトへの負担も少なく破損の心配も少なくなってきます。

但し、ワイドトレッドスペーサーを装着する場合は、スペーサーの厚みやホイールのハブ面形状により純正ボルトの短縮加工やロングハブボルトへの打ち変えなどが必要になってくる場合がありますので注意してください。

トレッドを変更したら必ずホイールアライメント

トレッド幅が変わってしまうと足回りの部品やタイヤの接地面などの関係で乗り心地やタイヤの減り具合に若干ではありますが影響が出てしまいます。適正なアライメントが取れていないと操縦性の悪化やタイヤが編摩耗してしまう恐れがありますので、必ずアライメント調整作業を行うよう心がけてください。

まとめ

今回は2種類のスペーサー、ホイールスペーサーとワイドトレッドスペーサーの違いや構造についてのお話でしたが参考になりましたか?作業関連で言うと細かい調整ができるのはホイールスペーサー、一度セッティングが決まってしまうと後々楽なのはワイドトレッドスペーサーと覚えていただいてもいいかもしれません。スペーサーを活用して自分だけのカスタムカーに仕上げちゃいましょう!