2021年02月13日 (更新:2024年08月27日)
エンジンルームの洗い方といま話題の洗車グッズを紹介!
外に出かけられない日に、家でできるハイクオリティなエンジンルーム清掃方法をご紹介。持っておきたい便利なグッズも紹介します。
エンジンルーム清掃のやり方や手順
エンジンルーム清掃のやり方は次のようになります。
- 洗剤液を作る
- 汚れを掻き落とす
- 汚れを水で洗い流す
- プラスチック部品の汚れを落とす
- 細かな汚れを落とす
- 塗装面をコーティングする
- プラスチッククリーナーで樹脂を整える
- コーティングで仕上げる
エンジンルーム清掃の準備をする
曇りかつ、風が弱い日を選ぶ
これはどんな洗車にも言えることですが、洗車を行うときは直射日光が弱く風の少ない日を選びましょう。直射日光があると洗剤液分がすぐに蒸発して洗剤液シミや洗剤の焼きつきにつながるほか、風は砂やホコリを巻き上げて再び汚れを付着させます。
汚れたり濡れたりしても良い綺麗な服に着替える
エンジンルームには、油分を含んだ頑固な汚れが蓄積しています。ブラシで掻き出す時などに汚れを含んだ洗剤液分がハネて付着しがちなため、汚れても良い服に着替えましょう。
クルマをしっかりと冷ます
エンジンルームは非常に熱くなる場所。エンジンルームの洗浄は、エンジンをかけたあと最低6時間ほど待ってから行うようにしましょう。十分に冷えていない状態で作業を開始すると、火傷の危険があるだけでなく、浮いた汚れがすぐに乾いて再び染み付いてしまいます。
蓄積している汚れの種類と場所
ボディに付着している汚れは様々。汚れの種類と場所は次のようになります。
- ワイパーの根元まわり:砂塵、枯れ葉
- フェンダーの取り付け部分:砂塵、泥
- エンジンまわり:砂塵、油分を含んだホコリ
- 配線、ゴムモールまわり:砂塵
- ボンネットのヒンジやロックまわり:油分を含んだホコリ
ワイパーの根元まわり
ワイパーまわりは、エンジンルームの中でも外部からの汚れが侵入しやすい部分。フロントウィンドウからのチリを含んだ雨洗剤液や、滑り降りてきたホコリなどが堆積します。
フェンダーの取り付け部分
フェンダーの取り付け部分は、ボンネットからの雨洗剤液によって汚れがたまりやすい部分。洗剤液を受け流す形状になっていることが多いですが、ボルト付近などに砂が堆積しがちです。
エンジンまわり
エンジンまわりは、油分を含んだ頑固な汚れが溜まっている部分。エンジンから滲んでいるオイルにチリやホコリが混ざることにより、しつこい汚れが付着しています。
配線、ゴムモールまわり
配線やゴムモールまわりには、細かな砂が多く付着しています。走行時に車両が巻き上げたホコリがエンジンルーム下やグリルから侵入してくるもので、ビニールやゴムなどの柔らかな樹脂は、これらを吸着しやすく汚れやすいものです。
ドアやドアノブまわり
ドアはプレスラインといって凹凸が作られている部分があり、そこを境目に洗剤液アカが発生します。また、ドアノブまわりには洗剤液がたまりやすく、内部の汚れを吸着した洗剤液によって洗剤液アカが発生しやすい部分です。
ボンネットのヒンジやロックまわり
ボンネットのヒンジまわりは、ヒンジの動きを良くするために(グリス)潤滑剤が塗布されています。グリス自体には問題はありませんが、周囲に染み出ている不要なグリスには大量のホコリが付着しています。
洗剤液を作る
防錆剤入りの洗剤を用意する
エンジンルーム内にはボルトなどの未塗装部品が多く存在するため、そのまま水をかけてしまうと作業後に錆びが発生してしまいます。エンジンルーム内の清掃には錆びを防ぐ防錆剤が含まれたカーシャンプーを用意しましょう。
もしどうしても防錆剤入りのシャンプーが手に入らない場合は、洗浄後しっかりとエンジンを温めて走行し水分を飛ばすようにしましょう。これを行うことで、サビの発生リスクをかなり下げることができます。
洗剤液を霧吹きに入れる
水に溶かして使用するカーシャンプーの場合は、指定の量でシャンプー液を作成して霧吹きに入れましょう。霧吹きは局部的に噴射できるため、水濡れ厳禁の部品が多く存在するエンジンルームの清掃にはもってこいです。霧吹きは、霧状噴射とストレート噴射の両方ができるものが良いでしょう。
洗剤液がない場合は絞ったマイクロファイバーで対応
防錆剤入りのカーシャンプーがない場合は、固く絞ったマイクロファイバーで拭くようにしましょう。これは、防錆剤を使用せずに水をかけると、細部がうまく乾かず錆びの原因となるためです。
汚れを掻き落とす
洗剤液を含ませて浮かせる
まずは、汚れが溜まっている部分に軽く洗剤液をかけていきます。微弱の洗剤液流か霧吹きなどを用いて、ホコリが溜まっている部分に洗剤液をかけていきましょう。洗剤液が少し流れ落ちる程度濡らすことができればOKです。
ホコリをブラシで浮かせる
洗剤液を含んで柔らかくなった砂塵やホコリをブラシで浮かせて落としていきます。柔らかく毛足の長いブラシを使って、優しく掻き出していきましょう。エンジンルームとはいえフレームやフェンダーまわりなどは塗装面。下手に力を入れてゴシゴシ拭くと、塗装表面に深い傷が入り余計に汚れやすくなってしまいます。
鉄板の合わせ面にある防錆剤に注意
エンジンルーム内の鉄板の合わせ面などには初めから油分を含んだ防錆剤が使用してあることがあります。合わせ面付近の汚れは、ブラシで少しこすってすぐに洗い流し、汚れがある程度落ちているようならそこでストップしましょう。
コネクタやセンサーまわりには洗剤液をかけない
コネクターやセンサーまわりに洗剤液がかからないよう気をつけましょう。洗剤液の勢いが強いと、飛び散って配線類に付着し電気系統のトラブルを引き起こしたりと良いことがありません。洗剤液をかけるときは、飛び散らないよう手でおさえたり霧吹きを活用するのがオススメです。
エンジンまわりの油汚れは落ちないことがある
洗剤液を使用しても、エンジンまわりのオイルにじみなどによる油分を含んだ汚れは落ちないことがあります。この場合はブラシで無理にこすらず、パーツクリーナーをウエスに染み込ませて拭き取りましょう。
配線の裏やゴムモールの下に注目
配線やゴムモールの裏あたりも砂塵や汚れがたまりやすい部分。配線を少し動かしたりゴムモールをずらしたりして、ブラシをしっかりと当てましょう。狭い部分には、マイクロファイバーを通すようにして洗うのが綺麗にするコツです。
水で洗い流す
少量の水をかけてすぐ拭き取る
ある程度汚れを掻き出すことができたら、洗剤とともに拭き取っていきましょう。霧吹きで水を少量かけて流れ出た汚れを、固く絞ったマイクロファイバーを使用して拭き取ります。
大量の水はNG
綺麗に洗い流そうとして大量の水を流すのはNGです。エンジンルームの中は複数の鉄板が貼り合わせてあるため、内部に侵入すると乾かずサビの原因となります。あくまで少量に留めましょう。
また、ベルトなどに水が付着すると滑って異音の原因となります。必ず局部的に水をかけるようにしてください。
プラスチック部品の汚れを落とす
水拭きでホコリを落とす
エンジンカバーやインテークパイプなどのプラスチック部品は、絞ったマイクロファイバーを使用してホコリを落としましょう。細かな部分の水拭きは、軍手を手にはめて指先に水をつけて洗っていきます。
乾拭きを行う
プラスチック部品は、意外にも拭きシミが残りやすい部分。拭き跡が残りやすそうな場合はすぐに乾拭きを行いましょう。傷がつかないよう、柔らかくほぐしたタオルで拭き上げます。
細かな汚れを落とす
パーツクリーナーで細かな汚れを落とす
洗剤で洗っても残ってしまう頑固な油汚れは、パーツクリーナーを使用して綺麗に落としましょう。汚れに直接吹きかけるのではなく、パーツクリーナーを少量マイクロファイバーに含ませ、軽く拭きます。塗装を痛める恐れがあるため、こすり過ぎはNGです。
落ちない汚れは専用のクリーナーを使用する
どうしても落ちない汚れがある場合はエンジンルーム洗浄専用のクリーナーを使用しましょう。無理に落とそうとすると、塗装面を傷つけたり樹脂部品を痛める原因となります。
塗装面をコーティングする
スプレー式のガラスコーティングが便利
エンジンルーム内の汚れが納得いくまで落ちたら、市販のコーティング剤で簡易コーティングを行っておきましょう。簡易コーティングは、エンジンルーム内の塗装面(フェンダー、サスペンション、タイヤハウスまわり)に効果的で、美しい状態を保つだけでなく汚れの付着を抑えることができます。
樹脂部品に注意
コーティング剤の中には、樹脂類への塗布が不可のものも存在します。付着すると樹脂が劣化する恐れがあるため、ゴムなどの樹脂に付着しないように注意しましょう。マスキングテープなどを用いて樹脂類を保護しておくのも手です。
プラスチッククリーナーで樹脂を整える
プラ部品を整えてメリハリをつける
エンジンルームにあるエンジンカバーやエアクリーナーボックス、インテークパイプなどの樹脂部品をプラスチッククリーナーで綺麗に整えることで、色つやが復活しメリハリのあるエンジンルームに仕上がります。ワンランク上のクオリティを目指すなら樹脂部品のクリーニングは欠かせません。
プラスチッククリーナーで拭くだけ
樹脂部品の仕上げは簡単。水拭きと乾拭きを済ませたら、綺麗なマイクロファイバーにプラスチッククリーナーを適量とって各部を拭きあげるだけ。細かな部分は軍手を使用することで塗布が容易になります。
シリコンオイルも代用可能
プラスチックの色つや復活にはシリコンオイルも検討してみましょう。プラスチッククリーナーのような汚れを落とす作用は見込めないものの、プラスチックの黒色と適度なツヤ感が復活します。また、無用剤のシリコンオイルはゴムやパッキン類にも使用可能です。
オススメのシリコンオイルや塗布手順については、こちらを参考にしてください。
防錆剤入りのカーシャンプーならオートグリム
英国王室御用達のカーシャンプー
高度なカーディテーリングが行われているイギリスで支持されているのが、オートグリム。そのオートグリムが販売しているカーシャンプーがボディーワーク・シャンプー・コンディショナーです。
防錆剤入り、これ一本でOK
ボディ、ホイールなど様々な場所に使用でき、防錆剤入りでエンジンルームにも使用可能。これ一本で外装とエンジンルームの洗浄が一気に行える本格洗車グッズです。
シャンプー低発泡ってどうなのかと思ってたけどその分泡切れよく少ない水で済んだ。普通のシャンプーより洗浄力ある気がする
しかも光沢がでた。
エンジンルームの頑固な汚れにはカーピカル
プロが選ぶ、業務用エンジンルームクリーナー
カーピカルのエンジンルームクリーナーは、頑固な汚れ専用の強力クリーナー。エンジンルーム内の油汚れを一掃できるとして、プロ御用達のケミカルとなっています。
希釈すれば樹脂にも使用できる
このクリーナーの人気の秘訣は樹脂にも使用できるところ。希釈することでプラスチックも洗浄できるため、エンジンルームをこれ一本で丸ごと洗浄することが可能です。
今回使ったの。評判がよく、少し高いですがポチしました(^_^;)
油汚れにホント効果ありです!
ガラスコーティングならプレクサス
樹脂部品にも使用できるガラスコーティング
米国発のガラスコーティングがプレクサス。1400℃もの耐熱温度をもち、塗装面だけでなく樹脂にも使用可能なガラスコーティングスプレーです。
クリーナー効果もある
耐熱温度が高いため、エンジンルームなどの高温になる場所のコーティングにはもってこい。汚れを落としつつコーティングするため、汚れやすい塗装面からエンジンカバーなどの樹脂パーツまでこれ一本で美しく仕上がります。
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綺麗なエンジンルームは驚かれる
エンジンルームは洗車の範疇に入らないことが多く汚れがち。逆に、エンジンルームが綺麗に整っていると一目置かれます。部品を壊さないように注意しながら、ワンランク上の洗車をマスターしてみましょう。
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