シリコンで車の樹脂を保護、DIYでプラやゴムの劣化を防ぐ方法

2020年12月05日 (更新:2020年12月06日)

シリコンで車の樹脂を保護、DIYでプラやゴムの劣化を防ぐ方法

label洗車

車のプラパーツは劣化すると白化しもろくなってしまいますが、DIYでこれを防ぐ方法があります。今回は、樹脂の保護と見た目のメリハリ感を復活させるシリコンオイルでのメンテナンスを特集します。

プラスチックは劣化する

メタボラKさんのエブリイDA64Vの画像
メタボラKさんのエブリイDA64Vの画像

バンパーやモール、ミラー、グリルなど、車には未塗装の黒いプラスチックパーツがいくつか存在します。これらのパーツが白くなって、カサカサした肌触りになっているのを見たことはありませんか?

プラパーツが劣化してしまう原因は、紫外線によるポリマーの分解や酸化など。退色が発生するだけでなく、内部構造が崩れて徐々に脆くなっていきます。

シリコンを使用してパーツを長持ちさせる

ちゃたさんのエルグランドPNE52の画像
ちゃたさんのエルグランドPNE52の画像

どんなケミカルを使用しても、樹脂製品の劣化を防ぐことはできません。ですが、シリコンで表面をコーティングすることで、わずかながら劣化を遅らせることが可能です。

シリコンは紫外線を受けても物性がほとんど変化しない性質をもっており、これでプラスチックやゴムの表面を覆うことで保護が可能となります。

シリコンを塗布するメリットは次のような点があります。

  • プラスチックやゴムを保護し、長持ちさせる
  • ツヤや色が復活し、見た目のメリハリが復活する

塗布した樹脂は紫外線や雨などからの保護が期待できるほか、シリコンが浸透して色やツヤが戻るため見た目のメリハリも復活。

オススメのシリコンオイル・スプレー

信越シリコーン KF-96

shinさんのRAV4MXAA54の画像
shinさんのRAV4MXAA54の画像

CARTUNEでも使用例が多いのが、信越シリコーンのKF-96。柔らかいため伸びがよく、ウエスに染み込ませてプラスチックやゴムに塗布するだけで効果が得られます。

容器の関係上漏れやすいため、車内に常備しておくのは向きません。

WAKOS シリコーンルブリカント

ジージュー★ライダーさんのS660JW5の画像
ジージュー★ライダーさんのS660JW5の画像

ケミカルの老舗かつ大手のワコーズが販売しているシリコンスプレー。金属製の細いノズルが付属しており、細かいところに吹付けやすくなっています。もちろん無溶剤。

KURE シリコンスプレー

紅侍さんのサムライの画像
紅侍さんのサムライの画像

5-56で有名なKUREが販売しているシリコンスプレー。お手頃価格のため、車内に1本常備しておくのもアリです。無溶剤。

シリコンオイルを塗布する手順

シリコンを効果的に塗布する手順は次の通りです。

  1. 表面の汚れを落とす
  2. パーツの表面を乾かす
  3. シリコンオイルを薄く塗りのばす
  4. 余分なシリコンを拭き取る

順にみていきましょう。

表面の汚れを落とす

いぐにっしょんさんのサニーFB15の画像
いぐにっしょんさんのサニーFB15の画像

まず、プラスチックやゴムパーツの表面の汚れを落としましょう。通常の洗車の要領でOKです。あまり汚れていない場合は水拭き、汚れが付着している場合は中性洗剤を使用します。

窓枠やウェザーストリップには細かなホコリが堆積しているため、柔らかいブラシを併用して洗い流しましょう。

パーツの表面を乾かす

パーツ表面の水分を拭き取り乾かしましょう。水分が残っていると、油分であるシリコンオイルが水に弾かれてうまく塗布できません。

またプラスチックやゴムなどの樹脂は熱に弱いため、ドライヤーなどで強制的に乾かすのは避けましょう。

シリコンオイルを薄く塗りのばす

シリコンオイルを綺麗なウエスに少量染み込ませ、パーツに塗っていきます。いきなり広範囲に塗り伸ばそうとするのではなく、小さなパーツからやっていきましょう。

面積の広いパーツはムラになりがち。オイルの量を少し増やしてムラを消していきましょう。あくまで薄く塗布するのがコツです。

余分な油分を拭き取る

シリコンオイルを塗布した後は、5分程度時間を空けてから綺麗な柔らかいウエスで乾拭きし、余分なシリコンオイルを拭き取りましょう。オイルが残っていると、ホコリが付着しやすいうえオイルが他のパーツへ広がってしまいます。

特にフロントガラス周囲のゴムモールは、雨天時にガラス表面へオイルが流れ落ち視界不良に陥る可能性があります。入念に拭き取り作業を行いましょう。

シリコンオイルを塗布するときの注意点

無溶剤のシリコン系ケミカルを使用する

デニーロさんのSLR231の画像
デニーロさんのSLR231の画像

塗布するシリコンはオイルでもグリスでもOKですが、溶剤が入っていないかパッケージをよく確認しましょう。溶剤はプラやゴムなどの樹脂を溶かし、急速に劣化させてしまいます。

定期的にメンテナンスが必要

シリコンオイルは油分のため乾きません。表面には空気中のチリやゴミ、汚れが付着しやすくなるため、定期的にメンテナンスが必要です。一ヶ月に一度程度の頻度で洗い流し、塗布し直すと良いでしょう。

ガラスやミラーへの塗布はNG

ガラスやミラー(鏡の部分)など、視界に影響を及ぼす部分への塗布はNGです。シリコンオイルは油分。ガラスやミラーに塗布すると、雨天時に油膜で視界が悪くなるなどの悪影響が考えられます。専用のコーティング剤を使用してください。

滑りやすくなる

ドアハンドルなどに塗布すると、当然ですが滑りやすくなります。車内の樹脂製の持ち手などに塗布すると思わぬ事故を引き起こす原因となるので注意しましょう。また、アクセルやブレーキペダルのゴム部分など、操作に関わる部分への塗布はもちろんNGです。

Before & After

フォグランプカバー

くろ@相互フォローさんのワゴンRスティングレーMH23Sの画像
くろ@相互フォローさんのワゴンRスティングレーMH23Sの画像
くろ@相互フォローさんのワゴンRスティングレーMH23Sの画像
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カウルトップカバー

うおにゃんさんのワゴンRMH21SDIYの画像
うおにゃんさんのワゴンRMH21SDIYの画像
うおにゃんさんのワゴンRMH21SDIYの画像
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たろーさんの画像
たろーさんの画像
たろーさんの画像
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正しく使用すればパーツが長持ち&見た目改善に

匠壱さんのゴルフ (ハッチバック)エンジンの画像
匠壱さんのゴルフ (ハッチバック)エンジンの画像

シリコンオイルを塗布することで、樹脂パーツを長持ちさせることが可能です。見た目のメリハリ感も復活させることができるこのDIYはオススメ、ぜひトライしてみてください。