エバポレーターって何?洗浄するとエアコンの嫌な臭いが消えます!

2019年01月12日

エバポレーターって何?洗浄するとエアコンの嫌な臭いが消えます!

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車のエアコンから出てくる風が生臭い・カビ臭いと感じたことはないでしょうか。車の夏場や冬場ではエアコンの使用は欠かせませんし、春や秋のように心地よい季節であっても、車外の汚れた空気を車内に入れたくない方はエアコンを使用しています。臭いの原因はどうもエバポレーターというところにあるようですが、エバポレーターとはどのようなものなのでしょうか。今回は臭いの原因となるエバポレーターについてご紹介します。

エバポレーターとは?

エバポレーターの役割

エアコンをつけたときに、臭いの原因になっているのはカビなどの雑菌です。雑菌が繁殖しやすい部分に「エバポレーター」が挙げられます。

外気はまず内外気のフラップを通過すると、クリーンエアフィルターを経由してプロアファンへ送られます。プロアファンは、風を発生させ空気を送る部品で、プロアファンからの空気がエバポレーターに送られるしくみになっているのです。エバポレーターは空気を冷やす役割を担っており、ここで冷えた空気が車内へ届くようになっています。

エバポレーターはなぜ臭いの原因となるのか?

エアコンからの嫌な臭いの原因は、このエバポレーターで発生している雑菌が原因なのです。空気を冷やす働きをもつエバポーレーターは、空気を冷やすときに結露した水分が発生します。駐車場などでエンジンつけっぱなしでしばらくいると、水のようなものがぽたぽた落ちていますが、その水は空気を冷やすときに結露した水分なのです。

車のエンジンがかかっていて、エアコンが作動しているときは、エバポレーターへの空気循環がありますが、エンジンを止めると空気循環がストップするため、エバポレーターに水分がついたままになります。エバポレーターは機関内部に設置されていますので、普段は風通しが悪く、暗い場所にあるため、いつ雑菌が大量発生してもおかしくないのです。

つまり車のエアコンの臭いの原因はエバポレーターになるため、臭いを取るためにはエバポレーターを洗浄する必要があります。エバポレーターを洗浄するにあたって、次にエバポレーターの取り外し方についてみていきましょう。

エバポレーターの取り外し方を紹介

エバポレーターを取り外す前に、冷却水とエアコンガスを抜いておきましょう。エバポレーターは室内にある「エアコンユニット」の中にあり、エアコンユニットはダッシュボードの中の助手席側辺りにあるものです。基本的にはダッシュボードを外さないとエバポレーターにたどりつくことができませんので、まずはダッシュボードを取り外す作業から進めていかなければいけません。

ダッシュボードの取り外し方

ダッシュボードにはエアバッグが装着されていますので、念のためバッテリーのマイナス端子を外しておきます。

グローブボックス・スカッフプレートの取り外し

助手席のグローブボックスの取り外します。グローブボックス両端の止めを手前にもってくるように外し、下のはめ込みを外してください。また助手席下側のカバーも外しましょう。

助手席、運転席ともにサイドシルのスカッフプレートを外します。スカッフプレートはツメだけで止まっていますので、端から上側に引っ張るだけ外すことが可能です。助手席側・運転席側のキックパネルを外します。キックパネルは固定されているピンを外すと取り外すことが可能です。

デッキ周り・メーター回りの取り外し

次にデッキ周りのパネルを取り外します。デッキ周りのパネルはツメで止まっているだけですので、手前に引っ張るだけで取り外し可能。デッキも数本のボルトで止まっているだけですので、ボルトを緩めて取り外しましょう。

メーター周りのフードも、ツメで止まっているだけか、メーターの上部分をネジで固定されているだけですので、取り外しは簡単です。メーターを取り外しするときは、メーターの裏はコネクターで接続されていますので、コネクターも外してしまいます。

エアコンの取り外し

操作用ダイヤルがついているエアコンについては、まずは操作用ダイヤルを手前に引っ張って取り外します。すると真ん中にネジが見えますのでこれも外しましょう。内気外気切り替えようのレバーのノブも引っ張って取り外します。下側からパネルを手前に引っ張るとエアコンパネルが外れます。

エアコンのコントロールユニットだけが残ります。これに両端にあるツメを奥に押し込んで外すのですが、完全に外してしまうのは少し大変なので、手前にブランとぶら下げるだけでも大丈夫です。もしブランとしているのが気になるようであれば、配線やコネクターなどを取り外したうえで、完全に取り除いても構いません。

ステアリング・ステアリング周りの取り外し

ステアリングは、ステアリングの根元部分の左右両サイドに、トルクネジがあります。トルクネジはプラスチックまたはゴムのカバーでキャップされていますので、カバーもトルクネジも取り外していください。ネジにはロックタイトが塗布してあるので、かなり硬いですので、電動工具を利用することをおすすめします。

トルクスネジを外すとエアバッグが外れます。ホーンの配線とエアバッグの配線を外してください。そして中央部にあるナットを外します。クロスレンチを使えば外しやすいです。ナットを2~3巻き残してかけたまま、ステアリングの両端を握って力いっぱい手前に引っ張るとステアリングが外れます。後でハンドルの位置が分かるようにシャフトとステアリングにマーキングしておきましょう。

ダッシュボードの取り外し

ここまでくると、ダッシュボード周りにあるものを外せたことになります。あとはダッシュボードを固定しているボルトを外していくことで、ダッシュボードを取り外すことができるでしょう。車種によってダッシュボードを取り外す工程は異なりますので、あくまでも参考としてご覧ください。ちなみにダッシュボードを取り外すと、以下のような状態になります。

エバポレーターの取り外し方

先ほどはダッシュボードの取り外し方についてご紹介しました。次にエンジンルームをあけてエアコンの低圧、高圧2本の配管とヒーターのホース2本を外します。またエアコンユニットを固定しているボルトがいくつかあるので外しましょう。エンジンルームから車内に戻って、エバポレーターを取り外せば、取り外し作業は完了です。かなり難しい作業であることは間違いありません。

エバポレーターの洗浄方法を紹介

では最後に、エバポレーターの洗浄方法についてご紹介します。

先ほどはエバポレーターの取り外しについてご紹介しました。せっかく取り外したのですから、エバポレーターをきちんと丸洗いしましょう。エバポレーターは繊細なフィンに覆われているため、丸洗い洗浄しなければ、本当にきれいになったとはいえません。

取り外したエバポレーターは、歯ブラシ、爪楊枝、洗剤でクーラーコアを洗い、クーラー洗浄剤を吹き付けて洗浄します。沸騰したお湯をかけることで殺菌することも可能です。乾燥は自然乾燥させてもいいですし、ドライヤーで乾燥させてもいいですが、ポイントとしては、完全に乾燥させることです。水分が残ったままですと、またエバポレーター内で雑菌が繁殖ことになります。

簡単にエバポレーターを洗浄する方法

先ほどのエバポレーターの取り外し方をお読みいただいて、自力で外すことができないと思われた場合、エバポレーターを取り外さずに簡易的に洗浄することも可能です。その際には以下の商品を利用するといいでしょう。

この商品を使用する場合は、エアコンのファンの位置を確認し、グローブボックスを取り外します。奥にあるエアコンフィルターを外すと、ファンが見えてきます。エンジンをかけるとこのファンが回転しますので、手を入れないように気をつけてください。

ここで先ほどご紹介した「タクティー(TACTI) DRIVE JOY(ドライブジョイ) クイックエバポレータークリーナーS 60ml V9354-0006」を使います。クリーナーに付属されている細いホース、ホースを支えるステーを使い、エバポレーター内へホースの挿入し、エンジンをつけてファンを回しながら、洗浄液を噴射していきます。一例を挙げると、以下の写真のようになります。

これでエバポレーターを簡単に洗浄することができるのです。

まとめ

今回は臭いの原因となるエバポレーターについてご紹介しました。エバポレーターは室内にあるエアコンユニットの中にあり、エアコンユニットはダッシュボードの中の助手席側辺りにあるものです。記事でもエバポレーターの取り外し方についてご紹介しましたが、難易度はかなり高いといえるでしょう。取り外し手順は車種によって異なります。作業は慎重に行ないましょう。

エバポレーターを取り外しできれば、歯ブラシ、爪楊枝、洗剤、クーラー洗浄剤を使って丹念に丸洗いすることで、これまで気になっていたエアコンからの嫌な臭いがなくなります。エバポレーターを取り外すことなく、エバポレーターを簡単洗浄する方法もお伝えしました。エバポレーターを取り外す作業に自信のない方は、簡単洗浄するだけでも効果が現れるでしょう。

ただ丸洗いと簡単洗浄では、圧倒的に丸洗い洗浄のほうがエバポレーターは綺麗になりますし、エアコンの嫌な臭いがなくなります。今回の記事をお読みになって、エバポレーターを綺麗に洗浄し、クリーンなエアコン風のもとでドライブを楽しんでください。

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