これぞ理想形!通勤からキャンプまでこなすオーバーランド仕様の150プラド!【オフスタイルミーティング】 | CARTUNEマガジン
これぞ理想形!通勤からキャンプまでこなすオーバーランド仕様の150プラド!【オフスタイルミーティング】

2023年10月22日

これぞ理想形!通勤からキャンプまでこなすオーバーランド仕様の150プラド!【オフスタイルミーティング】

美しい赤色が目を惹く150プラド。通勤からキャンプまで柔軟にこなす仕様とこだわりを取材しました。

愛車&オーナー情報

  • 車種:トヨタ ランドクルーザープラド TX GDJ150
  • 年式:2022年(令和4年)
  • 走行距離:25,000km
  • ボディカラー:レッドマイカメタリック
  • オーナー:凸(デコ)
  • 所有年数:1年

「やりすぎない」をモットーに

凸(デコ)のサムネイル
凸(デコ)

もともと今の車の前に中期に乗っていて、6インチアップにオーバーフェンダーを装着したりと、かなり手を入れていました。でも普段使いがしにくくて...

前車もランドクルーザープラドに乗られていたというオーナーの凸(デコ)さん。ボディカラーはブラックの中期型で、今以上に車高も高く、オーバーフェンダーも装着してかなりゴリゴリのカスタムを楽しまれていたそうだ。

しかしながら手を入れすぎた反面、普段使いがややしにくい車になってしまったそう。そこで買い替えのタイミングで心機一転、ボディカラーも定番で台数の多い黒・白を外して赤を選択した。

凸(デコ)のサムネイル
凸(デコ)

現在は足回りで3インチ、ボディで1インチの4インチアップ仕様です。ラバーフェンダーこそついていますが、基本はナロー仕様でやりすぎないように、普段使いできるような仕様にしています。

オーバーランド仕様を目指したという現在のカスタム内容。外装にはシュノーケルリアラダーサイドステップルーフラックなど前後左右ともにアフターパーツが取り付けられているものの、引きで全体を見てもやり過ぎ感がなく、非常に高いレベルでまとめられている。

これほど見事にまとまりを感じる理由としては、基本的にどのパーツも「オーバーランド」という共通の目的を満たすパーツであることと、凸(デコ)さんのこだわりポイントの1つでもある「赤x黒」にまとめられた配色センスの賜物だ。

各所のパーツがブラックなのはもちろんのこと、本来はメッキであるエンブレムやガーニッシュなど細かな部分もラプター塗装で”黒化”されているのだ。このような細かい部分のこだわりによって、結果的に全体の完成度がぐっと高くなる。

そしてラプター塗装のざらざらとした無骨な仕上がりはランドクルーザープラドという車の性格にもピッタリであるし、艶消しのブラックは面積の大きいタイヤの質感とも相性が良い。他の車種でもぜひ参考にしたい手法だ。

タイヤが大きいなと思いサイズを伺ってみると、なんと35インチ。純正サイズだと265/65R17だから、外径もかなり大きくなっている。

この迫力のある足回りを手に入れたい方も多いかもしれないが、リフトアップしたからといっても流石にすんなり履けるサイズではないらしい。履かせるにあたっては色々なものを失い、フレームも一部カットする必要があるとのこと。

35インチを履かせるにはなかなかの覚悟が必要だが、無事に履けたときの喜びも大きそうだ。

ワンオフパーツでさらに楽しむ

キャンプをされるときは基本的に車中泊ということで、車内も拝見させていただいた。「汚くて申し訳ないです」と謙遜されるも、むしろ大小さまざまなギアが配置されたこの車内にワクワクする男子も多いのではないだろうか。

こちらはワンオフで製作されたというラゲッジテーブル。スタンディングデスクとしてちょうど良い高さになっていて、キャンプ時に食事やマグカップなどを置くのにも重宝するそうだ。

凸(デコ)のサムネイル
凸(デコ)

こういうのが海外だと販売されているんですけど、日本だと売ってないんです。なので海外のものを参考に設計図を作って、金属加工を専門にしている友人とオリジナルで製作しました。

凸(デコ)のサムネイル
凸(デコ)

ところで「コレ」なんだと思います?

そう尋ねられたのはテーブルを収納した時にゴムを引っ掛けている黒い部分。

「ううん...タンスとか引き出しの取っ手でしょうか?」そう筆者が回答するも残念ながらハズレ。正解を教えてもらうとなんとも予想外な、日本の職人さんらしい見事な"流用"だった。

他にも様々なパーツをワンオフで製作しているとのこと。実車を拝見する機会があれば、ぜひそのオリジナルのアイデアに注目してほしい。

無理のない雰囲気で楽しむ

「あくまでも純正の延長で、無理のない雰囲気で」と話す凸(デコ)さん。カスタム自体は一通り手を入れたので今後はあくまで現状維持。今後は細かい部分の煮詰めを行っていきたいそうで、なんなら今回もちょっと車高を上げ過ぎたと感じているそうで、少し下げたいと話していた。

下回りを覗き込むと、実はアンダーガードもバッチリでこのままオフロードコースにも持ち込めそうだが、この車はあくまで通勤快適車。しかしながらコンセプトはオーバーランド仕様ということで、いつ何時悪路に遭遇するかはわからない。そんな場面でも安心して走破するためには必要不可欠な装備だ。

見た目のファッション性の高さはもちろんのこと、普段使いもできる快適性、そしてキャンプや悪路にも対応できる走破性。ランドクルーザープラドという車のまさに理想形ではないだろうか。こんな車があったら毎日の通勤すら楽しみになりそうだ。

スペック表

ホイール

  • MKW M205
  • 17x8.0J±0

タイヤ

  • YOKOHAMA GEOLANDAR M/T G003
  • 35x12.50R17

外装

  • メッキ部分を中心にラプター塗装
  • EGRバグガード
  • ハヤマモータース オリジナルヒッチステップ

足回り

  • ファンデュース ベレット

吸排気

  • シュノーケル
  • マフラー腹下カット

ギャラリー

サイドウィンドラックはクォーターガラスがそのまま飛び出してきたかのようなピッタリなデザイン。
数ミリ単位で調整された金属板はまさに職人の仕事。
この黒いパーツの正体は...「急須の蓋のつまみ」でした!ナイスアイデア!

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