はじめての輸入車を大胆カスタム！創意工夫が光る”X up!”【オフスタイルミーティング】

• 車種：フォルクスワーゲン up!（high up!）
• 年式：2013年（平成25年）
• 走行距離：77,000km
• ボディカラー：キャンディホワイト
• オーナー：fafa
• 所有年数：1年6ヶ月

車格ならではのコミカルさが際立つフォルクスワーゲン up!。オーナーのfafaさんは初めての輸入車としてこのup!を購入し、さまざまなスタイルを楽しんでいる。

もともとアメ車風にして下げて乗っていたんですが、春の車検で純正車高に戻したとき、次は上げてみようかな〜と思ったんです。

fafaさんのup!は、実は今年の春まではアメ車スタイルの下げ系だった。KW車高調にメッキホイール、ノーズブラという構成でなかなかキマッていたが、車検を期に上げ系スタイルを構想。今回のオフスタイルミーティングに照準を定め作業を進めてきたという。

本国だとup!は日常使いのコンパクトカーという扱いで、カスタムパーツは豊富とは言えません。そのため、はじめからフォルクスワーゲンの他車種純正パーツを流用して仕上げることを念頭に置いていました。

fafaさんのup!は純正部品を流用したサスペンションとタイヤ変更によってトータル5cmのリフトアップを実現している。

前後サスペンションのスプリングはノーマルのままだが、フロントにはcross up!用のスペーサーを重ねて装着。リアはT5/T6用のスプリング下部に装着されるサスペンションカップを流用し、前後それぞれで3cmリフトアップとなる。

さらに、純正よりも直径が50mm大きいタイヤサイズ（195/65R15）を履くことで24.5cmの車高を稼ぐ。これでトータル5cmのリフトアップ。

fafaさんのup!は純正でありそうなルックスだが、実は装着されているモールなどはほとんどが自作モノ。ノーズブラとルーフキャリアなどの機能部品以外はAmazonで入手した汎用パーツを駆使している。

up!のライトSUVモデルであるcross up!と被らないよう絶妙なバランスで仕上げられており、落ち着きがありつつもコミカルな雰囲気が面白い。

軽快なオフスタイルに生まれ変わったフォルクスワーゲン up!。元々がシンプルなだけにバランスを崩さないように仕上げるには相応のセンスが問われるが、ここまでの完成度には驚きを隠せない。

fafaさんのクルマづくりの魅力は、汎用品をさまざまなパーツに変貌させるその応用力にあるだろう。元をたどれば、なんでもまずやってみようと思える好奇心だ。

社外品や専用品を買って取り付けるのも良いが、既製品を使用しても自分の思った通りにはなかなか仕上がらない。fafaさんのup!は、好奇心さえあれば、創意工夫で面白いクルマを作れる！ということを改めて教えてくれた一台だ。

• 日産純正スチールホイール
• スペーサー：F 15mm / R 20mm

• MUDSTAR RADIAL A/T
• 195/65R15

• サスペンション：SACHS 315 375
• スプリング：純正
• スペーサー：cross up!純正（重ねて装着）

• サスペンション：SACHS 315 946
• スプリング：純正
• スペーサー：T5/T6用スプリング下部サスペンションカップ

• ノーズブラ：ドイツ製VW up!専用
• ルーフキャリア：INNO製VW UP用
• ルーフラック：Terzo EA303B
• フェアリング：YAKIMA製（アタッチメント自作）
• ドアアウターハンドルカバー：メッキ剥がし＆チッピング塗装
• ドアプロテクション：粘着付きゴム板ロール（幅5cm、厚3mm、長3m）
• サイドシル：ラバースプレー塗装
• フェンダーモール：粘着付きゴム板ロール（幅3cm）
• リアバンパー：ラバースプレー塗装（部分塗装）
• リアバンパーガードラバープロテクター：汎用品
• バックドアエッジプロテクター：市販クロームモール（幅15mm）
• リアエンブレム：スズキX BEE（X部のみ流用）

• ステアリング：ザ・ビートル純正
• ルームランプ：パサートW8純正（マップランプ、アンビエントライト追加）
• アームレスト：オムテック製（up!専用）
• コンソールライト：up!ノベルティメモクリップ＆100均USB照明
• サンバイザー：POLO純正（バニティミラー内臓）

• エアクリーナー：K&N エアフィルター

• スロットルコントローラー：PPT3（プラグインパワースロットルコントローラー）