2023年10月19日 (更新:2024年01月17日)
ムーヴのリコール一覧と対応方法を解説
あなたのムーヴはリコール対応済み?ムーヴのリコール一覧と対応方法を詳しく解説。ムーヴのオーナーなら一度は確認しておきましょう!
自動車のリコールについて
リコール制度
自動車のリコール制度は規定されている保安基準に適合していない事が判明した場合や適合しなくなる可能性がある場合に、保安基準に適合させるために必要な修理や部品交換を行うことをいいます。
リコールの対策は有料?無料?
自動車メーカーがリコールを実施する際、それは車両に発生した欠陥や問題の修復を目的としています。そのため、その対策は車両の安全性と機能の確保を促進するための一環として無償で提供されます。
リコールの中には重大な事項が含まれる場合もありますのでなるべく早く対策を行ってもらうのがおすすめです。
リコールの確認方法
リコールに関しては重要で早期の対策が必要な場合もあるため、基本的にはメーカーや販売店などから電話やDMが来る場合がほとんどですが、住所変更などによりユーザーに届かない場合もあるので、自動車の購入方法別に確認してみましょう!
メーカー販売店で購入した場合
新車をディーラーで購入した場合やメーカー系の中古車販売店で購入した場合は、店舗側から電話やDMが来る場合が多いようです。この場合は店舗側の指示に従って動けば対策完了までスムーズに進められます。
中古車販売店で購入した場合
一般的な中古車販売点で購入した場合は電話連絡等はなく、車検証に記載の住所へメーカーからDMが届きます。そのため引っ越しを行ったが車検証の住所変更を行っていない場合などはDMが届いていない場合などがありますので注意が必要です。
中古車を購入して間もない時などは前オーナーが対策を実施してもらったか不明なため、車台番号で検索できるメーカーのウェブサイトで確認を行いましょう!
リコール対象だった場合の対応
リコールの対象であった場合は購入方法に関わらず、ディーラーにてリコールの対策を行ってもらえます。
❶ディーラーへ連絡
まずは、DMと車検証を準備して最寄りのディーラーへ連絡を行いましょう!リコールの案内があった旨を伝えれば直ぐに対応してくれます。
❷整備工場の予約
ディーラーへの連絡の際に施行日の予約を行いますが、大型のリコール等の場合は混雑や部品調達に時間がかかるなどの理由で数ヶ月先になることもあるため時間的に余裕のある時期に予約を行いましょう。
また、リコールの内容によっては自動車が預かりとなる場合もあり代車をお願いしたい所ですが、ディーラー側で代車が出る場合はあまり多くないようですので、ディーラーへの交通手段も確認をおすすめします!
❸対策の実施
対策は数十分で終わるものから数日かかるものまで様々。予約時にしっかりスケジュールを確認して対策を行ってもらいましょう!
ここまでリコールに関して確認してきましたので実際に自分のムーヴがリコールに該当するかリコールを一覧にまとめていますので確認してください。
ムーヴLA150型のリコール一覧 14件
2023/6/23
スマートアシスト用カメラが落下して前方視界を妨げるおそれ
・不具合の概要
予防安全機能(スマートアシスト)用カメラにおいて、ウインドシールドガラスへのカメラ固定用ブラケットの接着工程管理が不適切なため、接着力が弱いものがあります。そのため、使用過程で当該ブラケットが剥がれ、最悪の場合、走行中に落下して前方視界を妨げるため、運転者席の基準を満足しないおそれがあります。また、落下したブラケットの端部形状が乗車装置の基準を満足しないおそれがあります。
・対策
カメラブラケットに接着補強材を追加
車台番号 |
---|
LA150S-2033506~LA150S-2059299 |
LA160S-2007940~LA160S-2013139 |
2023/5/26
燃料ポンプが作動不良となり、走行中エンストに至るおそれ
・不具合の概要
燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)において、成形条件が不適切なため、樹脂密度が低くなって、燃料により膨潤して変形することがあります。そのため、インペラがポンプケースと接触して燃料ポンプが作動不良となり、最悪の場合、走行中エンストに至るおそれがあります。
・対策
燃料ポンプを対策品と交換
車台番号 |
---|
LA150S-2016628~LA150S-2029515 |
LA160S-2003965~LA160S-2007119 |
2022/12/23
スマートアシスト用カメラが落下して前方視界を妨げるおそれ
・不具合の概要
予防安全機能(スマートアシスト)用カメラにおいて、ウインドシールドガラスへのカメラ固定用ブラケットの接着工程管理が不適切なため、接着力が弱いものがあります。そのため、使用過程で当該ブラケットが剥がれ、最悪の場合、走行中に落下して前方視界を妨げるため、運転者席の基準を満足しないおそれがあります。また、落下したブラケットの端部形状が乗車装置の基準を満足しないおそれがあります。
・対策
カメラブラケットに接着補強材を追加
車台番号 |
---|
LA150S-0130995~LA150S-0157450 |
LA150S-0170691~LA150S-0182402 |
LA150S-1062888~LA150S-1075142 |
LA150S-2000054~LA150S-2019146 |
LA160S-0030234~LA160S-0036009 |
LA160S-0039024~LA160S-0041744 |
LA160S-1011209~LA160S-1014521 |
LA160S-2000052~LA160S-2004704 |
2022/10/20
スマートアシスト用カメラが落下するおそれ
・不具合の概要
予防安全機能(スマートアシスト)用カメラにおいて、ウインドシールドガラスへのカメラ固定用ブラケットの接着工程管理が不適切なため、接着力が弱いものがあります。そのため、使用過程で当該ブラケットが剥がれ、最悪の場合、走行中に落下するおそれがあります。
・対策
カメラブラケットに接着補強材を追加
車台番号 |
---|
LA150S-0130995~LA150S-0157450 |
LA150S-0170691~LA150S-0182402 |
LA150S-1062888~LA150S-1075142 |
LA150S-2000054~LA150S-2019146 |
LA160S-0030234~LA160S-0036009 |
LA160S-0039024~LA160S-0041744 |
LA160S-1011209~LA160S-1014521 |
LA160S-2000052~LA160S-2004704 |
2021/6/24
燃料ポンプが作動不良となり、走行中エンストに至るおそれ
・不具合の概要
燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)において、成形条件が不適切なため、樹脂密度が低くなって、燃料により膨潤して変形することがあります。そのため、インペラがポンプケースと接触して燃料ポンプが作動不良となり、最悪の場合、走行中エンストに至るおそれがあります。
・対策
燃料ポンプを対策品と交換
車台番号 |
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LA150S-0121012~LA150S-0144180 |
LA150S-0151341~LA150S-0182402 |
LA150S-1058842~LA150S-1068013 |
LA150S-1073602~LA150S-1076822 |
LA150S-2000054~LA150S-2016627 |
LA160S-0028415~LA160S-0033156 |
LA160S-0034766~LA160S-0041744 |
LA160S-1010199~LA160S-1012788 |
LA160S-1013999~LA160S-1015051 |
LA160S-2000052~LA160S-2003964 |
2020/10/15
後輪ブレーキのシューとドラムの自動調整機構が作動しなくなるおそれ
・不具合の概要
後輪ブレーキのシューとドラムの隙間を自動で調整する機構(ストラットセット)において、部品組立時のグリス塗布設備の管理が不適切なため、アジャスタボルトのネジ面のグリス塗布量が不足しているものがあります。そのため、そのままの状態で使用を続けると、ネジ面が錆びて固着し、自動調整機構が作動しなくなるおそれがあります。
・対策
アジャスタボルトを点検し、固着しているものは、ストラットセットを良品に交換。固着していないものは、ネジ面を清掃し、グリスを塗布。
車台番号 |
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LA150S-0132046~LA150S-0154545 |
LA150S-1063169~LA150S-1074456 |
LA160S-0030507~LA160S-0035604 |
LA160S-1011333~LA160S-1014373 |
制動灯及び尾灯が点灯しなくなるおそれ
・不具合の概要
リヤコンビネーションランプにおいて、構成部品の生産管理が不適切なため、樹脂部品の密度が不足しているものがあります。そのため、そのままの状態で使用を続けると、当該部品が熱収縮し、最悪の場合、LED素子が周辺部品との干渉によって破損し、制動灯及び尾灯が点灯しなくなるおそれがあります。
・対策
リヤコンビネーションランプを良品と交換
車台番号 |
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LA150S-0121518~LA150S-0140070 |
LA150S-1059376~LA150S-1065389 |
LA160S-0028528~LA160S-0032228 |
LA160S-1010303~LA160S-1012033 |
2020/3/12
ハンドル操作ができなくなるおそれ
・不具合の概要
ステアリングホイールにおいて、ステアリングコラムとの取付け作業が不適切なため、走行中の操舵等の入力により、取付けナットが緩み、嵌合部にガタが発生するものがあります。そのため、そのままの状態で使用を続けると、ガタが大きくなり、最悪の場合、当該嵌合部が外れ、ハンドル操作ができなくなるおそれがあります。
・対策
ステアリングホイールの取付け状態を点検し、取付けナットを規定トルクで締付け。なお、取付け状態に異常が認められる場合は、ステアリングホイールを正しく取付け。
車台番号 |
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LA150S-2005717~LA150S-2025376 |
LA160S-2001490~LA160S-2006195 |
2019/4/11
ブレーキペダルの操作力が増大し、制動距離が長くなるおそれ
・不具合の概要
カウルルーバーとダッシュパネルの合わせ部の止水処理が不適切なため、雨水等がブレーキブースタに滴下するものがあります。そのため、ブレーキブースタに錆が発生し、そのままの状態で使用を続けると、錆が早期に進行して、最悪の場合、ブレーキブースタに穴があき、ブレーキペダルの操作力が増大し、制動距離が長くなるおそれがあります。
・対策
カウルルーバーとダッシュパネルの合わせ部の止水シールを対策品に交換。また、ブレーキブースタを点検し、錆が進行しているものについては、ブレーキブースタを新品に交換し、錆が進行していないものについては、ブレーキブースタに防錆処理を施します。
車台番号 |
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LA150S-0000063~LA150S-0168835 |
LA150S-1000059~LA150S-1076822 |
LA160S-0000057~LA160S-0038592 |
LA160S-1000053~LA160S-1015051 |
後輪ブレーキのシューとドラムの自動調整機構が作動しなくなるおそれ
・不具合の概要
後輪ブレーキのシューとドラムの隙間を自動で調整する機構(ストラットセット)において、部品組立時のグリス塗布作業が不適切なため、アジャスタボルトのネジ面にグリスが塗布されていないものがあります。そのため、そのままの状態で使用を続けると、ネジ面が錆びて固着し、自動調整機構が作動しなくなるおそれがあります。
・対策
アジャスタボルトを点検し、固着しているものは、ストラットセットを良品に交換。固着していないものは、ネジ面を清掃し、グリスを塗布。
車台番号 |
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LA150S-0108830~LA150S-0118982 |
LA150S-1039972~LA150S-1055864 |
LA160S-0025667~LA160S-0028137 |
LA160S-1006301~LA160S-1009721 |
2016/3/31
駐車ブレーキを保持することが出来なくなるおそれ
・不具合の概要
足踏み式駐車ブレーキにおいて、ブラケットの製造が不適切なため、ブラケットとポールとの隙間が狭いものがあります。そのため、駐車ブレーキ操作時にブラケットとポールの抵抗が大きくなり、最悪の場合、駐車ブレーキを保持することが出来なくなるおそれがあります。
・対策
車ブレーキペダルの製造番号を確認し、該当する車両は当該ペダルを良品と交換
車台番号 |
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LA150S-0029849~LA150S-0032798 |
LA150S-1025818~LA150S-1026404 |
LA160S-0006042~LA160S-0006619 |
LA160S-1005907~LA160S-1005995 |
エンジンが始動できなくなるおそれ
・不具合の概要
プッシュスタート付車のエンジン始動装置(スタータ)において、スタータ作動制御プログラムが不適切なため、プッシュスタートボタンの操作の直後に、シフトをPからNレンジに操作をすると、スタータ内部が焼きつくことがあります。そのため、スタータ内部が固着により異音が発生し、そのまま使用を続けると、最悪の場合、エンジンが始動できなくなるおそれがあります。
・対策
スタータ作動制御プログラムを変更
車台番号 |
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LA150S-0000064~LA150S-0066461 |
LA150S-1000060~LA150S-1031033 |
LA160S-0000057~LA160S-0013775 |
LA160S-1000053~LA160S-1006298 |
2015/10/8
デフロスタが作動しなくなるおそれ
・不具合の概要
ヒューズボックスの製造プログラムが不適切なため、ブロアモータ配線の端子部を逆向きに組み付けたものがあります。そのため、端子の固定が不十分になり端子がこすられて絶縁物質が生成され、最悪の場合、デフロスタが作動しなくなるおそれがあります。
・対策
ヒューズボックスの製造番号を確認し、該当するものにはサブハーネスを追加
車台番号 |
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LA150S-0051149~LA150S-0053948 |
LA150S-1029577~LA150S-1029764 |
LA160S-0010422~LA160S-0011125 |
2015/3/31
制動力が低下するおそれ
・不具合の概要
フロントブレーキキャリパ組付工程の管理が不適切なため、キャリパ取付けボルトの締付けが不十分なものがあります。そのため、そのままの状態で使用を続けると、当該ボルトが緩み、制動時に異音が発生し、最悪の場合、当該ボルトが脱落して、制動力が低下するおそれがあります。
・対策
ボルトを規定トルクで締付け。なお、当該ボルトが脱落している場合は、新品のボルトを取付け
車台番号 |
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LA150S-0000079~LA150S-0020597 |
LA160S-0000077~LA160S-0003928 |
ムーヴLA100型のリコール一覧 4件
2019/4/11
ブレーキペダルの操作力が増大し、制動距離が長くなるおそれ
・不具合の概要
カウルルーバーとダッシュパネルの合わせ部の止水処理が不適切なため、雨水等がブレーキブースタに滴下するものがあります。そのため、ブレーキブースタに錆が発生し、そのままの状態で使用を続けると、錆が早期に進行して、最悪の場合、ブレーキブースタに穴があき、ブレーキペダルの操作力が増大し、制動距離が長くなるおそれがあります。
・対策
カウルルーバーとダッシュパネルの合わせ部の止水シールを対策品に交換。また、ブレーキブースタを点検し、錆が進行しているものについては、ブレーキブースタを新品に交換し、錆が進行していないものについては、ブレーキブースタに防錆処理を施します。
車台番号 |
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LA100S-0000067~LA100S-0300582 |
LA100S-1000055~LA100S-1113384 |
LA110S-0000062~LA110S-0083437 |
2017/3/30
停車時等にエンストして発進できなくなるおそれ
・不具合の概要
自動無段変速機(CVT)のトルクコンバータにおいて、内部ベアリングの製造が不適切なため、摺動面に凹凸があり、使用過程で凹凸により当該ベアリングが異常摩耗して破損することがあります。そのため、ベアリングの破片がトルクコンバータ内部に飛散し、異音が発生し、そのままの状態で使用を続けると、最悪の場合、破片がトルクコンバータ内部に噛み込み、停車時等にエンストして発進できなくなるおそれがあります。
・対策
トルクコンバータを良品と交換
車台番号 |
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LA100S-0274437~LA100S-0281469 |
LA100S-1041583~LA100S-1067534 |
LA110S-0062008~LA110S-0069341 |
2015/3/31
制動力が低下するおそれ
・不具合の概要
フロントブレーキキャリパ組付工程の管理が不適切なため、キャリパ取付けボルトの締付けが不十分なものがあります。そのため、そのままの状態で使用を続けると、当該ボルトが緩み、制動時に異音が発生し、最悪の場合、当該ボルトが脱落して、制動力が低下するおそれがあります。
・対策
ボルトを規定トルクで締付けます。なお、当該ボルトが脱落している場合は、新品のボルトを取付け
車台番号 |
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LA100S-0299918~LA100S-0300405 |
LA110S-0082436~LA110S-0082825 |
2013/1/25
制動力が低下するおそれ
・不具合の概要
ブレーキアクチュエータにおいて、シールリングに誤品を組付けたものがあります。そのため、当該シール部よりブレーキアクチュエータ内にブレーキ液が漏れて警告灯が点灯し、そのまま使用を続けると、最悪の場合、制動力が低下するおそれがあります。
・対策
ブレーキアクチュエータを良品と交換すると共に、これに接続する電気配線のコネクタ部を点検し、ブレーキ液の付着が認められた場合は、電気配線を新品と交換
車台番号 |
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LA100S-0191261~LA100S-0192693 |
LA110S-0036238~LA110S-0036332 |
リコール対応は早めがおすすめ!
ある日突然知ることになるリコールはオーナーとしては欲しくないお知らせですが、安全に乗り続けれるためにはなるべく早く対策を行ってもらう必要があります。この記事ではリコールを知ってから実施までも含め解説してきましたので、リコールについて初めて知った方などはこれを機会に是非一度調べる事をおすすめします。
CARTUNEではリコールに関する投稿などもムーヴオーナーから寄せられていますのでオーナーの投稿も是非御覧ください。