2022年02月23日 (更新:2024年02月29日)
高品質なガレージジャッキ、フロアジャッキのおすすめ人気3選!
DIY整備で活躍するガレージジャッキ。今回はガレージジャッキの選び方とおすすめの人気ガレージジャッキを紹介します。
ジャッキの種類と特徴
パンタジャッキ・シザースジャッキ
パンタジャッキ(シザースジャッキ)は、純正のジャッキとして車に標準装備されることが多く、主にタイヤ交換に使用するジャッキです。折りたたみ機構によって収納時のコンパクトさと必要十分なリフト量を兼ね備えており、構造が単純なため軽量なのもポイント。ほとんどのパンタジャッキでは、ジャッキアップは付属のレバーを回転させて行います(一部油圧アリ)。しかしこのレバーの操作にはある程度の力が必要。タイヤ交換など年に数回の作業なら我慢できますが、頻繁にジャッキアップしたい方には向きません。
ガレージジャッキ・フロアジャッキ
ガレージジャッキ(フロアジャッキ)は、頻繁にジャッキアップを行うシーンで使用されるジャッキです。大型かつ重量があるため持ち歩きは難しいですが、高いリフト量と最大荷重を備えており2輪同時にジャッキアップすることも可能です。ガレージジャッキは油圧を使用しており、レバーを上下に動かしてジャッキアップします。
今回はこのガレージジャッキについて詳しく解説します。
ガレージジャッキの選び方
今回はガレージジャッキ(フロアジャッキ)の選び方を解説。選ぶときに注意すべきポイントは以下の5つです。
- 最大荷重
- 最低地上高
- 最大リフト量
- 本体重量
- ダブルピストンタイプ
- ジャッキポイントアダプター
ガレージジャッキの最大荷重
最大荷重(荷重重量)とは、そのジャッキで持ち上げられる最大の重さを表しています。車検証で愛車の車両重量をチェックし、それよりも大きい最大荷重のスペックをもつガレージジャッキを購入するようにしましょう。例えば車両重量が1,500kgの車の場合は、最大荷重が2トン以上のガレージジャッキが適切です。ガレージジャッキが車の負荷に負けてしまうと内部の弁が作動し、持ち上げることすらできません。
ガレージジャッキの最低地上高
最低地上高とは、ジャッキをもっとも下げた状態でのサドルの高さのことです。車高が低かったりエアロを装着している車は、ボディやシャシー下にガレージジャッキが当たってしまい使用できないことがあります。愛車のボディやジャッキアップポイントの高さを測っておき、ボディや下回りに干渉しないジャッキを購入しましょう。低い車のために、サドルが低い低床タイプのローダウンジャッキも存在します。
ガレージジャッキの最大地上高
最大地上高とは、ジャッキをもっとも上げた状態でのサドルの高さのことです。ガレージジャッキで持ち上げたあと車体下にリジットラックという支えを差し込みますが、最大リフト量が低いとリジットラックが入らない可能性があります。最大リフト時に手持ちのリジットラックが車体下に入るかどうか、入らない場合はラックの買い替えも視野に入れておきましょう。
ガレージジャッキの本体重量
ガレージジャッキは通常スチール製ですが、近年では軽量なアルミ製のガレージジャッキが販売されています。アルミ製ガレージジャッキは取り回しが軽く、ルックスも良いためDIYにもってこい。少々高価ですが検討してみる価値があります。
ダブルピストンのガレージジャッキもある
ガレージジャッキのレバーには油圧ピストンが繋がっており、レバーを操作しピストンを動かすことで作動油をシリンダーに送りジャッキアップします。ガレージジャッキの中にはこのピストンが2個ついているダブルピストンタイプがあり、ダブルピストンタイプは少しのレバー操作で多くの作動油を送ることができるため素早くジャッキアップが可能です。
ジャッキポイント用のアダプターが必要
タイヤ交換のときに使用するドア下のジャッキポイント。ここにガレージジャッキを噛ませてジャッキアップするには専用のアダプターが必要になります。ジャッキポイントの鉄板を曲げてしまわないよう、深い溝のついたアダプターを別途購入して作業するようにしましょう。
おすすめの人気ガレージジャッキ
ガレージジャッキの中には短期間で故障するような危険な商品もあるため、購入には注意が必要です。今回は実際に使用したCARTUNEユーザーの投稿やレビューを参考に、これならオススメできるという商品を3つチョイスしました。
メルテック 車用 油圧フロアージャッキ 2t コンパクト
とにかく安価にガレージジャッキを手に入れたいという方におすすめ。最大荷重は2トンとなっておりミドルクラスのセダンやミニバンあたりまでジャッキアップが可能です。サドルの最低地上高は135mmと少々高く、最大地上高は340mmと低め。DIY整備というよりはタイヤ交換をスマートに行いたいという方に向いているジャッキです。
BAL (大橋産業) 油圧式 フロアジャッキ 最大荷重2.5t
もっともポピュラーなガレージジャッキがこちら。安心の国内メーカー品で品質は抜群。最大荷重は2.5トンでほとんどの車種をジャッキアップ可能です。サドルの最低地上高は125mm、最大地上高は410mmとなっておりリフト量も十分。リジットラックも問題なく使用できます。
ARCAN(アルカン) 3t スチール/アルミニウム ハイブリッド ジャッキ HJ3000JP

言わずと知れたアルミ製軽量ガレージジャッキの定番、ARCAN。低床タイプ、最大荷重3トン、ダブルピストンという良いとこ取りスペックで、多くのユーザーに愛されています。アームの長さを活かすことで、最低地上高101.6mm、最大地上高はなんと470mmものハイリフトが可能。サドル面積が広くジャッキポイントをしっかりと捉えることができるため作業効率が向上します。見た目のスタイリッシュさも魅力です。
ガレージジャッキでDIYがはかどる
ガレージジャッキは大型かつ高額なため購入を躊躇する方も多いですが、一度使うと早く買っておかなかったことを後悔するはず。この機会に手に入れて整備の幅を広げてみてはいかがでしょうか。
ガレージジャッキの中には、数回の使用で油漏れを起こして使えなくなってしまうものも散見されます。購入の際はレビューなども参考にし、ベストな選択ができるよう比較検討を行うようにしましょう。