2021年01月03日 (更新:2022年08月04日)
この組み合わせはズルい!ジェイドとモデル6のコラボレーションが渋かっこいい!【ジェイドオフ】
ヨコハマのモデル6を履きこなし、90'sのスポーツカーの雰囲気すら漂うジェイド。話を伺うと、やっぱり当時も...。シンプルなのに個性を感じるカスタムも必見です!
愛車&オーナー情報
- 車種:ホンダ ジェイド RS
- 年式:2018年(平成30年)
- 走行距離:36,000km
- ボディカラー:NH731P クリスタルブラックパール
- オーナー:CROSS kj
- 所有年数:1年3ヶ月
ジェイドxスポーツホイール
以前オレンジMTで取材させていただいたジェイドもそうだが、ジェイドにスポーツホイールは本当にかっこいい組み合わせだと思う。
CROSS kjさんがチョイスしたホイールは、YOKOHAMAのAVS MODEL 6。もう20年以上前に発売されたホイールだ。実はオーナーは過去にスカイラインGT-R BNR32に乗られていて、その時に白のMODEL 6を履かせていたそう。そこでスポーティなジェイドに再び履かせたくなり、探して購入されたとのこと。
サイズはフロントが18x8.0J+40に10mmのワイトレ、リアは18x9.0J+35に5mmスペーサーをセット。脚はBLITZのDAMPER ZZ-R DSCでローダウンしているが、爪は一切無加工で干渉もなく日常でも安心だ。
それにしても、非常にコンディションの良いMODEL6である。これほど綺麗なものは中々出てこなさそうだ。
もともとシルバーのホイールを履いていて、「ゴールドはどうだろう...」と初めは心配していたそうだが、杞憂に過ぎなかった。黒でシンプルにまとめられたボディに映えるゴールドのホイールは良いコントラストとなり、70年代のLOTUSを彷彿とさせる。
全体を引き締める小技
ボディが黒だと、クリアレンズやメッキのパーツが普段よりも明るく見える。そこでヘッドライトレンズやテールのクリア部分にスモークのフィルムを貼り付け、全体に締まりを出している。
驚いたのは、リアのメッキエンブレムにも同様の加工が施されていること。フロント側の表面が平らなエンブレムならともかく、リアのエンブレムは立体。手先がよほど器用でなければこんなに綺麗に貼り付けられないだろう。
これらが濃すぎないライトスモークでまとめられているのでやりすぎ感がなく、純正然とした仕上がりとなっている。
シンプルかつオリジナリティのある外装
外装はジェイドの個性を生かしたスポーティなパーツが選択されている。フロントリップにはV-VISIONのリップスポイラーを装着し、さりげなくボリュームをアップ。サイドフラップとの繋がりも良い感じだ。
サイドはクラフテックの汎用サイドフラップをベースに、別の汎用カナードを加工して組み合わせたオリジナルアイテム。まるでもともとこのようなデザインだったような完成度の高さだ。
スポーティさを感じられるエアロパーツによって、足元のMODEL6をさらに引き立てているようにも感じられる。
リアのエアロは純正だが、4本出しのマフラーが目に留まる。実はコレ、ベースは無限のマフラー。本来なら左右1本ずつの2本出しのところ、テール部を一度切断。2本出しのマフラーカッターを溶接加工し、ホースバンド等も用いてオリジナルの4本出しへと作り上げられているのだ。
当初周りのジェイドオーナーからは「もったいない!」といった声をはじめ賛否両論だったそうだが、人と被らない仕様を求めて加工を決行。ジェイドは純正ではマフラーがほぼ見えないこともあって、唯一無二のリアビューとなった。
カスタムの本質
今回紹介したジェイドは、個性を出しながらも非常にまとまりのある完成度の高い1台だと感じた。MODEL6のインパクトはもちろんなのだが、例えば上の”JADE”のロゴなんかも、さりげなく純正とは異なる仕様になっている。でも純正と言われれば信じてしまいそうだ。
パーツの選択肢がなくても、カスタム箇所がそれほど多くなくても、十分個性を出してカスタムを楽しめる、そんなカスタムの本質を再認識させてくれたオーナーと愛車に感謝したい。
- オーナーのマイガレージ
- 取材イベント:2020年12月 ジェイドオフ
ギャラリー
(photo:CARTUNE運営 Hiroki)