2019年08月15日
ジムニーMT論者に異議あり!ジムニーのオートマ車の良さをご紹介します!
ジムニーといえばオフロード。5速で小気味よくシフトチェンジして、悪路をカッコよく走破するのが魅力であり、また最大の醍醐味でもあります。このようにMTミッションでの操縦が注目されがちですが、ATジムニーだって街乗りから山や砂浜だって楽しめるんです。今回は、ジムニーのATミッションの魅力を紹介していきます。
ジムニーはMTが良い?
最近では免許がAT限定の方も多く、ジムニーに乗ってオフロードを走りたいけどMTじゃないと…と思い躊躇してしまっている方もいるかもしれません。
ジムニーにはATも設定されており、林道や雪道でもアクセルを踏み込むだけでガンガン走破することは可能です。
通常は後輪駆動のジムニーですが、必要な時には四輪駆動にできるパートタイム4WDを搭載。スイッチひとつで街乗りは2WD、悪路は4WDと使い分けることができます。
しかも、前輪が滑った時だけに後輪が作動する簡易的なものではなく、急斜面や岩場のようなパワーが必要な場面で4WD-Lに切り替えられるため、ATでも十分すぎる力を発揮。可愛い見た目に反して、本格的なオフロードコースを走ることが可能です。
オートマのメリット!
新型ジムニーには、スズキセーフティサポートの誤発進抑制機能を標準装備。アクセルとブレーキの踏みまちがいに対応しています。停車や徐行中にアクセルを踏むと最長5秒間エンジンの出力が制御され、踏み間違えによる急発進や衝突を防ぐことが可能になりました。
ATのリスクである急発進に対しての安全対策がとられているジムニーのAT車は、他にどのようなメリットがあるのでしょうか。
オートマは程度にバラつきが少ない
中古車でMT車を購入する場合の不安要素の一つが、「前のオーナーがどのようにクルマを扱っていたのか」ということです。例えばクラッチペダルに足を乗せる癖がある人の場合、クラッチ板を押し付けるダイヤフラムスプリングを押さえ続けることになり、ずっと半クラッチ状態なのでクラッチ板が減っている可能性も。
使い方や発進、変速回数により摩耗していくクラッチ板は消耗部品です。高回転でクラッチをつなぐなどの粗いチェンジ操作を行っていた車は、焼き付きや滑るなどの故障を引き起こす可能性も否定できません。
しかしAT車なら機械的な故障はあっても、前に乗っていた人の癖によって左右されることが少ないので、中古車選びも安心度が増すでしょう。
オートマはメンテナンスフリー
MT車にはつきもののクラッチの交換。クラッチカバー、クラッチディスク、トーションスプリングは劣化による寿命が訪れます。交換の目安は5万キロ。
それに対してオートマティックトランスミッションが故障する主な原因は、トランスミッション自体の寿命によることが大きいといわれています。MTのような速いスパンでの寿命ではなく15万キロ、20万キロと走行距離が長くなることで起こる故障はどうしても避けられません。
言い換えると走行距離が少ない車であれば、ATミッションの故障は避けられる可能性が高くなるということ。質の良い中古車を見つければ、長い期間メンテナンスフリーで安心して乗ることができますね。
オートマはエンストの心配がない
急な上り坂などでクルマを発進させる際、MT車ならエンストのリスクがあります。AT車の場合エンストの心配がないため、クラッチ操作に気をとられることなく、ハンドル操作に集中することができます。
悪路を走行する際は低速走行となるシーンが多いので、MT車なら半クラッチを多用し、同時にシフト操作が忙しくなります。しかし、ATならアクセル調整のみ。シンプルにクルマの操作を行うことができます。実は競技においても、海外のクロカン大会入賞者はAT車が多いのです。
オートマは中古市場で割安
頑丈で小回りが利き、車高も高く4WDで働きもの、その上維持費も安い。洪水などの災害が多くなったり、SUVブームなどの煽りをうけ、ジムニーは普段使いにも遊び用としても非常に人気車種となっており、中古車価格も決して安くはありません。
ジムニーといえば圧倒的にMT論者が多いので、中古車もMT車が高くなる傾向があるのに比べ、AT車はどちらかというと不人気車となるため、比較的安い価格で入手できます。ATジムニーが気になっている方は、この機会に調べてみてはいかがでしょうか?
オートマ ジムニーのまとめ
オフロードはMT車で、カッコよく走破する。そんな心意気のある人はガンガン攻めた走りができるでしょう。でもAT車限定の免許だって、MT車に自信のない人だって、ジムニーに乗って悪路走を楽しむことができます。
2ペダルの操作を楽しんだり、ハンドル操作を楽しむなど、AT車ならではの楽しみ方があるはず。AT車のジムニーでクロカンを楽しんでみてはいかがですか?