2019年07月10日 (更新:2020年07月13日)
2019年おすすめ小型乗用車10選!
今回は、当編集部が厳選させていただいた2019年おススメ小型乗用車を10種ご紹介します。走行性能に優れたものから快適性・実用性に長けたものなど、あらゆる観点から魅力となるポイントを挙げながらご紹介します。
この記事の目次
小型乗用車の条件とは?
今回ご紹介する「小型乗用車」とは、全長4.7m、全幅1.7m、全高2.0m以下のいわゆる「5ナンバーサイズ(7ナンバーサイズ)」と呼ばれるもので、総排気量が2000cc以下のガソリン仕様・自家用車として登録されるものを指します。
「小型乗用車」という名前に馴染みはない方でも、「コンパクトカー」と呼ばれる車を見たり聞いたりしたことがあるかもしれません。
近年では、ハイブリッド仕様車や低燃費走行に優れたものが多数登場しており、現状最も需要のあるカテゴリの1つであるといっても過言ではないでしょう。
今回は数ある小型乗用車の中から、外観や内装デザイン、積載能力等の実用性、エンジンスペックやユーザーからの走行性能のレビューなどを総合して、当編集部が10車種厳選させていただきました。
おススメクルマ10選
トヨタ・ヴィッツ
トヨタ・ヴィッツは1999年に初代が発売されて以来、「国産コンパクトカー」のシンボル的存在として現在も活躍中の人気車両です。取り回しの効くコンパクトなボディを持ちつつも大人5人が悠々とくつろげる室内空間、車重の軽さから得られる燃費性能の良さが持ち味ですが、最も特筆すべきはその内容の車が手ごろな価格で手に入るというところにあるかもしれません。
ヴィッツは発売されてから多くのユーザーに愛され、「コンパクトカーの火付け役」とも言われるほどの爆発的ヒットを誇っています。
おススメのポイント
ヴィッツは2010年のフルモデルチェンジによって3代目となりました。おススメできるポイントはそのラインナップの広さにあります。1.0L~1.5Lのガソリン仕様に加え1.5L+モーター駆動のハイブリッド仕様が用意されており、さらにはMTのスポーツモデル「GR SPORT」シリーズまで、様々なニーズに対応。ボディーカラーが15色以上の中から選べるという点にも注目です。
そしてヴィッツには、トヨタの最新安全技術「Toyota Safety Sense C」が搭載されています。「衝突軽減装置」「車線はみ出し警告」などの安全装置が標準装備となっており、事故防止・衝撃軽減技術ともに信頼できる性能なので、運転に自信がない方でも安心ですね。
ホンダ・フィット
ホンダ・フィットはトヨタ・ヴィッツの対抗馬と評されていると同時に、現代のコンパクトカーを代表する車となっています。元々ホンダのコンパクトカーには「シビック」「シティ」「ロゴ」などが存在していましたが、売れ行き不調などによって徐々に低迷していきました。
その中で、満を持して登場したコンパクトハッチバックカー・フィットは瞬く間に人気となり、今では「ホンダのコンパクトカーといえばフィット」といわれるまでの成長を遂げたといえるでしょう。
おススメのポイント
2013年に発売された3代目フィットは、パワートレインやプラットフォームが一新され、コンパクトさを維持しつつも、今までのものとは一線を画す異次元の走りを実現しました。エクステリアは鋭いデザインが特徴的で、見た目からもスポーティーさを感じられます。
また、フィットは燃費性能に特化しており、ガソリン仕様で26.0km/L、ハイブリッド仕様では驚異の36.4 km/Lを記録。ボディカラーは鮮やかな青が映える「ブリリアントスポーティブルー・メタリック」や、淡い紫が印象的な「ルージュアメジスト・メタリック」など、全8色の中から選べます。
ホンダ・フリード
フリードはフィットと同じく、ホンダから発売されている5ナンバーサイズの車です。ボディタイプの分類は「ミニバン」となるフリードですが、ミニバンとされながらも5ナンバーサイズに収められた、稀少な存在の車として人気があります。
ラインナップは7人乗り仕様の「フリード」に加え、広大な積載量を誇る5人乗り仕様「フリードプラス」があります。気になる燃費ですが、ハイブリッド仕様の「フリード ハイブリッド」においては最高27.2km/L、通常のガソリン仕様車でも最高19.0km/Lと優れています。
おススメのポイント
誰もが使いやすい「ちょうどいいクルマ」をスタンスに開発されたフリードは、「ミニバンは大きすぎる」「コンパクトカーや軽自動車だと狭い」と感じるユーザーにおススメの一台です。また、ミリ波レーダーによる安全装置「Honda SENSING」搭載により、アダプティブ・クルーズ・コントロールや「車線維持支援システム」といった最新技術がが盛り込まれているため、安心して運転することができます。
さらに、フリードは視野性に配慮した三角窓を採用したことによって、運転席からの視界が抜群に良いということもポイントのひとつに挙げることができます。
日産・ノート
日産・ノートは2018年度の小型乗用車市場において、爆発的に売れた車といえます。ここ数年で急激に販売台数が増してきている最大の理由は、日産が独自に開発したハイブリッドシステムを搭載した「ノート e-POWER」の登場でしょう。
エンジンから生み出された電力をバッテリーに蓄電した後、駆動用モーターへと伝達する画期的なシステムにより、最高燃費37.2km/Lという驚異的な燃費性能を実現。2013年には、高い技術や独自性を誇る国産車に贈られるRJCカー・オブ・ザ・イヤーを受賞しました。
おススメのポイント
2019年現在は2代目ノートが販売されています。先述したハイブリッド仕様「ノート e-POWER」にも注目ですが、その他にも様々なグレードが用意されています。
本革が使われた豪華な内装と最新の安全装備が充実の「MEDALIST」、スーパーチャージャーを搭載した「DIG-S」シリーズ、さらに最低地上高を高めSUV風に仕上げた「X シーギア」など、多彩なラインナップがあります。中でも、エンジンの改良だけではなく、ボディ補強や専用パーツでのチューニングが施された「NISMO(ニスモ)」シリーズが人気となっており、おススメです。
マツダ・デミオ
マツダ・デミオはコンパクトカーとして長い歴史をもち、同じコンパクトカークラスの中でも人気が高いです。3代目のデミオからはマツダが掲げる「ドライバーと車の人馬一体」をコンセプトに、ドライバーがいかに気持ちよく走れるかに重きが置かれました。
燃焼機関やドライブトレインなど、車の構造を一から見直し開発が為された「スカイアクティブ・テクノロジー」によって、気持ちの良い加速とストレスフリーな走りを味わえることでしょう。
おススメのポイント
2014年に登場した4代目のデミオは、よりスタイリッシュなエクステリアと、搭乗者が快適に過ごせる車内環境が魅力的。「MAZDA CONNECT(マツダコネクト)」と呼ばれるシステムにより、車両情報の確認やオーディオ操作、さらにはハンズフリー通話などを統括して操作できるようになり、さらに便利になりました。
また、ガソリンエンジンよりも経済的で加速力に優れたディーゼルエンジン仕様も用意されており、国産コンパクトカーの中で唯一のディーゼル仕様が選べる車種となっています。
スズキ・スイフト
スズキといえば、「ワゴンR」「ジムニー」「アルト」など、数多くの軽自動車を生み出してきたことで知られていますが、この「スイフト」も長い歴史を持つ人気のコンパクトカーといえるでしょう。
スイフトは元々クロスオーバータイプの小型SUV車として誕生しましたが、時代の流れに合わせて様々な変化や進化を遂げながら、スズキを代表する人気コンパクトカーへと成長していきました。
おススメのポイント
2016年に発売された現行の4代目スイフトには、スズキが独自に開発した技術「マイルドハイブリッド」が装備されています。これは減速時に得たエネルギー(電力)を一時的に蓄えて、エアコンやアクセサリー等を使用する際に用いるという仕組み。
そのため、通常のガソリン仕様車と比べて燃費性能が向上します。またスポーツモデルの「スイフトスポーツ」も非常に人気があり、おすすめです。
ダイハツ・トール
ダイハツ・トールは2016年に登場したばかりのニューフェイス。コンパクトカー扱いですが、全高を規制ぎりぎりまで高くしたトールワゴン型のクルマです。そのため、他のコンパクトカーと比べた際の車内の広さはケタ違い。
ちなみにこの車両をベースにし他社供給(OEM)された「トヨタ・ルーミー(タンク)」「スバル・ジャスティ」も同型車種として人気があります。
おススメのポイント
同社が生産する「ムーヴ」「タント」のような高い車高の車がコンセプトであるため、車内環境の良さが優れています。車高が高いクルマは剛性が優れているという特徴があるため、コーナリング時にロールしにくく、しっかりとした走りを味わえることでしょう。
また、直列3気筒1.0Lターボ仕様のエンジンは1.5L自然吸気と同等の性能を誇り、力強い加速を感じられるということも魅力的ですね。
スズキ・クロスビー
スズキ・クロスビーは2014年に登場した同社の大ヒットクロスオーバーSUV「ハスラー」を彷彿とさせるような出で立ちのコンパクトカー。ハスラーと雰囲気は似ているものの、中身は全くの別物となっているため、注意が必要。
エンジンは直列3気筒ターボにスズキの「マイルドハイブリッド」が組み合わさっており、JC08モード燃費消費率で最高22.0km/Lを叩き出しています。
おススメのポイント
おすすめポイントは、何といっても遊び心溢れるエクステリアでしょう。ハスラーのようなSUVらしさと、コンパクトカーの乗り味を両立させている個性的な車は他にありません。
また、4WD仕様車の場合は、スズキ自慢の四輪制御技術が利用されている悪路走破力向上モード、加速性能を高めるスポーツモードなどが搭載され、通常時よりもさらにSUVに似た操作性を体験できることでしょう。
トヨタ・カローラスポーツ
カローラスポーツは、トヨタの看板的存在であった「カローラ」が、新モデルとなって2018年に登場した車です。目を引く斬新なエクステリアは、まさにスポーツカーを彷彿とさせるようなデザイン。エンジンは1.8Lハイブリッド仕様に加え、近年流行しているダウンサイジングターボ仕様の1.2Lターボの2タイプが用意されています。
おススメのポイント
カローラスポーツは歴代カローラとは異なり、若年層をターゲットにしたスポーティーなデザインに生まれ変わりました。6MT仕様車には「インテリジェントマニュアルトランスミッション(iMT)」と呼ばれるシステムが導入されています。
このシステムは、ドライバーのシフト操作やクラッチのタイミングをコンピュータが計算・制御し、最適なエンジン回転数にあげることでシフトショックが少なくなるという機能です。これにより、初めてMT車に乗る方でも運転しやすく、扱いやすくおススメです。
トヨタ・アクア
トヨタ・アクアは、同社の代表的なハイブリッドカー・プリウスと並ぶ、コンパクト型のハイブリッドカー。そのハイブリッドシステムはプリウスで使われているシステムをさらに小型・凝縮化したもので、空力抵抗の少ない小型ボディとうまく融合することに成功しています。
それによって1100kg以下という軽い車重を実現するだけでなく、国産コンパクトカーの中でもずば抜けた燃費性能を実現しました。
おススメのポイント
先述の通り、アクアは最高燃費38.0km/Lというずば抜けた燃費性能を誇っています。愛らしいエクステリアにコンパクトカーらしい取り回しやすさ、老若男女問わず受け入れやすいカラフルなボディカラーにお手頃な価格など、コンパクトカーの魅力全てがこの車にはあるといえるでしょう。
また派生モデルとして、SUVチックなエクステリアが特徴な「Crossover」やスポーティでユーロテイストを感じさせる「GR SPORT」なども用意されています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?当編集部が厳選した、2019年における個性的で取り回しやすい、おすすめのコンパクトカーをご紹介させていただきました。今回は当編集部が魅力的であると判断した国産車を中心に挙げましたが、この他にも魅力的な国産コンパクトカー、また輸入車コンパクトカーはたくさんあります。
今回ご紹介した車種の他にも、もし気になる車種がございましたら、ぜひ一度ご自身でチェックしてみてはいかがでしょうか?