2019年06月18日 (更新:2024年08月21日)
車で100V電源が使える車用インバーターの選び方を解説!
アウトドアのいちジャンルとして人気を博している車中泊。近年、度重なる災害によって、プライベート空間を確保できる避難場所としても注目を集めています。車中泊をする際に車内に常備しておきたいグッズが車載用インバーターです。車載用インバーターは今や車内に欠かせない便利・防災グッズとなっています。今回はそんな車載用インバーターの中で、自信をもっておすすめできる製品を5種類ピックアップしました。
インバーターってなに?
近年、車載用として人気が高まっているインバーター。そもそもインバーターとはいったいどのようなグッズなのでしょうか。インバーターはAC(交流電気)もしくはDC(直流電気)から、異なる周波数を交流させる装置のことです。
車載用インバーターは、一般的に普及している車用バッテリーのDC12Vを家庭用のAC100Vに変換して、家電などを車内でも使用できるようにする装置のこと。シガーソケットに差し込んで使用するのが一般的です。
車載用インバーターを導入することで、車内でパソコンやスマートフォンなどを充電したり、扇風機や炊飯器などの家電を使ったりすることができるようになります。近年注目を集めている車中泊を楽しむ人にとっては欠かせないアイテムです。
人によっては必要性を感じないグッズかもしれませんが、実は車載用インバーターは災害時など、いざというときにとても役に立ちます。常に車内に積載していても損はありません。次はそんな車載用インバーターの選び方について、わかりやすくお伝えしていきます。
インバーターの選び方は?
ひと括りに車載用インバーターといっても、カー用品店やネットショップでは様々な車載用インバーターが販売されています。W(ワット)数や電圧の違い、インバーターに備わっているコンセントの数などは製品によって様々です。
そのため、どんな車載用インバーターを選べばいいのかわからない人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、車載用インバーター選びのポイントを余すことなくお伝えしたいと思います。車載用インバーターの購入を考えている人は参考にしてください。
W(ワット)数で選ぶ
車載用のインバーターを選ぶときに、最も気をつけておきたいところがW(ワット)数です。車載用インバーターは30Wなどの低出力のものから、1500Wといった高出力のものまで、多種多様な製品が販売されています。
あなたが車内もしくは車外付近で使用する家電のW(ワット)数を調べてみてください。パソコンやスマートフォンの充電などが中心であれば低出力のインバーターを、ドライヤーなど消費電力の大きい家電を使う場合は高出力のインバーターを選択しましょう。
以下の表に家電ごとのおおよその消費電力をまとめてみました。あなたが車内もしくは車外付近で使用したい家電のW(ワット)数に対応する、車載用インバーターを購入してください。
家電 | 消費電力 | 家電 | 消費電力 |
---|---|---|---|
スマートフォン充電 | 10~20W | ホットカーペット | 600W |
パソコン充電 | 50~100W | 冷蔵庫 | 150~600W |
液晶テレビ | 200~400W | トースター | 1000W |
炊飯器 | 300~700W | ドライヤー | 700~1200W |
洗濯機 | 500W | 電子レンジ | 1000~1300W |
車載用インバーターを充電設備として用いるのであれば、比較的低出力なインバーターでも事足りると思います。しかし、冷蔵庫やドライヤーなどの家電を用いるのであれば、低出力のインバーターでは間に合いません。
コンセントの数で選ぶ
いざ車載用インバーターを導入したとしても、コンセントやUSBポートの数が少ないと複数の家電を同時使用することができず、不便に感じてしまうかもしれません。あらかじめ複数のコンセントやUSBポートが備わった車載用インバーターを購入すれば、あなたのカーライフの可能性が大きく広がること間違いなしです。
おすすめのインバーターはこれだ!
最後に、様々なW(ワット)数の車載用インバーターや複数のコンセント・USBポートが備わったインバーターを、いくつかピックアップして紹介したいと思います。車中泊をする機会が多い人や災害などの緊急時に備えておきたい人はぜひチェックしてください。
BESTEK カーインバーター 300W
まず初めに紹介するおすすめ車載用インバーターがBESTECHの製品です。こちらの製品は、世界中の大手通販サイトにてランキング第1位を長期間独占している人気製品になります。いい意味でインバーターらしくない鮮やかなカラーリングが魅力的です。
USBポート×2、ACコンセント×2が備わっています。最大300Wに対応しているため、車内もしくは車外付近の充電設備としては申し分ありません。車中泊や緊急時の常備グッズとしてだけでなく、長距離ドライブの便利グッズとしても大いに役立つでしょう。
独自開発のスマートファンは優れた冷却性能によって安全性を確保すると共に、ノイズを抑制してインバーター動作時でも静かな車内空間を実現します。車載用インバーター選びに迷ったらコレ!と言っても過言ではないほど魅力的な製品です。リーズナブルな価格を実現しているところも嬉しいポイントですね。
LST 200W カーインバーター
![](http://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/projectc-intensity/cabinet/projectc_0003/b079dr7z4300.jpg?_ex=300x300)
続いて紹介するおすすめ車載用インバーターがLSTのインバーターです。こちらの製品は、定格出力200W・最大出力250Wと低出力ですが、USBポートが4口も備わっている利便性の高い車載インバーターとなっています。スマートフォンの充電設備として最適です。
さらに、ACコンセントも2口備わっています。低出力なので使用できる家電は限られていますが、ACコンセントが2口もあれば万が一の時に役立ってくれるはず。放熱性を追求したデザイン設計になっているため、インバーター本体が高温になることもなく安心です。
このインバーターは通電時、バッテリー電圧をインバーター本体のディスプレイ部に表示します。LEDライトも備わっているため、バッテリーの状態に問題がないか、インバーター本体が正常に作動しているかどうかをひと目で把握できる親切設計です。
低出力な分、リーズナブルな価格で購入することが可能です。
EDECOA インバーター 1500W
続いて紹介するおすすめ車載用インバーターがEDECOAのインバーターです。上記で紹介した3種類のインバーターはすべて低出力かつ小型の製品でした。しかし、この製品は、定格出力1500W・最大出力3000Wにも到達する高出力の大型インバーターとなっています。
インバーター本体にはACコンセント3口が備わっているため、利便性は抜群です。スマートフォンやPCの充電設備としてはやや大きすぎる点も否めませんが、一般的な家電を問題なく使用できてしまう大型インバーターならではの魅力が備わっています。
日常での頻繁な使用にはあまり向いていませんが、車中泊や災害などの緊急時は重宝することでしょう。多数の保護機能が備わっているため、安全性も問題ありません。
IpowerBingo インバーター 1000W
![](http://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/joyfultown/cabinet/r_2023061921/10049469_1.jpg?_ex=300x300)
最後に紹介するおすすめ車載用インバーターがIpowerBingoの製品です。こちらも先述したインバーターと同様、定格出力1000W・最大出力2000Wを実現している大型インバーターとなっています。インバーター本体に備わっているのは、ACコンセント2口とUSBポート2口です。
高出力の車載用インバーターとしては軽量コンパクトなため、持ち運びに便利なサイズ感となっています。そういった意味では低出力インバーターと高出力インバーターのちょうど中間に位置している車載用インバーターです。
6種類の保護装置によって、安全性はきちんと確保されています。インバーター本体に内蔵されている冷却ファンによって、インバーター本体が高温に達することもなく安心です。機能性やサイズ、価格などトータルバランスに秀でた車載用インバーターです。
作業用なので常時使う訳ではありませんが、常時1500W~出るだけの高出力モード使うので、長持ちはしません。 そこそこ動かしたらぶっ飛ぶ運命。某有名国産メーカーの20万円する奴もぶっ飛ぶような使い方をするので、どれを使っても何年かで壊れると諦めて安めの物を買い替えてます。
ハイブリッド車は補助金で取付けられる?
補助金でインバーターが取付けられるとはどういうことなのでしょうか?
条件は限られるのですが確認出来た豊田市の制度では上限5万円でハイブリッドカー等であれば外部に給電が可能なインバーターの取付けに掛かる費用が災害対策費として補助の対象となっています。もちろん補助金ですので条件の設定が複数あるのですが、ハイブリッド車に乗っているオーナーには朗報です。
豊田市以外でも自治体によっては同様の制度が実施されているかもしれないので、ハイブリッド車でカーインバーターの取付けを考えている方は自治体や行きつけの自動車ディーラーで聞いてみると良いかも知れません。
豊田市の【後付け外部給電装置設置費補助金】に関する諸条件は下記のとおりです。
- 豊田市内に住所を有し、市税を滞納していない人
- 車検証が「自家用」となっていること
- 車検証の使用者欄が装置を使用する者と同一であること
- 使用する電動車に外部給電機能が搭載されていないこと
- 1人1回1台までとなります。
- ガソリン車に設置する場合は、補助対象外です。
- 本市に外部給電装置取扱事業者として登録された販売店で購入設置してください。登録店以外や個人で購入されたものは、補助対象外です。(登録販売店は、市ホームページでご確認ください。)
- 事前に、設置予定届出書兼誓約書の提出が必要です。
CRATUNEユーザーで利用された方の投稿を紹介します。
ネッツにて、インバーター取り付け! 工賃込み55700円のものですが、 豊田市の補助金でなんと工賃コミコミの5700円で取り付け😂 いや、思ったよりでかい。笑
まとめ
今回はDC12VをAC100Vに変換して、車内で家電を使用できる車載用インバーターについてご紹介しました。度重なる災害によって車中泊が注目を集めたことで、車載用インバーターを常備しているドラーバーも多くなっています。緊急時のためにも車載用インバーターを購入して、愛車のラゲッジスペースに常備しておけばいざという時も安心です。
もちろん緊急用としてだけではなく、アウトドアやドライブの場でも大活躍する車載用インバーターは導入しておけば非常に便利でカーライフが快適になる事は間違いありません。車載用インバーター選びに悩んでいる人は、是非この記事をを参考に自分の用途に合ったカーインバーターでカーライフを充実させてください。