サスペンションの取り付け方って?種類別に解説します!

2019年06月01日

サスペンションの取り付け方って?種類別に解説します!

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クルマ好きなら必ず拘りを持ちたくなるのがサスペンションです。純正サス・車高調・ダウンサスetc、チューニングにもカスタムにも必ず登場する言葉ですが、そもそもどうやって車両に取り付けられているのでしょうか。今回はいくつかのサスペンションについて紹介します。

マクファーソン・ストラット式の場合

マクファーソン・ストラット式とは

マクファーソン・ストラット式は独立懸架式サスペンションの1つです。独立懸架であるだけでなく、構造もシンプルでなおかつコストが安いのが特長です。

街中でよく見かけるほとんどのコンパクトカーのフロントサスペンションはマクファーソン・ストラット式です。

マクファーソン・ストラット式の取り付けられ方

まず、マクファーソン・ストラット式のサスペンションはボディ側へアッパーマウントを取り付けます。ボディ側にアッパーマウントのボルトを差し込む穴が空いていて、見れば誰でもわかるような簡単な構造です。

足回り側は、サスペンションスタビリンクとナックルをサスペンションのブラケットへ取り付けます。これも一目見ればすぐにわかるくらい単純です。それぞれボルトで固定します。

ダブルウィッシュボーン式の場合

ダブルウィッシュボーン式とは

ダブルウィッシュボーン式サスペンションは、マクファーソン・ストラット式と同じく独立懸架式のサスペンションです。

同じ独立懸架式ですが、マクファーソン・ストラット式と比較するとセッティングすることのできる幅が広く、構造的にもしっかりしています。

一方で、構成部品が多くストラット式よりも複雑であることやそれゆえのコストの高さがデメリットとも言えます。高級車やスポーツカーの足回りに採用されていることが多いです。

ダブルウィッシュボーン式サスペンションの取り付けられ方

ダブルウィッシュボーン式サスペンションの取り付けられ方はストラットと同じ箇所もあれば、異なる箇所もあります。同じ箇所はアッパーマウントをボディに固定するという点、そして異なる点はサスペンションの下部(下端)のブッシュ部分がロワアームに固定されている点です。

足回り全体として考えると、ダブルウィッシュボーンではロワアームに加えてアッパーアームと呼ばれる部品(画像の上側のアーム)が採用されています。それゆえ取り付ける際には知恵の輪状態になって苦労するというのが定番です。

マルチリンク式の場合

マルチリンクとは

マルチリンクは独立懸架式サスペンションになります。これまで紹介したストラット式やダブルウィッシュボーン式と比べると、リンクと呼ばれるロッド形状の部品が多く使われているのが特徴です。

とはいえ、ストラット式やダブルウィッシュボーン式をベースとして作られた点も多く、メーカーにゆよってはダブルウィッシュボーンと説明していることもあるくらいです。複雑なサスペンションですが、それだけ運動性能は高くなっています。

マルチリンク式サスペンションの取り付けられ方

マルチリンク式サスペンションの場合も同じで、アッパーマウントをボディ側に固定するのとダンパー下部のブッシュの部分とリンクをボルトで固定します。ダブルウィッシュボーン式よりも外すのは簡単です。

マルチリンク式では、アッパーアームやロワアームの代わりにアッパーリンクやラテラルアッパー/ロアリンク、トレーリングリンクといった部品が数多く使われています(それゆえマルチリンクということ)。

トーションビーム式サスペンションの場合

トーションビーム式サスペンションとは

トーションビーム式サスペンションは車軸式サスペンションです。車軸式サスペンションとは左右のタイヤを1本のビームで繋ぐように取り付けられているサスペンションになります。

このサスペンションのメリットは構造が単純で低コスト、なおかつ取り付けにあたっては省スペースで済むことの2つが主です。デミオ・ヴィッツ・ノートやその他多くのコンパクトタイプの軽自動車のリアサスの多くはこのトーションビーム式を採用しています。

トーションビーム式サスペンションの取り付けられ方

トーションビーム式サスペンションの取り付けられ方は非常に単純です。ボディ側とビームを繋ぐようにダンパーが取り付けられています。

スプリングはダンパーと別でビームの所定の部分に取り付けられる構造です。ダンパーの固定方法は、アッパーマウント側をボルトとナットで、そしてブッシュ側とビーム側をボルトで取り付けます。これまで紹介したサスペンション方式の中でも最も単純で簡単です。

DIYでサスペンション交換を覚えたいならコンパクトカーがおすすめな理由

上記の説明を読んでいただければわかるかと思いますが、車いじり初心者でこれから整備を自分で覚えていきたいと考えている場合には前輪駆動のコンパクトカーをお勧めします。

前輪駆動というのがポイントで、前輪駆動のコンパクトカーであれば、ほとんどが、フロントにマクファーソン・ストラット式、リアに車軸式(トーションビーム)というのが大半です。

つまり、構造が単純で整備しやすいサスペンションが採用されていることになります。税金・維持費に合わせて部品代も安く済ませることができるので、お勧めです。

まとめ

今回は主要サスペンションの基本的な説明と、ボディ側への取り付けられ方などについて紹介しました。サスペンションはタイヤの接地感や乗りごことに大きく影響するものです。

高い車には高いなりのサスペンションが使われています。これから車いじりを覚えてきたいと考えている場合には、高い車を購入するよりも、弄り安くて比較的お金のかからないコンパクトカーを候補に入れてみてはいかがでしょうか。