DJ型デミオのカタログ値燃費と実燃費はどれくらい差があるか

現行のDJ型デミオには、ガソリンエンジン仕様車とディーゼルエンジン仕様車の2種類が販売されています。それぞれのグレードや駆動方式によって、カタログ燃費がメーカーにて発表されていますので、一覧にしてみました。

2018年8月のマイナーチェンジで全車1500㏄となったデミオ。スポーツモデルの15MBのみ少し高めの出力となっています。

一覧にしてみてみると燃費効率の高さに驚かされますね。コンパクトカーとはいえ、1500㏄の4気筒ガソリンエンジンでこれだけの燃費を発揮できれば十二分といったところでしょう。

ディーゼルエンジン搭載モデルに関しては何とリッター当たり30キロという驚異的な記録になっています。ガソリンエンジンよりも、ディーゼルエンジンの方が燃費は圧倒的に良いことはカタログ上でわかりますね。マツダのスカイアクティブ技術は、年々と進化していっており、その燃焼効率の高さは世界各国が期待・注目している技術となっています。

カタログ燃費はメーカーのホームページを見ることでいつでも閲覧可能ですが、本当に知りたいのは、実際に使用しているユーザーの燃費ですね。昔からメーカーから公表されているカタログ燃費は、実際の燃費では届かないことが多くあります。マツダの技術「スカイアクティブ」によって、実燃費はどのようになったのか調べてみました。

カタログ燃費と同じように、実燃費もグレードや駆動方式によって分けて記載します。使用する環境によって、実燃費は大幅に前後しますので、参考程度に留めておいてください。

参考：e燃費

2WDの方がカタログ燃費は良かったのですが、計測をされた方の人数や乗り方によって変動があったのでしょう。4WDの燃費はカタログ燃費よりも向上しているようです。2WDであったとしても、燃費はカタログ燃費の約8割程度の実燃費となるようです。

ガソリンエンジンと同様に、こちらも一覧をまとめています。マツダの進化はガソリンエンジンでも体感はできますが、ディーゼルエンジンを見てみることでより凄さがわかってくるでしょう。

参考：e燃費

ガソリンエンジンと同じくらいの実燃費です。カタログ燃費の約8割程度の燃費となっています。もちろん、この数字が全てではありませんし、実際に乗られている方で、カタログ燃費よりも良い数値になっている方もいます。ようは、燃費を良くする乗り方で走行しているかどうかが大切になってきます。

燃費を良くする為に、自動車メーカーにもっと良いエンジン・車を作れ！と言いたいところではありますが、乗っている人が気をつけることによって、燃費を向上させることもできます。車に負担を掛けない運転の仕方や使用方法に気をつけていれば、おのずと燃費は良くなってきます。

• ペダルワーク
• タイヤの空気圧
• 荷物

この3点に気をつけるだけでも燃費が変わってきますので、説明していきます。

まず1つめが「ペダルワーク」です。ペダルというのは、アクセルペダルやブレーキペダルのこと。発進をする時に、アクセルをグッっと踏み込んでしまうと、それだけ車は加速しようとしますので、多くの燃料を使用しなければならなくなってしまいます。速度や加速状態に応じて、徐々にアクセルを踏み込んであげるだけでも、燃費の向上が狙えます。

また、ブレーキについては急ブレーキになるような踏み方はあまりよくありません。長い距離を使って、徐々に速度を落としていくブレーキを使うことによって、乗り心地も良くなりますし、ブレーキで減速する速度が大きくないのでアクセルを踏む量を少なくすることができます。

昨今話題のあおり運転は、アクセルを踏んでブレーキを踏んで、またアクセルを踏んで・・と、燃費の悪い運転ともいえるでしょう。ペダルワークを丁寧にすることを意識するだけで、燃費がよくなり、運転にも余裕が生まれて安全運転ができるようになります。

タイヤの空気圧は、点検を受ける毎に見ていれば良いと思っているとしたら、大間違いです。空気圧は徐々に減っていきますので、月に1回は見ておくようにしましょう。

本来の規定値である空気圧よりも、低い数値で走ることによって、燃費は2～4km/L程度落ちてしまいます。空気が減っているタイヤは、それだけ動かすための動力が必要になりますし、転がっていく時の抵抗も大きくなっていきます。空気圧はこまめに見ておきましょう。

冬などの特別な自体を除いては、極力重たい物を載せたままにしないようにしましょう。重量が増えることによって、エンジンが車を動かす動力を更に発生させないと走らなくなってしまうために、アクセルを踏まないといけなくなってしまいます。軽くしておくことが、燃費には一番良いですね。

マツダのスカイアクティブ技術が搭載されている「デミオ」ですが、ガソリンもディーゼルもカタログ燃費よりは落ちていますが、一昔前よりも実燃費が向上しています。10年くらい前であれば、カタログ燃費の5割程度の実燃費しかありませんでしたので、技術の進歩を感じることができます。

環境問題を考えながらも、燃費や走行性能の向上にも手を加えていっていますので、今後も更なる技術の飛躍が期待されます。燃費がよくなることは、消費者にとっては嬉しいことですので、メーカーの努力とユーザーの努力で、まだまだ燃費の向上を図っていきましょう。