2019年05月15日 (更新:2020年06月08日)
ドアミラーの修理にはどれくらいの費用がかかるのか
マツダ デミオを例に、ドアミラー修理費用を解説します。ドアミラーは車からはみ出しているため破損しやすい箇所。交換費用がどれくらいかかくるのかを理解しておくと、いざそのときになっても焦ることなく対処することができます。部品さえ手に入れば、DIYでもじゅうぶんに交換可能です。
マツダ デミオのドアミラーはいくらくらいか
車のドアミラーは車体からはみ出ているぶん、破損しやすい箇所です。狭い道で電柱や対向車のドアミラーと接触するといったことが原因で、交換頻度の高い部品に数えられます。そのため近年の車はミラー本体とハウジング(ミラーカバー)に分けて設計することで、軽微なキズ程度の修理であれば、ハウジングのみの交換で済むように配慮されています。
また、ミラーの格納やミラー角度の調整は、一度決めてしまえば動かすことが少ないため、気づいたら壊れていたというケースがよくあります。その場合もドアミラーの修理が必要です。
デミオのドアミラー修理参考価格
品名 | 価格 |
---|---|
ハウジング | 2,400円 |
本体 | 14,800円 |
ガラス(ミラー) | 2,400円 |
交換工賃 | 7,000円 |
合計 | 26,600円 |
以上がマツダ デミオ(DJ 前期型)のドアミラー修理の内訳です。
デミオをはじめとする近年の車のドアミラーは、本体と、前方のカバーであるハウジング、それとミラー部の3点で構成されています。ドアミラーの前方を少しぶつけた程度であれば、ハウジングの交換だけで修理が可能です。後退時に障害物にぶつけるなどしてミラーが割れた場合にはミラー部のみの交換。ドアミラー全体が大きく破損した場合には、本体を含む3点すべてを交換しなくてはなりません。
ドアミラー本体内部構造は複雑なため、内部部品は単品購入することができません、そのためミラー角度が調整できなくなったり、格納ができなくなるなどの動作不良の場合もドアミラー本体の交換が必要です。
業者に依頼したときの工賃
一般業者にドアミラーの修理を依頼したとしても、ディーラーとの価格にそれほど大きな差はありません。部品はどちらも同じメーカー純正品を購入し、取り付け作業もそれほど複雑ではないためです。ただし、車種によるドアミラーの取り付け位置の違いや、センサーやウィンカーなどが備わったドアミラーの場合は手間が増えるため、工賃が割高になる場合があります。
ドアミラー本体内部はモーターやギアなどが組み合わさり、複雑な構造をしているため、修理よりも交換してしまう方が、早く確実に修理することができます。グリスアップや固着を取り除いても動かないようであれば交換してしまいましょう。
取り付け・交換工賃
ドアミラーの交換工賃は、車種によるドアミラーの取り付け位置によって、わずかに工賃が上下します。ドアミラーの取り付け位置には大きく分けて2種類あり、ひとつが、ドアサッシの前方に付くタイプ。もうひとつが、ドアパネルに直接留められているタイプです。
ドアサッシについている場合は、ドアミラー取付部の裏側のパネルを外して交換するだけですが、デミオのようにドアパネルに取り付けられたドアミラーを交換するには、ドアの内張りを取り外さなくてはいけないため、作業工賃は高くなりがちです。
ドアミラー交換工賃相場は、業者や車種で異なるため、一概に定めることはできませんが、一般的な価格は3,000〜5,000円。車種によっては7,000円程度が相場になります。ミラーのみの交換や、ハウジングのみの交換であれば、ドアミラー本体を取り外すことなく交換できるため、工賃は2,000〜3,000円程度で済むでしょう。
自分で修理することはできるのか
ドアミラーの交換はそれほど難しい作業ではありません。一般的な工具の使い方がわかる方なら、難なくこなすことができます。どの車もドアにボルト数本でとまっているだけであるため、ボルトと配線コネクタを外してしまえば交換可能です。
注意したいのは、ミラー面を取り外す場合。ミラーはガラス製であるため割れやすく、細いドライバーなどでムリに取り外そうとすると、割れてしまう場合があります。また、古い車はミラーが接着剤で取り付けられている場合があるため、専用接着剤の準備に手間がかかります。
デミオのミラー部はクリップで留まっているだけであるため、脱着は容易です。ドアミラー本体の交換も、ドアの内張りをはがすことができれば、本体を留めているボルトの脱着だけで交換することができます。
まとめ
自分でドアミラー交換ができると、作業工賃を節約することができます。さらに、部品代をネットオークションや、通信販売で安く手に入れることができれば、ドアミラー交換の費用は格段に安くなります。
とはいえ、ドアミラー交換が必要にならないように気を付けるのことがもっとも効率のよい節約方法です。
ドアミラーが、障害物にぶつかりそうだと少しでも思ったなら、けっしてムリはしないこと。また、ドアミラーの可動部が経年で固着しないように、定期的に動かしてやることでも、無用なドアミラー交換を防ぐことができます。