2020年08月05日 (更新:2022年03月11日)
フロントガラスに付いた傷を消すには?修理方法を解説します!
車で道路を走行中飛び石が車に当たることは多いかと思います。ですが飛び石が運悪くフロントガラスにあたってしまい不運にもフロントガラスに傷がついてしまいどうすればよいのか、わからなくて困っていたことがある方いるのではないでしょうか?そこで今回は傷がついたときの対処方法、傷の消し方、修理方法についてまとめました!これでアナタも飛び石に恐れず快く走れます!
運転中に傷がついた場合
走行中、飛び石などでフロントガラスに傷が入ってしまった場合まずは車を安全な場所へ停車させてください。
高速道路などは最寄りのサービスエリアやパーキングエリアなどに車を止めてください。たとえ1cm以下の小さな亀裂であっても、走行時の風圧と振動によって、亀裂が広がってしまうことがあります。亀裂が大きくなると補修はできず、フロントガラスを交換することになります。
さらに外気の温度変化でも、亀裂が育ってしまうこともあるため、小さな傷だからといって、そのまま放置して走行するのは絶対にやめてください。
傷の程度を確認する
車を安全な場所へ止めたら傷の程度の確認をしてください。
また最初のときよりも傷が広がっていないかなども丁寧に確かめましょう。運転に支障がない位置でも帰るまでに傷が広がって、家に帰ったときにはフロントガラスを交換しないとだめになってしまうくらい悪化する可能性も十分にありえます。
傷があまりにも大きい場合や運転に支障が出るような傷の場合はロードサービス等を利用してください。
傷の修理方法を決める
傷の具合や大きさによっては自分で治すことができます。修理できない傷の特徴としては(位置)と(場所)です。500円玉の以上の大きさの傷は修理できません(できたとしても傷が広がるか仕上げ後の品質が大幅に下がります)。
また、ガラスの端から10cm以上離れてしまった範囲にできてしまった傷の場合も同様の理由により、修理に出すことをおすすめします。
リペアキットで修理する場合
上記のページで使われているリペアキットは各ECモールでも販売されています。
ほかにも評価の良いリペアキットで以下のようなものがあります。
修理手順
では、リペアキットを使用した修理手順を紹介します。
キズの清掃/乾燥
ガラスのキズやヒビと周辺をカーシャンプーなどで充分に清掃しましょう。異物が残っているとUVレジンがキズやヒビに浸透しません。
※ 必ず赤外線が当たらない場所で作業してください
キズやヒビの開口
付属のピンを差し込み、中心部の破片を取り除く程度を目安に、ピンを優しく左右に振ってUVレジンが浸透しやすくなるようにしてください。
クリア板を固定
クリア板に吸盤を取り付け、クリア板の真ん中の穴をキズの中心部に合わせて吸盤でガラス表面に固定してください。
※しっかりと中心に来ないときれいに仕上がらない可能性があります
インジェクターの取り付け
クリア板にキズの中心からずれないようにインジェクターをセットしてください。UVレジンの液だれを防ぐためにインジェクターの先端がキズの中心部に触れてから約半回転ねじ込み取り付けます。
UVレジンをインジェクターに注入
インジェクターの中にUVレジンを半分くらい入れピストンをインジェクター内に差し込みゆっくりと締め込んでいきます。ピストンを締めたり緩めたりの作業をキズやヒビが見えなくなるまで繰り返します。
クリアフィルムを貼りUVレジンを硬化させる
※ここからは紫外線の当たる場所で作業してください。
キズの中心部にUVレジンを1滴垂らしながら補修箇所全体を覆うようにクリアフィルムを貼り付けます。2~3分後フィルムをはがしUVレジンをキズの中心部に1滴垂らし再びフィルムを貼り完全硬化させます。
UVレジンを削り取る/コンパウンド仕上げ
カミソリをガラス面に対して少し傾けながら上下左右、多方向から硬化したUVレジンを削り取っていきます。ガラスにキズをつけないように注意して作業してください。
フロントガラスを交換する
先程行ったようにどうしても自分っだけでは直せない傷があります。そのときは修理屋さんやディーラーに頼みましょう。
修理にかかる費用
ディーラー修理の場合は傷の大小にかかわらず基本的には新品の純正ガラスと交換になるので費用は高めになります。値段は高くなりますがディーラーだからこそ不確かな修理は絶対にしません。
- 修理(交換)5万円~10万円ほど
修理工場の場合は、数ミリの細かい傷でしたら補修で済む場合があります。判断基準はガラスの表面の欠けがないことが最低限の条件です。
- 修理(補修)1万5000~2万5000円
- 修理(交換)5万~10万円
まとめ
飛び石などでフロントガラスに傷がつくことがあるかもしれませんが、重要なのは危険を感じたら走行しないこと。迷ったらすぐ業者にお願いするようにしましょう。