現行のスズキ キャリーの中古車市場価格を調べてみた

2019年05月08日

現行のスズキ キャリーの中古車市場価格を調べてみた

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スズキの商用車といえば、やはりキャリー(キャリイ)ですよね。キャリーはスズキがラインナップしている車種の中でも特に長い歴史を誇っていて、大勢の人に親しまれています。今回はそんなキャリーの現行モデルであるDA16T型キャリーのグレード別中古車価格を調査してみました。キャリーの購入を検討している人はチェックしてみてください!

スズキ・キャリーの基本概要

キャリーはスズキが1961年から製造および販売を手がけている軽トラックです。50年以上にわたる長い期間販売され続けていて、2019年現在、スズキの新車で購入できる車の商標としては最も古い車となっています。

1971年から2009年までの39年連続でトラック年間販売台数No.1を獲得していたほど人気を集めている車種です。現在でもその人気は継続していて、私たちの生活には欠かせない商用車として親しまれています。

現在販売されているキャリーはなんと11代目モデルで、2013年から販売されています。 10代目モデルは「フルキャブ・ショートホイールベース」と「セミキャブ・ロングホイールベース」の異なるボディタイプを設定していましたが、現行キャリーでは「フルキャブ・ショートホイールベース」のボディタイプに統合されました。

今回はそんな現行キャリーの中古車市場価格を調査してみたいと思います。グレード別の中古車価格相場を紹介しているので、現行キャリーの中古車購入を検討している人はぜひ参考にしてください。

キャリイ KX

引用元:www.suzuki.co.jp

キャリーには5種類のグレードがラインナップされています。その中で上級グレードを担っているのが「KX」です。上級グレードということもあって、数々の安全装備や快適装備が採用されています。

リーズナブルな商用車にもかかわらず、誤発進抑制機能や後方誤発進抑制機能、ファブリックシートが標準装備されているところが魅力的です。また、運転席助手席ドアポケットの採用など利便性もしっかりと考慮されていることがわかります。

エクステリアが豪華なところも「KX」ならではの特徴です。フロントマスクには、メッキフロントガーニッシュやフォグランプベゼルが採用されていて、軽トラとしては高い質感を実現しています。さらに、アウタードアハンドルやドアミラーがボディ同色に塗装されている点も魅力的。

また、ベースグレードのキャリーには2種類のボディカラーしか設定されていません。ところが、「KX」はスペリアホワイトとシルキーシルバーメタリック以外にも3種類のボディカラーを選択することが可能となっています。

新車価格

まずは「キャリーKX」の新車価格を以下に記載します。

キャリー KX 価格(税込)
2WD・5MT 990,360円
2WD・3AT 1,072,440円
2WD・5AGS 1,077,840円
4WD・5MT 1,139,400円
4WD・3AT 1,221,480円
4WD・5AGS 1,226,880円

「KX」の新車価格は990,360円から1,226,880円です。搭載しているトランスミッションは、5MT、3AT、5AGSの3種類。3速ATは今時のトランスミッションとしてはやや物足りなさが否めないため、ATモデルを購入するのであれば5AGSを選択すべきです。

駆動方式は2WDと4WDの2種類が設定されています。用途に応じた駆動方式をチョイスすると良いでしょう。ちなみに4WD・5速MTモデルは高低速2段切替式です。

中古車市場価格

「キャリーKX」は、中古車市場で55万円から150万円で販売されています。2013年から販売されているにもかかわらず、比較的高値で取引されているようです。

中古車市場での価格が高い理由は、やはりたくさんの標準装備や上質感のあるエクステリアが採用されているところでしょう。予算に余裕がある人は「KX」の購入をおすすめします。

程度

「キャリーKX」の中古車の程度ですが、全体的にはそれほど悪くないと思います。ただし、中古価格が安いものは過走行車や修復歴ありの車両が多いのでしっかりと現車確認をすることが大切です。

とはいえ、走行距離が10万キロ超えている車両はほとんどありません。中古価格相場の半ばあたりの予算を用意すれば、まだまだ状態の良い「KX」を購入することができると思います。

キャリイ KC

引用元:www.suzuki.co.jp

「キャリーKC」は、キャリーに設定されている前後グレードの中で最も価格が安価なベースグレードです。新車価格はなんと722,520円からと、非常にリーズナブルな価格帯を実現しています。上級グレードのKXと比べて30万円近く安い価格で購入できるのはありがたいですね。

「KC」は安さが魅力のグレードなので、そのぶん標準装備は最低限となっています。KXに標準装備となっている2スピーカーやCDプレーヤーは標準装備されていません。シート生地もビニールレザーシートというコストダウンを感じるシートが採用されています。

エクステリアに関しても商用車らしい仕上がりです。KXに採用されていたメッキフロントガーニッシュやフォグランプベゼルは採用されていません。ドアミラーやアウタードアハンドルも無塗装で、樹脂素材丸出しの状態で納車されることになります。

KXに設定されていたたくさんのボディカラーも「KC」には設定されておらず、「KC」でチョイスできるボディカラーは、スペリアホワイトとシルキーシルバーメタリックの2色のみ。寂しい印象もありますが、商用車として割り切って購入する人にはうってつけです。

新車価格

次に「キャリーKC」の新車価格を以下に記載します。

キャリー KC 価格(税込)
2WD・5MT 722,520円
4WD・5MT 871,560円
4WD・5MT(パワステ) 909,360円
2WD・5MT(エアコン・パワステ) 844,560円
2WD・3AT(エアコン・パワステ) 926,640円
2WD・5AGS(エアコン・パワステ) 932,040円
4WD・5MT(エアコン・パワステ) 993,600円
4WD・3AT(エアコン・パワステ) 1,075,680円
4WD・5AGS(エアコン・パワステ) 1,081,080円

「KC」の新車価格は722,520円から1,081,080円です。搭載しているトランスミッションや駆動方式自体は上級グレードのKXと変わりありません。KXと比べて全体的にリーズナブルな価格帯で販売されていることがわかります。

2WDと4WD、それぞれの駆動方式の中で最も安い仕様は「2WD・5MT」と「4WD・5MT」です。 ただしこの2種類のモデルには、必需品ともいえるエアコンとパワーステアリングが標準装備されていないどころか、メーカーオプションで設定することすらできないようになっています。

いくら仕事道具としての使用がメインになるとはいえ、エアコンやパワステすらないのはあまりにも不便です。そのため、実際に購入の視野に入るモデルは「2WD・5MT(エアコン・パワステ)」と「4WD・5MT(エアコン・パワステ)」の2台のどちらかになるでしょう。

中古車市場価格

上級グレードのKXに比べて「KC」は中古車市場での流通台数が非常に多いです。元々の新車価格がリーズナブルということもあって、中古車市場では30万円から140万円という価格相場で販売されています。

最も新車価格が高いモデルでも約108万円なのに、約108万円より高価な価格帯で販売されている車両があることに疑問を感じた人もいるでしょう。高価格帯で販売されている「KC」は多数のカスタムが施されているコンプリートカーばかりです。

仕事道具として「KC」を購入したい場合は高価格帯の車両は気にする必要はありません。逆に趣味やカスタムベースとして「KC」を購入したいなら、コンプリートカーなどの購入を検討してもいいのかもしれません。

程度

「キャリーKC」の中古車の程度に関してですが、「KC」は全体的に状態が良い車両が多いように感じます。修復歴ありの車両も多いですが、走行距離が10万kmを超えている過走行車はほとんど見当たりません。

上級グレードのKXよりも仕事道具として使用されていることが多い「KC」は、乗り潰すつもりで新車を購入している人が多いからでしょう。たしかに仕事用に「KC」を購入するのであれば元々の価格がリーズナブルなぶん、新車の方が長い目を見ればお得のようにも感じます。

キャリイ KC農繁仕様

引用元:www.suzuki.co.jp

キャリーは最も価格が安価なKCをベースにした「KC農繁仕様」と呼ばれるグレードが設定されています。「KC農繁仕様」はKCをベースにアッパーメンバーガードやアングルポストプロテクター、バックブザー、荷台作業灯などが標準装備されているグレードです。

農業を営んでいる人向けに、使い勝手の良さと安全性を高める装備類がふんだんに盛り込まれています。 また、KCには設定されていない高低速2段切替式パートタイム4WDやデフロックを採用することで悪路走破性が向上。

農業を営んでいる人は仕事柄、未舗装路を走行することが多いので、KCよりも「KC農繁仕様」の方が便利かつ快適に走行することができます。ベースはKCなので、そのほかの標準装備やエクステリアに関してはKCと全く変わりありません。

「KC農繁仕様」にはKCに設定されているスペリアホワイトとシルバーシルキーメタリックだけでなく、ノクターンブルーパールというボディカラーを選択することができます。 せっかく購入するなら定番カラー以外の軽トラを選びたいという人も「KC農繁仕様」がおすすめです。

新車価格

次に「キャリーKC農繁仕様」の新車価格を以下に記載します。

キャリー KC農繁仕様 価格(税込)
4WD・5MT(パワステ) 936,360円
4WD・5MT(エアコン・パワステ) 1,020,600円

「KC農繁仕様」で選ぶことができるモデルは2種類。分かりやすくいえば、エアコンがついているかどうかの違いだけです。価格は936,360円から1,020,600円となっています。春や秋はともかく夏や冬にエアコンは必需品です。

乗用車であればともかく、商用車であるキャリーは外気温の影響を強く受けます。外気温が高ければ車内は高温になり、外気温が低ければ車内の温度も低くなるので、「KC農繁仕様」を新車で購入するのであれば「4WD・5MT( エアコン・パワステ)」を選択しておいたほうが後悔せずに済むでしょう。

中古車市場価格

「キャリーKC農繁仕様」は中古車市場であまり流通しないレアなグレードです。中古車市場での価格相場は50万円から110万円となっています。

全体的に価格相場が高いですが、完全に農業用の車として販売されているため、カスタムカーやコンプリートカーの類は一切流通していません。農業を営んでいる人以外はKCもしくはKXを購入すべきだと思います。

程度

「キャリーKC農繁仕様」の中古車の程度に関してですが、中古車市場での流通台数が少ないことも関係しているのか、状態の良い車両が多いように見受けられます。走行距離が10万kmを超えている過走行車や修復歴ありの車両は極端に少ないです。

流通している車両のほとんどは低走行で程度が良いものばかりなので、「KC農繁仕様」は中古車で購入するとお買い得だと思います。ただし、上記でもお伝えしているように流通台数が少ないので、近場の中古車販売店には在庫がない可能性も十分に考えられます。

スーパーキャリイ X

引用元:www.suzuki.co.jp

スーパーキャリーは2018年に登場したキャリーの派生モデルです。標準のキャリーと比べてキャビン(車内)が後方に460mm 、全高が120mm拡大されていて、より車内を快適に過ごすことができるようになりました。

そんなスーパーキャリーの上級グレードである「X」。標準のキャリーのKXに当たる快適装備や安全装備が標準装備となっています。スーパーキャリーは標準のキャリーと違い、シートにリクライニング機構が追加されているので、ヘッドレストがシート一体型です。

さらに、助手席には運転席と同じくリクライニング機構とシートスライド機構が採用。助手席前倒機構も新たに備わっていて、助手席のシートバッグをテーブルのように活用することが可能です。

また、キャビンが後方に拡大した分、シートバックスペースが用意されました。UVカット機能付フロントガラス、トップシェイドガラスが標準装備。キャビンバックにはスモークガラスが標準装備になるなど軽トラとしてはとても贅沢な仕様です。

「スーパーキャリーX」はKXと同じように、エクステリアもゴージャスになっています。メッキフロントガーニッシュとカラードドアミラーが標準装備。フォグランプベゼルとドアハンドルに関してはメッキ加工が施されています。

また、スーパーキャリーだけの特長としてフロントスタビライザーの採用が挙げられます。「4WD・5MT」には高低速2段切替式パートタイム4WDとデフロックが標準装備となり、未舗装路でも安心して走行することが可能です。

新車価格

次に「スーパーキャリーX」の新車価格を以下に記載します。

スーパーキャリー X 価格(税込)
2WD・5MT 1,102,680円
2WD・3AT 1,184,760円
2WD・5AGS 1,190,160円
4WD・5MT 1,251,720円
4WD・3AT 1,333,800円
4WD・5AGS 1,339,200円

「スーパーキャリーX」の新車価格は1,102,680円から1,339,200円です。標準のキャリーよりも実用性や快適性が向上しているため、価格設定はキャリーの上級グレードであるKXよりも高価格帯に位置しています。

採用されているトランスミッションや駆動方式に関しては標準のキャリーと同様です。上記でもお伝えしていますが、個人的に3ATはあまりおすすめできません。3ATと5AGSでは金額に大きな差がないので、5AGSがおすすめです。

中古車市場価格

「スーパーキャリーX」の中古車市場での価格は100万円から180万円ほどとなっています。まだまだ発売したばかりのグレードということもあって、中古価格の相場は比較的高値で推移しているといえるでしょう。

新車価格よりも高価格帯で販売されている車両は、すでにカスタムが施されたコンプリートカーばかりです。標準のキャリーよりも車内での快適性が向上しているぶん、カスタムベースとしての人気が徐々に高まっているため、今後も価格相場は高値で安定するでしょう。

程度

「スーパーキャリーX」の中古車は、走行距離が多い車両でも1万km未満となっています。そのため、中古車市場に流通している「スーパーキャリーX」は程度がほぼ新車と変わらない極上の車両ばかりです。

中古車のお買い得感は強いですが、それでも新車価格との差は大きくないため、乗り潰すつもりであれば間違いなく新車を購入した方が良いと思います。少しでも安く「スーパーキャリーX」が欲しいという人は近場で中古車を探してみましょう。

スーパーキャリイL

引用元:www.suzuki.co.jp

「スーパーキャリーL」はスーパーキャリーのベースグレードです。スーパーキャリーXほど標準装備は充実していませんが、その代わりに100万円を下回る価格帯から販売されています。リーズナブルな価格と快適性を両立したコストパフォーマンスの高いグレードです。

ベースグレードではありますが、標準装備は同じくベースグレードのKCよりも充実しています。KCにはオプション設定となっている誤発進抑制機能や後方誤発進抑制機能が標準装備です。そのほかにも、2スピーカーやシフトインジケーター、2速発進モードインジケーターなどが採用されています。

シート生地はKCと同じビニールレザーシート表皮ですが、ヘッドレストは一体型です。また、スーパーキャリーの魅力である助手席シートスライドや運転席・助手席リクライニング機構は「スーパーキャリーL」にも備わっています。

エクステリアに関してはKCと同様です。スーパーキャリーXに標準装備されていたメッキパーツはすべて非採用となっています。また、「4WD・5MT」であっても高低速2段切替式パートタイム4WDやデフロックは搭載されていません。

新車価格

次に「スーパーキャリーL」の新車価格を以下に記載します。

スーパーキャリー L 価格(税込)
2WD・5MT 974,160円
2WD・3AT 1,056,240円
2WD・5AGS 1,061,640円
4WD・5MT 1,123,200円
4WD・3AT 1,205,280円
4WD・5AGS 1,210,680円

「スーパーキャリーL」の新車価格は974,160円から1,210,680円です。ベースグレードとはいえ、快適性を重視したグレードには変わりないので、パワーステアリングやエアコンは標準装備された上での新車価格になっています。

KXほど豪華な装備が採用されていないとはいえ、車内の快適性が大きく向上していてKXよりもリーズナブルな価格帯で購入できるのが「スーパーキャリーL」の最大の魅力だと思います。内外装の質感はKXに劣っているものの、車内でゆっくり休憩できるのは間違いなく「スーパーキャリーL」の方です。

中古車市場価格

「スーパーキャリーL」の中古車市場での価格は80万円から130万円となっています。「スーパーキャリーL」もスーパーキャリーXと同様、発売したばかりのグレードであることには変わりありません。

新車価格がリーズナブルなぶん、スーパーキャリーXよりも安価な価格帯ではありますが、全体的には高値で推移しています。流通台数自体はスーパーキャリーXよりも少ないため、近場での在庫探しには苦労するかもしれません。

程度

「スーパーキャリーL」の中古車の程度は非常に良いです。現時点では最も走行距離が多いものでも5,000kmを下回っており、中古車とはいえどほぼ新車と変わらない状態で購入することができると思います。

中にはお買い得の車両もありますが、車両総額は新車よりわずかに安い程度で、車検の残りが少ない車両も少なくありません。そのため、「スーパーキャリーL」を購入するのであれば新車での購入をおすすめします。

まとめ

今回は現行キャリーの中古車市場価格を調査してみましたが、いかがだったでしょうか。標準のキャリーは発売から6年が経過していることもあって、比較的リーズナブルな価格で購入することができそうです。

しかし、スーパーキャリーはまだまだ発売したばかりなので、新車よりもわずかに安い価格で中古車を購入するくらいなら、少し金額を上乗せして新車を購入した方がいいかもしれません。これは標準のキャリーにも当てはまることですが、乗り潰すつもりで購入するのであれば、中古車ではなく新車を購入した方が長い目を見るとお買い得だと思います。