2019年04月25日 (更新:2020年07月14日)
シビック ハッチバックのスペックを紹介!グレードや価格はどうなっている?
2017年9月に、8代目の販売終了以来、7年ぶりに再投入されることになった10代目となる現行モデルのシビックでは、高性能な「タイプR」が話題になりましたが、約450万円という高額な価格設定となってしまいました。そこで、注目されるのが280万円という割安感のある標準モデルのハッチバックです。そこで今回は、カーチューナーにとってもカスタマイズしがいがあるシビックハッチバックを紹介するとともに、 CARTUNEユーザーのカスタム事例をご紹介しましょう。
シビック ハッチバックのグレード・価格
現行シビックには、セダン、ハッチバック、タイプRという異なる車型がありますが、すべてグレードはひとつだけのモノグレードとなっており、ハッチバックもミッションの違い以外は「ハッチバック」という基本グレードしかありません。
生産する英国では比較的おとなしいグレードもあるようですが、日本に入ってくるのは最もスポーティな仕様となっています。
セダン以外は英国からの輸入車となることや、シリーズ全体でも月間2千台という販売目標の為、多くのグレードを用意することが出来ないようです。
グレード
シビック ハッチバックのグレードは1種類のみとなっており、6MT車とCVT車が用意されています。世界統一ボディとなった現行モデルでは、ボディサイズが拡大され、Cセグメントでトップクラスとなる室内空間を確保するとともに、大開口で420Lという大容量の荷室とし、使いやすさも追求しています。
価格
6MT車、CVT車ともに2,800,440円という車両価格になっています。先進の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」、旋回支援システムの「アジャイルハンドリングアシスト」は標準装備されます。
シビック ハッチバックのスペック
日本向けのシビックハッチバックは、1.5L VTEC TURBOエンジンのみの設定となり、排気流量を増加させるためにセンターエキゾーストシステムを採用し、セダンとは異なりプレミアムガソリン仕様とすることで高出力・高トルク設定としています。
さらに、6MT車ではターボ過給圧を高めるなど専用チューニングを施しているので、全域で2.4L自然吸気エンジンを凌ぐ高トルクを実現しています。
車両サイズ
Cセグメントのハッチバックとしては異例なほど長い全長を持つシビック ハッチバックは、一見クーペと思えるフォルムとなっています。セダンも似たようなボディ形状なのですが、リアディフェイザーなどのエアロパーツや235/40R18タイヤが、セダンとは異なるスポーティーなイメージを高めています。
- 全長/全幅/全高:4,520mm/1,800mm/1,435mm
- ホイールベース:2,700mm
エンジンスペック
セダンが127kW(172PS )/220N・m(22.4kgf・m)であることから、プレミアムガソリン仕様のハッチバックはわずかながらセダンよりパワフルになっています。また、燃費はセダンが19.4㎞/Lとハッチバックより良く、燃料費を含めてセダンの方が経済的といえます。
- エンジン種類:直列4気筒1.496ccVTEC TURBO
- トランスミッション:6MT/CVT
(6MT)
- 最高出力:134kW(182PS )/ 5,500rpm
- 最大トルク:240N・m(24.5kgf・m)1,900-5,000 / rpm
- JC08モード燃費:17.4km/L
(CVT)
- 最高出力:134kW(182PS )/ 6,000rpm
- 最大トルク:220N・m(22.4kgf・m)1,700-5,500 / rpm
- JC08モード燃費:18.0km/L
足回り
シビック ハッチバックの足回りは、マクファーソン・ストラット式フロントサスペンション、マルチリンク式リアサスペンション、デュアルピ二オン可変ギアレシオEPSなどの採用により、235/40R18というハイスペックタイヤをキッチリとコントロールする俊敏なハンドリングと、高速走行時の安定性を両立しています。
各種インプレッションでも走行性能は高く評価されており、国内の同クラスには比較するライバルがいないこともあり、280万円という価格設定がけっして高くない内容とされています。
CARTUNEユーザーのカスタム事例
CARTUNEユーザーさんのカスタム事例を紹介しましょう。まだ、新しいモデルということとエクステリアがかなり完成されたモデルであることから、カスタマイズの中心はリアスポイラーと車高調。これだけでかなりスポーティー度が高まるようです。
シビック ハッチバックはこんなにリアウイングが似合うのかという一台。タイプRがあるので似合うのは当たり前ですが、これならタイプRは必要ないかも知れません。ボディのホワイトとレッドのバランスがとてもオシャレです。
4㎝ほど車高を落とした事例です。たしかにハッチバックは腰高感があり、その分リアスポが映えるのですが、こうして腰を低く構えるのもカッコイイ。
フロントスポイラー付きレッドのボディにブラックのホイール。ブルーとブラックが圧倒的に多いハッチバックですが、赤黒のコンビもナイスです。
まとめ
シビックシリーズの販売台数は直近では月販1200~1500台と、けっして多くはありません。そのうちのハッチバックとなればおそらく数百台程度でしょう。しかし、それは人気がないという訳ではなく、ニッチなユーザーに絞ったモデル造りの為です。
これが CARTUNEユーザーにとってはど真ん中という車種になり、驚くほどのカスタム事例が投稿されています。一昔前のホットハッチ好きには懐かしくもあるシビックは、最新の技術を搭載した現行モデルによって、やはり若い人を引き付ける魅力がある車種と言えるでしょう。