2019年04月20日 (更新:2024年08月01日)
クラウン 210系を徹底解説!おすすめのカスタムパーツはこれ!
セダン不況と言われる中でもただ一車、変わらぬ人気を保っているのがトヨタのクラウンです。特に、「CROWN Re BORN」のキャッチコピーとともに2012年12月登場したA_210系と呼ばれる14代目モデルは、エンジン性能やデザインにおいて、これまでの伝統を打ち破るアグレシップなものとなり、若い世代に広く浸透し、中古車市場において今でも人気車種となっています。今回はこの A_210系クラウンについて解説したいと思います。
210系クラウンの基本情報
14代目となる 210系クラウンは、優れた乗り心地や高い静粛性を磨き上げたうえに、一目で新型クラウンと分かる個性と躍動感に満ちたスタイルをはじめ、高出力と低燃費を両立する新開発2.5Lハイブリッドシステム、熟成した足回りなど、主要コンポーネントを見直し、トヨタマルチオペレーションタッチなどの様々な先進装備や技術を投入しています。
販売期間
販売期間は2012年12月から2018年5月までの約5年半。この間に、2014年7月にはハイブリッド4WDの追加設定、2015年10月にマイナーチェンジが行われ2.0L直噴ターボエンジン車が加わりました。
グレードと価格帯
クラウンには大きく分けて、標準ボディのロイヤルとスポーツテイストのアスリートという2つの大きなラインがあり、それぞれにV型6気筒の2.5L車と、直列4気筒2.5L+ハイブリッド車、そしてアスリートにはV型6気筒3.5Lエンジン車が設定されています。さらに、2015年10月にはツインスクロールターボチャージャーを採用した2.0L直噴ターボエンジンを搭載車を新設しています。
ロイヤルシリーズ
- V型6気筒・2.5L車 3,730,000~5,377,000円
- 直列4気筒2.0L+ハイブリッド車 4,310,000~5,906,000円
アスリートシリーズ
- 直列4気筒・2.0L直噴ターボ車 3,880,000~5,467,000円
- V型6気筒・3.5L車 5,240,000~6,100,000円
- 直列4気筒2.0L+ハイブリッド車 4,310,000~5,986,000円
※価格は2015年10月01日マイナーチェンジ時点
スペック
V型6気筒の3.5Lのトルクフルな走りは魅力があるのですが、時代の流れか低燃費でトルクもV型6気筒の3.5Lに負けない2.0Lの直列4気筒ターボの直噴ターボが登場。じょじょに置き換えられてきています。ハイブリッドの人気はありますが、210系ではまだ3.5Lエンジンがベースとなるので燃費性能よりトータルパワーの魅力が魅力となっています。
乗員定員:5名
全長×全幅×全高:4895×1800×1450~1460mm
ホイールベース:2850mm
ガソリン車のスペック
エンジン種類・排気量 | V型6気筒・2499cc | 直列4気筒ターボ・1998cc | V型6気筒・3456cc |
---|---|---|---|
最高出力 | 203ps(149kW)/6400rpm | 235ps(173kW)/5200~5800rpm | 315ps(232kW)/6400rpm |
最大トルク | 24.8kg・m(243N・m)/4800rpm | 35.7kg・m(350N・m)/1650~4400rpm | 38.4kg・m(377N・m)/4800rpm |
JC08モード燃費 | 11.4km/L(4WDは10.2km/L) | 13.4km/L | 9.6km/L |
ハイブリッド車のスペック
エンジン種類・排気量 | 直列4気筒・2493cc+モーター |
---|---|
最高出力 | 178ps(131kW)/6000rpm |
最大トルク | 22.5kg・m(221N・m)/4200~4800rpm |
モーター最高出力 | 105ps(143kW) |
モーター最大トルク | 300N・m(30.6kgf・m) |
JC08モード燃費 | 23.2km/L(4WDは21.0km/L) |
クラウン210系におすすめのカスタムパーツを紹介
210系クラウンは中古車市場でも人気があり、カスタムパーツも多く若いユーザーを中心にカスタマイズする人も多くいます。そこで代表的なカスタムパーツを紹介しておきましょう。
エアロパーツ
まずは外観から。人気のあるTRDのエアロ3点をご紹介しましょう。控えめなエアロが似合う210系にはメーカー系のTRDが丁度いいと思います。
TRD製フロントスポイラー
TRD製サイドスカート
車のサイドを整流するフィンはブラックアウトされて立体感が出て、スポーティーさも強調されます。材質は樹脂(PPE)製、地上高はオリジナルより約20mmダウンします。
フロントスポイラー
フロントはEUROU製もお勧めしておきましょう。エアロ専門メーカーだけにベース車両のフォルムを活かした独自のデザインがCoolです。
TRD製リヤトランクスポイラー
両サイドにボリュームを持たせたデザインとなり、リヤのダウンフォースを発生させると同時に車両のロールを抑制します。大きすぎずさりげないのがポイントです。
ホイール
アルミホイールはオリジナリティを出すためにも重要なアイテムですが、過度のサイズアップは車本来のバランスを崩してしまうので、よく考えてチョイスするようにしましょう。カーチューンの実例は参考になると思いますよ。
RAYS HOMURA 2×9
人気の高いレイズのアルミホイールの中からHOMURA 2×9をチョイスしてみました。20インチがおススメですが、組合せのタイヤサイズに注意。専門店で相談しながら選びましょう。
車高調
車高調(車高調整式サスペンション)は、車高やサスペンションの固さを調節することでオリジナルと差別化が出来る人気アイテムです。特にクラウンなどは車高を下げることで、「親父ご用達車」から一気にスポーツサルーンに代わるので、是非挑戦したいところです。
BLITZ(ブリッツ) 車高調DAMPER ZZ-R
チューニングパーツの老舗BLITZの単筒式(モノチューブ)構造タイプ。好みの減衰力調整が可能なため、ストリート・ワインディング・ハイウェイなど、様々な走行シーンに対応するハイスペックを誇ります。
内装品
TRD プッシュスタートスイッチ
TRD ショルダーパットセット
210系で特に加える装備はありませんが、ちょっとしたパーツをレッドが目立つTRDパーツにすることで雰囲気ががらりと変わりますね。
外装品
フューエルキャップ
CARTUNEユーザーのカスタム事例
カーチューンユーザーさんにも210系のオーナーさんは非常に多く、特徴としては控えめなエアロで車高調とホイールで主張していることです。迫力あるフロントグリルの210系ですが、カスタマイズされることで上品さが表れていることです。
210系トータルカスタムの見本?
210系トータルカスタムの完成形というべき美しいアスリートです。これを見ると派手なエアロは無くてもこれだけスタイリッシュになるのが210系の良いところだと改めて認識します。
ブラックボディにメッキホイールは最強!
210系はブラックとメッキが映えるのですね。ボディカラーとホイールのマッチングは非常に大事であり、ブラックや濃紺のボディカラーはメッキホイールがベストマッチです。天気のいい日には特に目に留まります。
まとめ
210系はプレミアムセダンだけに、高級装備とゆったりとした室内や乗り心地が魅力です。でも、若い人が乗るには4ドアセダンは抵抗があるかもしれません。そのままではいくらスポーティーになった210系でもクラウンはクラウン。しかし、カスタマイズすることで、BMWやメルセデスにも勝るカッコ良さを発揮します。スポーツカーも良いけれど、「いつかはクラウンのカスタマイズ」を目指しませんか。