2019年02月05日 (更新:2022年07月20日)
気になるあの外車SUVの燃費を紹介します。
街を走っていると、輸入車のSUVをよく見かけるようになりました。国産車ではミニバンが人気ですが、輸入車となるとミニバンよりもSUVに力を入れているようです。しかし、輸入車となると燃費を心配する方もいらっしゃるでしょう。そこで、本日は国内で人気の輸入車SUVの燃費をご紹介します。
BMW X5
BMWの人気SUVX5。SUVならではの視点のたかさとBMWの持つ走りの楽しさが多くのファンを惹きつけてやみません。現行X5はどこにあるのでしょうか。また、気になる燃費はどれほどかを探ってみたいと思います。
基本情報
2016年から販売されている現行型は3代目の車となります。2019年2月にマイナーチェンジがあり、現在の最新モデルは販売されて間もないということが言えます。標準のxDrive35dとM sportモデルが販売されており、どちらも8ATですがM sportモデルの方はモード切り替えが可能ですので、走りを楽しみたい方にはオススメです。
それでは、まずはX5のスペックについて、表を使用してまとめていきます。M sportがついても、基本的なスペックに変更はありませんのでxDrive35dのみのご紹介です。
xDrive35d | |
---|---|
排気量 | 3.0L |
駆動方式 | 4WD |
外寸(全長×全幅×全高) | 4935×2005×1770 |
重量 | 2190kg |
乗車定員 | 5人 |
馬力 | 195ps |
トルク | 620N・m |
表をご覧いただくと、トルクの数値に驚いたと思います。国産車であるトヨタ・ランドクルーザープラドは2.8Lディーゼルエンジンで450N・mですので、国産車では味わえないトルクがあります。
燃費
それでは、いよいよ燃費を見ていきましょう。人気車種であるX5がどれほどの数値を叩きだすのかは気になるところです。
カタログ燃費 | 14.4km/L |
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ディーゼルだからこそできる燃費ですね。今までのBMWで販売されている車種の実燃費はマイナス2ほどなので、12.0km/Lを超えるのではないかとの予想もしております。新型X5であれば、燃費をそこまで気にせずにオンロードもオフロードも楽しめそうですね!
メルセデスベンツGLE
メルセデスベンツのSUVはGLという名前がついています。その中でも車高が高いGLEに注目します。メルセデスベンツが発売するSUVの性能は誰しも気になるはずです!それを余すことなくご紹介します。
基本情報
世界一クリーンなディーゼルエンジンと言われる3LのBlueTECエンジンを搭載したGLEです。オンロードもさることながら、オフロードにも余裕があるGLEです。サスペンションのストロークを深く取り、悪路の段差でも乗り心地を維持できる設計となっています。
また、急勾配に対してはダウンヒル・スピード・レギュレーションというシステムを搭載し、一定速度で坂道を降りることが可能です。アクセルやブレーキに気を使うことなく、ステアリング操作のみに集中できるため、より運転しやすくなったと言えるでしょう。
また、最新技術であるパーキングアシストも搭載していますので、大きな車体の駐車も苦労することがなさそうです。
それでは、GLEのスペックをご紹介いたします。ガソリンモデルとディーゼルモデルに分かれていますので、それぞれご紹介いたします。
GLE 350d 4MATIC | AMG GLE 43 4MATIC | |
---|---|---|
排気量 | 3.0L | |
駆動方式 | 4WD | |
外寸(全長×全幅×全高) | 4825×1935×1795(mm) | 4815×1950×1765(mm) |
重量 | 2250kg | 2260kg |
乗車定員 | 5人 | |
馬力 | 258ps | 287ps |
トルク | 620N・m | 390N・m |
この馬力とトルクがあれば、ガソリンモデルの加速性能はもちろんのこと、ディーゼルモデルに関しても楽しい運転ができることは間違いありません!2tを超える車体ではありますが、エンジン性能で十分補えると言えるでしょう。
燃費
それではいよいよ燃費です。2tを超える車で楽しい運転ができるGLEですが、気になる燃費をご紹介いたします。
GLE 350d 4MATIC | AMG GLE 43 4MATIC | |
---|---|---|
カタログ燃費 | 11.7km/L | 9.4km/L |
ガソリンモデルの燃費に関してはすでにデータがあり、7.29km/Lですので、もう少し伸びが欲しいところですね。しかし、欧州車の特徴として長距離運転をするとカタログ燃費以上伸びるので、街乗りとの差が大きいです。
是非とも乗ってみたい気もしますが、ハイオクで燃費が7km/L台であればガソリン代の覚悟は必要かもしれません。
ポルシェ・カイエン
911や718などのクーペタイプが先行していたポルシェですが、SUVも注目すべき車種です。クーペで長年培った技術を使用しつつ、走りが楽しめるSUVを開発していました。カイエンがどのような車で、気になる燃費はどれほどなのかを見ていきましょう。
基本情報
カイエンのグレードは、ベースグレード、S、ターボのラインナップです。最もパワーのあるターボは、0-100km/h加速4.1秒です。SUVでありながら、クーペのような加速ですね。
そんな運動性能を兼ね備えつつ、広い室内空間を実現していることが魅力です。また、細部にわたるまでこだわり抜いたデザインや質はポルシェならではと言えるでしょう。
以前のカイエンはディーゼルモデルもありましたが、現行は現在はハイオク車のみとなっています。まずはラインナップされている3グレードのスペックを見ていきましょう。
Cayenne | Cayenne S | Cayenne Turbo | |
---|---|---|---|
排気量 | 3.0L | 2.9L | 4.0L |
駆動方式 | 4WD | ||
外寸(全長×全幅×全高) | 4918×1983×1696(mm) | ||
重量 | 1985kg | 2020kg | 2175kg |
乗車定員 | 人 | ||
馬力 | 340ps | 440ps | 550ps |
トルク | 450N・m | 550N・m | 770N・m |
大きな車体にも関わらず、3.0Lモデルであれば、なんと2tを切っています。そして圧倒的な馬力とトルクですので、ターボモデルの0-100km/h加速4.1秒も頷けるでしょう。憧れのスポーツSUVと言えるのではないでしょうか。
燃費
それでは、カイエンの各グレードの燃費をご紹介いたします。スポーツカー並みのカイエンは、一体どれだけの燃費なのでしょうか。
Cayenne | Cayenne S | Cayenne Turbo | |
---|---|---|---|
カタログ燃費 | 11.2km/L | 10.6km/L | 8.4km/L |
以前販売されていたカイエンでは、実燃費の声として多かったのが街乗りで5km/L前後だそうです。長距離であれば8km/Lほどまでは伸びるそうですが、燃費は期待できませんね。
ハイスペックな車種なだけに、燃費を気にせずパフォーマンスを求める車種だと言えるでしょう。しかしながら、SUVでここまでの運動性能がある車は、一度体験してみたいですね!
ランドローバー・レンジローバー
ランドローバーが2012年8月に発表したレンジローバーです。型式番号はL405と名付けられ、伝統的な余裕のあるスペースを残しつつ、重さを感じさせない走りは魅力的です。そんなレンジローバーについて、詳しく見ていきます。
基本情報
現在ランドローバーが発売する車種は、SUVがディスカバリーを含めて7車種あります。その中でも、ベースとなるレンジローバーに注目しますが、エンジンのバリエーションも豊富です。
ディーゼル、ガソリン、プラグインハイブリッドから選択でき、さらにガソリンの中でも3.0Lか5.0Lかを選択することができます。また、3.0Lの中でも340psと380psのエンジンを選ぶことができるので、自分の好みに合わせて選択することができます。
エンジンの選択肢もさることながら、ホイールベースもスタンダードとロングを選択することが可能です。一つの車に対して、これほどまでに様々なスペック選択を可能にした車種は日本ではあまり見られませんね。
スマートフォンとの連動も研究され、アプリを使用して座席を畳むということもできますので、最新技術が詰め込まれた車種だと言えます。それでは、スペックを確認しましょう。
ディーゼル | ガソリンPHEV | ガソリン(3.0L) | ガソリン(5.0L) | |||
---|---|---|---|---|---|---|
排気量 | 3.0L | 2.0L+モーター | 3.0L | 5.0L | ||
駆動方式 | 4WD | |||||
外寸(全長×全幅×全高) | 5005×1985×1865(mm)(ロングホイールは全長3120mm) | |||||
重量 | 2390kg | 不明 | 2340kg | 2570kg | ||
乗車定員 | 5人 | |||||
馬力 | 258ps | 404ps | 340ps | 380ps | 525ps | 565ps |
トルク | 600N・m | 640N・m | 450N・m | 625N・m | 700N・m |
PHEVの重量は公式に出ていませんので、不明としました。大きさもさることながら、どのグレードもトルクに十分な余裕があります。これなら、広い室内に大量の荷物を積んでも重さを感じなさそうですし、どんな悪路も難なく走れそうですね!
燃費
では、燃費について見ていきます。5.0Lモデルであれば2.5tもある車体を動かすには、一体どれほどのガソリンが必要なのでしょうか。表にしてご紹介します。
ディーゼル | ガソリンPHEV | ガソリン(3.0L) | ガソリン(5.0L) | |||
---|---|---|---|---|---|---|
カタログ燃費 | 12.4km/L | 不明 | 8.5km/L | 8.8km/L | 7.4km/L | 7.2km/L |
そして注目のプラグインハイブリッドについてですが、残念ながら公表されていないようです。5.0Lの燃費はさすがと言ったところですが、ディーゼルはカタログ燃費でありながらこの数値はなかなか現実的ではないでしょうか。圧倒的なトルクを味わうには非常に楽しみな車種ですね!
キャデラック・エスカレード
街中を運転していると、圧倒的な存在感で通過していく車があると思い、よく見るとキャデラックのエスカレードでした。ゼネラルモータースが最高級であるキャデラックの冠をつけて販売された車は、一体どのような仕様なのかを見ていきます。
基本情報
現在市販されているエスカレードは2015年から販売されている4代目となります。リンカーンのナビゲーターがヒットしたことを受け、その対抗車種として販売されたのが始まりです。インテリアは16個のBOSE製スピーカーに囲まれ、本革仕様のシートに身を包まれるのです。正に、走る応接室と言わんばかりの空間ですね。
純正ホイールが22インチであることからも、その大きさに圧倒される理由がわかると思います。それでは、スペックを見ていきましょう。
エスカレード | |
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排気量 | 6.2L |
駆動方式 | 4WD |
外寸(全長×全幅×全高) | 5195×2065×1910(mm) |
重量 | 2670kg |
乗車定員 | 7人or8人 |
馬力 | 426ps |
トルク | 623N・m |
街中で走っていると大きさに圧倒されるわけですね。とても大きいことがわかります。さらに、6.2Lのエンジンから出る音は迫力があります。車両重量が2.6tであることも、アメ車ならではと言えるでしょう。
燃費
どうやら、エスカレードのカタログ燃費は非公開なようです。それでは、実燃費を見ていき最も多い燃費情報は、一般道が5km/L前後、高速道路では8km/Lに少し届かない程度だそうです。
車体の大きさとエンジンの大きさを考えるとこの燃費も頷けます。ガソリンタンクの容量が98Lであることで、給油の回数はそこまで多くないかもしれませんが、燃費を考えずに乗るほうが良さそうですね。
まとめ
最近は輸入車SUVを街で見かける機会が増えてきました。最近の傾向としては、SUVであっても走りを追求する車種が多くなってきている印象ですね。燃費に関しても、イメージしていたものよりもは低燃費と言えるのではないでしょうか。
欧州車のディーゼル開発がストップしてしまったことが、今後のSUV開発の転換期と言えるかもしれません。エンジン性能や走行性能を重視し、さらに一歩上をいくSUVが開発されることを期待しましょう。