2018年08月07日 (更新:2024年07月30日)
フロントガラスを交換する傷の目安や交換費用を紹介します!
飛び石や交通事故によってフロントガラスが破損してしまった場合、フロントガラスの交換を迫られることがあります。フロントガラスの交換はあまり馴染みのない修理ですが、いったいどれくらいの費用が発生するのでしょうか。今回はフロントガラスの交換になる破損の目安や実際の交換費用を紹介したいと思います。
フロントガラスの交換が必要となる場合
フロントガラスの交換が必要になるのは、飛び石や交通事故によってフロントガラスに大きなヒビもしくは傷が入ってしまった時です。一般的にフロントガラスの交換の目安となるのが、500円玉よりも大きなヒビ・傷となっています。それよりも小さい場合はリペアツールなどを用いてリペアすることが可能だといわれています。具体的には1.5 cm~ 2.0 cm程度の浅いヒビ・傷です。
たとえヒビ・傷の程度が小さくても深さがある場合はリペアが難しく、交換する必要があります。実際にフロントガラスを交換しなければいけなくなった時、どのくらいの費用が発生するのでしょうか。
フロントガラス交換の際の費用
フロントガラスの交換はあまり馴染みのない修理になるので、一体どのくらいの費用がかかるのか見当もつかないという人は多いでしょう。フロントガラスの交換にかかる費用は「新品のフロントガラス代と交換工賃の合計」が一般的ですが、厳密にいうと、さらにいくつかの費用が発生することになります。
費用の内訳
フロントガラスを交換する際の費用の内訳を以下に記載します。
- 出張費用
- フロントガラス部品費用
- 交換作業工賃
- 交換済フロントガラスを含む不要部品の廃棄処分料金
- 再利用ができない部品の実費(一部車種のみ)
フロントガラス交換費用の内訳はこのようになっています。フロントガラスが破損してしまっている場合は自走することができないので、整備工場まで車を移動させるための出張費用が発生します。業者によってはその場でフロントガラスを交換してくれるところもあるようです。
フロントガラス部品費用はその名の通り、新品のフロントガラスを含む部品代です。交換作業工賃はフロントガラスを脱着する際に発生する人件費になります。
フロントガラスを交換した後、取り外したフロントガラスをはじめとする部品が不要になるので、それを業者に廃棄してもらうために発生するのが廃棄処分料金です。また、一部車種は部品の再利用ができないことがあり、その際は再利用ができない部品を新品交換するための費用が発生してしまうようです。
費用の相場
フロントガラスの交換にかかる費用の内訳を紹介しました。業者によっては出張費用が発生しなかったり部品代が異なったりすることもあるので、それぞれの項目ごとの費用を紹介することは難しいです。
ですが、費用の相場であればお伝えすることができます。フロントガラスの交換にかかる費用の相場を以下に記載するので、万が一のときのためにしっかりと把握しておきましょう
フロントガラスを交換する車種 | フロントガラスの交換費用 |
---|---|
軽自動車 | 50,000円~70,000円程度 |
普通車 | 70,000円~90,000円程度 |
輸入車 | 100,000円~150,000円程度 |
フロントガラスの交換にかかる費用は、フロントガラスを交換する車種のボディサイズによって大まかに分けることができます。これは車種によってフロントガラスの大きさや材質、機能が異なっているからです。
交換ではなくリペアであれば、上記の表の1/5程度の費用でフロントガラスを修理することができます。しかし、フロントガラスの交換となると部品代が高価な上に技術も必要となるので、どうしても費用が高くなってしまうようです。
車両保険に加入しているのであれば、フロントガラスの修理費用は車両保険の対象となるので、フロントガラスの交換にかかる費用もまかなうことができます。もちろん、車両保険を使用することで翌年度の等級がひとつ下がり、同様に翌年度の任意保険料が高くなってしまうので、しっかりと考えた上で車両保険を使用するかどうか検討してください。
フロントガラスをDIY交換は可能か?
車両保険に加入している人であれば、フロントガラスの交換にかかる費用を賄うことができるとお伝えしましたが、車両保険に加入していない人は高額の修理費用が発生するので困ってしまいますよね。フロントガラスを交換にするにしても、純正品ではない社外製のフロントガラスや中古ガラスを購入することで、その費用の一部を抑えることは可能です。
それでも作業工賃自体に変わりはなく、安く抑えようと思っても数万円単位の出費を免れることはできません。 しかし、フロントガラスはDIYで交換することも可能です。DIYであれば部品代だけでなく作業工賃自体も大きく削減することができるので、できるだけ安くフロントガラスを交換したい人は選択肢のひとつとして検討してみても良いのではないでしょうか。
ただし、フロントガラスの交換は間違いなく知識と技術が必要になる作業です。フロントガラスの交換にはたくさんの手間や独自の難しさがあります。
簡単にフロントガラスのDIY交換を解説するので、しっかりと熟読した上で自分自身の知識と技術で交換できるかどうかを検討してください。少しでも難しそうだと感じたのであれば、DIYに無謀にチャレンジすることだけは絶対に控えましょう。
フロントガラス交換に必要なもの
フロントガラスをDIY交換するためには、フロントガラスを脱着するための道具を事前に揃えておく必要があります。フロントガラスの交換に最低限必要な道具は8種類です。
- 車のガラス用接着剤
- プライマー
- カッターナイフ
- ピアノ線
- ビニールテープ
- ワイパーを取り外す工具
- スクレーパー
- コーキングガン
フロントガラスの交換で必要となる道具は基本的なものばかりで、特殊工具などは必要ありません。フロントガラスのワイパーを取り外す工具はマイナスドライバーやワイパーリムーバーなどを揃えておくといいでしょう。
フロントガラスの交換手順
続いて、フロントガラスをDIYで交換する際の手順を簡単に解説します。おそらく皆さんが想像しているよりも重労働かつ危険を伴う作業なので、1人での作業はできるだけ控えるようにしてください。
フロントガラス周辺の部品を取り外す
まずはフロントガラス周辺の部品を全て取り外します。ワイパーなど再利用を前提としている部品の取り外しに関しては細心の注意を払いつつ丁寧に取り外してください。フロントガラスモールは車種によって、工具使って簡単に取り外せるものとボディに接着されているものがあります。ボディに接着されているものに関してはカッターナイフを使って取り外しましょう。フロントガラスモールを再利用する場合は極力手でゆっくりと取り外す必要があります。
フロントガラスを取り外す
フロントガラス周辺の部品を全て取り外したら、フロントガラスを取り外す作業に移ります。こちらもカッターナイフを活用してフロントガラスの接着面をゆっくりと丁寧に剥がしていきましょう。この時、フロントガラスとボディの隙間にカッターナイフを滑り込ませて行くのですが、カッターナイフが入らない部分はピアノ線を使って切断していきます。
フロントガラスを取り外すことができたら、ボディにこびりついている接着剤をスクレーパーでしっかりと削り取ると仕上がりがきれいです。フロントガラスは普通車で約10 kg、セダンやミニバンといった大型車で約15 kgほどになります。ガラスを取り外す際にボンネットやボディに落としたりぶつけたりして傷つけてしまうと元も子もないので、充分注意を払ってください。
新しいフロントガラスにモールを取り付ける
続いて、新しいフロントガラスにフロントガラスモールを装着しましょう。こちらも丁寧に作業を行ってください。フロントガラスモールは再利用品でも問題はないのですが、新品に交換することが望ましいです。
プライマーをフロントガラスとボディに塗布する
新しいフロントガラスにフロントガラスモールを取り付けたら、プライマーを塗布していきます。 プライマーはガラス用接着剤の接着効果を促進させるために使用するものです。ボディのガラス枠にもプライマーを塗布する必要がありますが、こちらは別途ボディ専用のプライマーを使用しましょう。
新しいフロントガラスを取り付ける
コーキングガンにガラス用の接着剤を充填して、フロントガラスをボディに取り付けていきます。ガラス用接着剤は水漏れを防ぐために下側から上側にかけて丁寧に塗布してください。
接着剤の乾燥は非常に早いので、出来るだけ早め早めの作業を行うことが大切です。10分以内の作業完了を目標にしましょう。ガラス用接着剤を塗布し終わったら、ビニールテープでフロントガラスとボディをしっかりと固定します。
接着剤の乾燥時間の目安は2~3時間程度です。このときにドアを開閉したり車を走行させたりしてしまうと、振動や空気の動きによってフロントガラスが濡れてしまう恐れがあります。接着剤をしっかりと乾燥させてから車を動かすようにしてください。
フロントガラス交換用のおすすめグッズ
最後にフロントガラスの交換を DIY でチャレンジしたい人のためにフロントガラスを交換する際に活用できるおすすめグッズを2点紹介します。用途が異なる商品なので、2点とも購入しておいた方がのちのち後悔せずに済むでしょう。
ウインドシールドガラスアドヘシブ
トヨタの優良部品メーカーとなるドライブジョイからフロントガラスを交換するために必要となるグッズなども販売しています。その中でも特に評価が高いグッズがウインドシールドガラスアドヘシブです。
ガラス用接着剤、ガラス用プライマー、ボディ用プライマー、プライマー用ハケ2本の5点の商品がセット価格で販売されています。どれもDIYでフロントガラス交換を行うのであれば必需品となるので、忘れずに購入しておくべきだと思います。
業者に依頼すれば数万円から十数万円の費用が発生することになりますが、ハマタイト・フロントガラス交換用5点セットであれば気軽に購入することができますよね。
もちろん、ウインドシールドガラスアドヘシブだけでフロントガラスを交換することは難しいです。そのほかにも必要となるグッズをこれから紹介します。
ウインドシールドリムーバーセット
ハマタイト・フロントガラス交換用5点セットは新しいフロントガラスをボディに取り付けることはできますが、破損したフロントガラスをボディから取り外すことはできません。破損したフロントガラスを取り外すには、上記で紹介した道具かこちらのウインドシールドリムーバーセットが必要になります。
ウインドシールドリムーバーセットはフロントガラスをボディに固定している接着剤を取り外すための道具がセットになっている商品です。セット内容はウインドシールドリムーバー、ワイヤー、ワイヤーハンドル×2、ワイヤー通し、内張り剥がし、シールドモールド外しの7点です。
使い方は簡単。ウインドシールドリムーバーを使ってフロントガラスを少し浮かせたら、ワイヤーとワイヤー通し、ワイヤーハンドルを使ってこびりついている接着剤を少しずつカットしていきます。シールドモールド外しや内張り剥がしはフロントガラスモールなどのフロントガラス周辺の部品を取り外すのに活用していくと良いでしょう。
ウインドシールドリムーバーセットの価格は2,980円となっています。ハマタイト・フロントガラス交換用5点セットの価格との合計金額は約6,000円です。手間がかかるとはいえ、フロントガラス交換にかかる費用を節約したい人にとって、約6,000円という価格でフロントガラス交換グッズをそろえることができるのはとてもありがたいのではないでしょうか。
まとめ
今回は、フロントガラスを交換する際の目安や費用を徹底解説しました。またフロントガラスをDIYで交換する方法、必要となる道具についても徹底的に解説したので、フロントガラスの交換をDIYしようと考えているユーザーにとっては参考になったのではないかと思います。
フロントガラスのDIY交換は非常に手間暇がかかり、知識と技術を伴う作業です。いざチャレンジしても時間と体力の消耗が激しい上に、失敗してしまう可能性も決して低くはありません。それらを考慮すると、はじめから業者に依頼した方が安心かつ確実だといえます。
フロントガラスの交換費用は安いものではありませんが、フロントガラスが破損している場合は速やかに交換する必要があります。信頼できる整備工場があればそちらに依頼して、 すぐにでも作業を開始してもらいましょう。