T31エクストレイルの純正マフラーは、見た目と音質が控えめなので、せっかく乗るならスポーツマフラーに交換したい!と考える人も多いでしょう。マフラーは、一見、排気ガスを通すだけのパイプと思われがちですが、内部構造は以外と複雑。車の特性に合わせて製作したモノでなければ、かえって乗りにくい車となってしまいます。そこで、エクストレイルにおススメのマフラーを厳選し、特徴とともにご紹介します。
T31エクストレイルのマフラーを選ぶうえでの注意点
T31エクストレイルは、2007年から2015年まで生産された車両で、マフラーを選ぶ時には2010年の騒音規制に注意しなければなりません。2010年4月以降に生産された車から、マフラーの近接排気音の規制に加えて、「加速走行騒音を有効に防止するものであること」が付け加えられました。
これにより、スポーツマフラーに交換する際は、登録性能等確認機関「JQR」「JATA」「JARI」「JMCA」のどれかのマークと識別番号の刻印またはプレートが貼られていなければなりません。もちろん2010年4月以前生産の車両であれば、2001年騒音規制94dB以下の近接騒音をクリアしていれば問題ありません。この他、車体からはみ出るマフラーの取付方法は禁じられています。
T31エクストレイル用マフラーおススメ5選!
フジツボ オーソライズS
オーソライズSは新基準対応マフラーなので、2010年4月以降生産車両にも安心して装着できる静かなスポーツマフラーです。純正と音量をほとんど変えずに、音質の低音を強調するチューニングが施されています。エクストレイルの室内快適性を損なうことのない、トータルバランスに重点を置いて開発されたマフラーと言えるでしょう。テールエンドのデザインは2本出しで、スタイリッシュにエクストレイルを演出します。
タナベ MEDALION eR TUNE
新基準に対応したマフラー音に、低音を強調したのがMEDALION eR TUNEです。排気音は90dB以下の保安基準以内に抑えられており、純正とほとんど変わらないレベルとなっていますが、アクセルを踏めば低音の効いた迫力あるスポーツサウンドを奏でます。デザインも、車に溶け込む車種専用設計で、スポーティーにTE31エクストレイルのリアビューを演出します。
【タナベ MEDALION eR TUNE:ユーザーレビューページ】
JAOS BATTLEZマフラー
JAOS BATTLEZマフラーは、始動時にスポーティーなサウンドと共にエンジンが目覚めます。新騒音規制に対応しているので、アイドリングは非常に静かで、スポーツマフラーに交換しているとは気づかないほど。それでいてアクセルを踏むと響く低音が、心地よい走りを実感させてくれるでしょう。大口径の砲弾型マフラーが、エクストレイルのリアビューをレーシーに演出します。
【JAOS BATTLEZマフラー:ユーザーレビューページ】
ガナドール4WD Vertex P.B.Sマフラー
エクストレイルのディーゼル車をもっとスポーティーに変えてくれるのが、ガナドールのマフラーです。排気音は純正とほとんど同じですが、アクセルを踏むとワンクラス上の迫力あるサウンドを楽しめます。ガナドールでは、P.B.S(パワーブーストシステム)を搭載しており、これにより馬力向上と燃費改善も得られます。リアビューもスポーティーなW出しマフラーが、エクストレイルを迫力あるスタイルにカスタマイズできます。
【ガナドール4WD Vertex P.B.Sマフラー:ユーザーレビューページ】
スルガスピードPFSマフラーセット
スルガスピードのマフラーは、純正に近い音量でありながら、低音を強調した迫力あるサウンドが特徴です。ディーゼルターボの場合は、ブーストの立ち上がりが早くなるので、アクセルを踏み込まなくても車が軽く走るようになります。素材はSUS304オールステンレスの砲弾タイプなので、リアビューをスポーティーに演出します。新制度認証未取得商品なので、取り付けるには2010年4月以前製造のエクストレイルが、保安基準適合となります。
【スルガスピードPFSマフラーセット:ユーザーレビューページ】
まとめ
T31エクストレイルのおすすめマフラーご紹介してきましたが、旧モデルでも魅力的なマフラーは多数販売されています。マフラーは、交換することで他と一味違ったカスタマイズができるチューニングパーツなので、音質やデザインのほか、エンジン特性の変化にも注意して選ぶことが重要です。
主に街中を走ることが多いなら、低中速回転のトルクを重視したマフラー、高速道路を多用するなら、高回転の抜けを良くしたマフラーが良いでしょう。音質やデザイン以外に排気効率を考えて選ぶ場合は、太ければよいというものではないので、専門家に相談しながら選べるとベストですね。