2019年02月11日 (更新:2022年10月24日)
ランボルギーニの凄さはここ!歴史やスペック、ユーザーカスタムも紹介!
スーパーカーと呼ばれるランボルギーニですが、各車のスペックが一体どのくらい凄いのか、中々イメージが付かない方も多いのではないでしょうか?今回はランボルギーニーの凄さを数値で見てみます。現行モデルのランボルギーニのエンジンスペックやパフォーマンスの数値、過去のラインナップからピックアップした車も合わせて紹介しますので、ファンならずとも必見です!
アウトモビリ・ランボルギーニとは
ランボルギーニといえば、なかなか手の届かない高級車。地を這うような低い車体で唸るようなの排気音を奏でるエンジンは、乗る人だけでなく、周囲にいる人も虜にしてしまう魅力があり、憧れの的となっていることでしょう。
では、そのランボルギーニとはどのような会社なのでしょうか?
アウトモビリ・ランボルギーニの歴史
アウトモビリ・ランボルギーニは、「フェルッチョ・ランボルギーニ」という人物が設立した会社です。イタリアでトラクターの製造工場として大成功を収めていたランボルギーニですが、1963年にフェラーリに対抗するスーパーカーを作り始めたことが、アウトモビリ・ランボルギーニの起源になります。
イタリアの美しいエンジンを使いたいというフェルッチョ・ランボルギーニの強いこだわりから、12気筒エンジンを搭載した350GTVが堂々のデビューを果たし、世間からの注目を集めました。
台数は多くありませんでしたが、高品質で乗り手を刺激する乗り味は人気を集め、350GTVのすぐ後には、350GTが販売、さらに400GTが販売されていきました。
スーパーカーブームを牽引
そして、半世紀経った現在では、世界130以上のディーラーを通じて名車の数々を世に送り出してきています。「ミウラ」や「カウンタック」といった、スーパーカーブームの時代に世に放たれた車も記憶に新しいことでしょう。
2000年代に入ってからは、ただのスーパーカーではなく、「ラグジュアリー・スーパースポーツカー」として、「ウラカン」や「アヴェンタドール」などが販売されています。
V型12気筒の大排気量エンジンが搭載されているのがランボルギーニの特徴ですが、現在販売されているモデルの「ウルス」「ウラカン」「アヴェンタドール」の3車種については、どんなエンジンが搭載されているのでしょうか。
ウルス
これまでの路線とは趣向が変わり、SUV仕様車として販売されたのが「ウルス」です。ランボルギーニの技術を詰め込んだスーパースポーツユーティリティビークルとして、最先端のデザインとV8ターボエンジンを搭載しています。
日常での使用も考慮されており、ターマックだけでなく、山道といった悪路であってもパワフルに走行し、耐久性にも優れています。車体のエクステリア・インテリアには各所にカーボンやアルミが使用されており、スポーツ性を感じさせてくれるところも魅力でしょう。
V8ターボエンジンを搭載
気筒数 | 8気筒 |
---|---|
排気量 | 3996cc |
ボア×ストローク | 86mm×86mm |
最大出力 | 650ps/6000rpm |
最大トルク | 85kgm/2250~4500rpm |
最高回転数 | 6800rpm |
8気筒V型ターボエンジンの排気量は4Lとなっており、ボア×ストロークは1:1のスクエアストローク。高回転型のエンジンではありませんが、中速域でのトルクを発生してくれる仕様になっています。SUVとして、悪路を走行することを想定してのセッティングになっているのでしょう。
ウルスの加速や最高速は?
最高速度 | 305km/h |
---|---|
0-100km/h | 3.6秒 |
0-200km/h | 12.8秒 |
SUVで300km/hを超える最高速度を誇り、0スタートから100km/hへと至るまでの3.6秒は驚異的な数字といえます。SUVと言えども、ランボルギーニの系譜となるポテンシャルを秘めています。
ウラカン
昔からあるランボルギーニのデザインを彷彿とさせるスーパーカーが「ウラカン」です。シャープなデザインは炭素原子の6角形をイメージさせ、ランボルギーニの特徴ともいえます。
現代の最先端技術を惜しみなく盛り込んだ制御装置が搭載されていたり、コックピットから眺めるインストルメントパネルは、モニターになっていることで座った瞬間からワクワクさせるような感動を与えてくれるでしょう。
V10自然吸気エンジンを搭載
肝心のエンジンはV10気筒の自然吸気となっており、プッシュスタート式のエンジンを始動することで、官能的なサウンドが脳を揺さぶります。
グレードが全6種類に分かれており、それぞれに楽しみ方があるのも良いですね。
- EVO
- EVO Spyder
- RWD
- RWD Spyder
- Performante
- Performante Spyder
EVO | EVO Spyder | RWD | RWD Spyder | Performante | Performante Spyder | |
---|---|---|---|---|---|---|
タイプ | V10 | |||||
排気量 | 5204cc | |||||
ボア×ストローク | 84.5mm×92.8mm | |||||
圧縮比 | 12.7:1 | |||||
最大出力 | 640ps/8000rpm | 580ps/8000rpm | 640ps/8000rpm | |||
最大トルク | 60kgm/6500rpm | 54kgm/6500rpm | 60kgm/6500rpm |
RWDのグレードのみ、馬力とトルクが他のモデルに比べると低くなっています。続いて最高速度や0-100km/hの数値を見てみましょう。
ウラカンの加速や最高速は?
EVO | EVO Spyder | RWD | RWD Spyder | Performante | Performante Spyder | |
---|---|---|---|---|---|---|
最高速度 | 325km/h | 320km/h | 319km/h | 325km/h | ||
0-100km/h | 2.9秒 | 3.1秒 | 3.4秒 | 3.6秒 | 2.9秒 | 3.1秒 |
0-200km/h | 9.0秒 | 9.3秒 | 10.1秒 | 10.4秒 | 8.9秒 | 9.3秒 |
300km/hの大台を超え、0-100加速に至っては最速で2.9秒と異次元の加速を見せてくれます。バイク並みの加速力ですので、加速Gが半端ではないほどに体に掛かるでしょう。
アヴェンタドール
ランボルギーニの代表的なモデルとして君臨している「アヴェンタドール」は、これまでに販売されてきた「ミウラ」「カウンタック」などと同じくSの歴史に仲間入りすることになりました。
挑戦を続けるランボルギーニが開発するマシンとして、現在頂点に君臨するモデルです。流線型のボディからなるダイナミックなエアロは、空力抵抗を最小限に抑えつつ、コーナリング時には最適な荷重を掛けることができるデザインになっています。
V12自然吸気エンジンを搭載
並外れたV12型自然吸気エンジンによって出力されるパワーは、乗る人を置き去りにしてしまう程の加速力を誇り、まるで管楽器が奏でるような官能的なサウンドとV12型エンジンのリズミカルな鼓動に酔いしれること間違いないでしょう。
アヴェンタドールからは4種類のグレードが販売されています。
- S
- S Roadster
- SVJ
- SVJ Roadster
S | S Roadster | SVJ | SVJ Roadster | |
---|---|---|---|---|
タイプ | V12 | |||
排気量 | 6498cc | |||
ボア×ストローク | 95mm×76.4mm | |||
圧縮比 | 11.8:1 | |||
最大出力 | 740ps/8400rpm | 770ps/8500rpm | ||
最大トルク | 69kgm/5500rpm | 72kgm/6750rpm |
排気量が大きくなっただけでなく、それに応じて馬力も凄まじく、エンジンの性能がよくわかる数値になっています。続いて、最高速度や加速性能についてご紹介します。
アヴェンタドールの加速や最高速は?
S | S Roadster | SVJ | SVJ Roadster | |
---|---|---|---|---|
最高速度 | 350km/h | 351km/h | ||
0-100km/h | 2.9秒 | 3.0秒 | 2.8秒 | 2.9秒 |
0-200km/h | 8.8秒 | 9.0秒 | 8.6秒 | 8.8秒 |
最高速度350km/hはもはや異次元の世界。この速度が出せるのもエンジン性能のみならず、空力性能が優秀だから。ランボルギーニのデザインだからこそ、この速度が出るといえます。
過去に販売されていた車両のエンジン
ランボルギーニから過去に販売されてきた名車の数々からピックアップして、エンジンの詳細を見てみましょう。
カウンタック(LP400)
マルチェロ・ガンディーニがデザインした車両が「カウンタック」です。スーパーカーブームの火付け役とも言われる存在で、当時の300km/h突破の夢を一新に受けていました。
タイプ | V12 |
---|---|
排気量 | 3929cc |
最大出力 | 375ps/8000rpm |
最大トルク | 36.8kgm/5500rpm |
世界で150台のみ生産されたのがLP400で、エンジンは先代の「ミウラ」のエンジンが搭載されています。約4Lの排気量が生み出す出力は375馬力となっており、今とは違ってキャブレター仕様の車でした。
時速300kmは到底かないませんでしたが、まるで宇宙船のようなデザインは当時の大人と子供を魅了してくれるスーパーカーでした。もちろん、現在でも愛され続けています。
ムルシエラゴ
スペイン語で「コウモリ」と言われるのが「ムルシエラゴ」です。販売期間は2001年~2010年までの間となっており、ランボルギーニファンから愛されて生産を終了しました。
クーペ | ロードスター | |
---|---|---|
タイプ | V12 | |
排気量 | 6298cc | 6498cc |
最大出力 | 588ps/7500rpm | 649ps/8000rpm |
CARTUNEユーザーのランボルギーニカスタムを紹介
ランボルギーニを街中でも見かける機会はあまり無いと思いますが、それでもカスタムされているユーザーの方はたくさんいます。ここではcartuneユーザーがピックアップしてくれた写真からカスタム例を見て行きましょう。
スラムド仕様
とにかく地面スレスレまで車高を落とすスラムド仕様。ツラウチ気味のホイールとマッチした車体からとてもアンダーグラウンドな雰囲気が出ています。エアサスを付けるのが主流のカスタムで、駐車時にエアを抜いて車高を下げ、走行中はボディ等を擦らないようにエアの圧力をあげて車高を上げることができるのでドレスアップとドライブ好きには心強いスタイル。初心者から超上級者向けのカスタム方法となっています。
ストリートレーサー仕様
実際に公道でレースを行う人はいないとは思いますが、ストリートカスタムはマフラーやエアクリーナーを交換することでパワーを上げたり、オーバーフェンダーを装着してレーシーに仕上げるカスタムです。
サーキット仕様
サーキットでの走行をメインとし空力やブレーキの制動など、トータルでマシンチューニングを行いタイムアタックやレース競技を行い、ストリートレーサー仕様よりも深い所まで性能の見直しが図られる、上級者から超上級者向けのカスタム方法となっています。ナンバー付き、ナンバー無しまで幅広い車両が存在してます。
DUB仕様
高級車をベースとし派手なインテリアやエクステリアに変更しオリジナリティをとことん追求していくラグジュアリースタイル。元々は20インチ以上のホイールを装着していた車両への俗語だったが、海外のセレブ達によって広がりを見せ日本国内でもひとつのジャンルとして確立されました。中級者から超上級者向けのカスタム方法となっています。
痛車仕様
ボディにマンガ・アニメ・ゲームコンテンツなどに関連するキャラクターやメーカーロゴをあしらったステッカーや塗装を施すアートスタイル。現在では痛車イベントも多く開催されておりもはやアニメオタクだけの趣味ではない領域になっています。
ランボルギーニのカスタムパーツ
ランボルギーニのカスタムパーツはどのくらいの価格で販売されているのでしょうか?スーパーカーだけでなく、車両問わずカスタムの依頼を受け付けてくれるお店「Vehicle one(ビークルワン)」さんで取扱っているパーツをアヴェンタドールに絞って見てみましょう!
- エキゾーストシステム・・・クライスジーク製フルキット¥1,001,907
- ボディキット・・・ROWEN製5ピースFRP KIT ¥1,130,000
- ロアリング KIT・・・ファイティングスター製 ¥320,000
- アルミホイール・・・ハイパーフォージド製19インチF:¥171,000R:¥183,000
このように少し桁が違うものもありますが、各メーカーさんの専門技術が使われたパーツが販売されています。折角のスーパーカーですので妥協できない方はしっかりと相談し、納得のいく商品選びをおすすめします。取り付け作業料は別途となっておりますのでご注意ください。
エアロフルキットの取り付けはもちろんですが、各部ラッピングシート貼り付け、HIDバルブ交換や、カーボンパーツの取り付けも行ってくれます。様々な車両での実績がありますので、安心して作業をお任せできるお店です。
まとめ
ランボルギーニのようなスーパーカーはなかなか手の届かない車ですが、だからこそ街中で見かけると憧れになるのでしょう。どんな車なのか、エンジンはどんなものが搭載されているのかを考えるだけでワクワクしてきますね。