2019年02月11日 (更新:2020年08月07日)
キューブをカスタム?弄り甲斐はあるのか?!
日産自動車より5人乗りの5ドアトールワゴンとして発売されているキューブ。老若男女様々な方が乗っていますが、カスタムしていく上で弄り甲斐はあるのでしょうか?実はこのキューブ、カスタムベースとしても人気が高くローライダー、スポーツ、VIP,USDMなど数多くの車両を待ちで見かけることができます。
キューブの車両紹介
1998年に初代Z10型から始まった日産キューブですが、現行のZ12型となるまでに様々なマイナーチェンジやフルモデルチェンジを繰り返しており、日産自動車のトールワゴンモデルとしてのロングセラーモデルとなっております。
その中でもZ12型キューブは2008年11月の初期型が販売されてから約10年、ニューモデルが発売される事なくマイナーチェンジをされているのは車内空間の使い勝手が良い点やボディサイズ、安全装備が充実している事によるものでしょう。
基本概要
日産キューブは、同社のマーチをベースにミニバン用ボディを架装したモデルで、全高の高いキャビンにより車内における居住性を最大限に生かすレイアウトが持たされています。Z10型とZ12型では5人乗りのモデルしか用意されていませんが、Z11型では7人乗りのキューブキュービックという派生車も発売されていました。
現行のZ12型では1.5L直列4気筒エンジン搭載、トランスミッションはエクストロニックCVT、駆動方式は前輪駆動に統一。グレード別の主要装備により価格帯が選択しやすくなっています。
グレード/価格
キューブには2019年4月現在、5種類のグレードが用意されていますが、気になる価格を調べてみましたのでご覧ください。
グレード | 主要装備 | 内装 | 新車販売価格 |
---|---|---|---|
15X | 最適配光マルチリフレクターハロゲンヘッドランプ(マニュアルレベライザー付き)/本革巻3本スポークステアリング/アシストグリップ(助手席)/運転席・助手席SRSエアバッグシステム/マニュアルエアコン(ダイヤル付き) | フェザーグレーのみ | 価格¥1,620,000~ |
15X Vセレクション | 15Xをベースにメッキインナーハンドル/フロントフォグランプ/インテリジェント オートライトシステム(フロントワイパー連動、薄暮れ感知「おもいやりライト」機能付き) | 内装色はフェザーグレーとグラファイトの2色から選択が可能 | 価格¥1,782,000~ |
15X Vセレクション マイキューブ | 15X Vセレクション をベースとし、バイキセノンヘッドランプ(ハイ/ロービーム、オートレベライザー付き)に変更 | 内装色はヴィンテージキャメルとロブルーの2色。オプションでは3色追加され全5色から選択可能 | 価格¥1,854,360~ |
15G | 15X Vセレクション マイキューブをベースとし、16インチアルミホイールに変更 | 内装色はフェザーグレー、グラファイトの2色。オプションでは5色追加され全7色から選択可能 | 価格¥1,987,200~ |
ライダー | 15Gをベースとし、専用フロントバンパー/サイドシル/リアバンパー/専用フィニッシャー/専用シート地/専用アルミホイールに変更 | グラファイトのみ | 価格¥2,030,400~ |
※ライダーのみボディーカラーがブリリアントホワイトパール、ブリリアントシルバー、スーパーブラック3色のみの設定となっていますが、ライダー以外のボディーカラーは全11色から選択可能です。
スペック
ライダー以外のグレードには燃費消費率JC08モードでの審査値が公表されており、19km/Lとなっています。ライダーのみ専用の外装部品が取り付けられているため全長が120mm長いですが、全幅、全高、最大地上高に変わりはないのでその点を住まえて主要諸元を見ていきましょう。
15X | 15XVセレクション | 15G | |
---|---|---|---|
全長 mm | 3890 | 4010 | |
全幅 mm | 1685 | 1695 | |
全高 mm | 1650 | 1650(1680) | |
車内寸法 長さ mm | 1950 | ||
車内寸法 幅 mm | 1395 | ||
車内寸法 高さ mm | 1275 | 1275(1235) | |
ホイールベース mm | 2530 | ||
トレッド 前/後 mm | 1480/1485 | 1475/1480 | 1480/1485 |
※メーカーオプションやディーラーオプションの装着により寸法や重量等が()外の数値に変わってしまう部品もありますので、ご注意ください。
キューブのカスタムその1:ホイール
キューブは純正ホイールから変更することでイメージをがらりと変えることができます。スポーツ系のホイールに交換すると走り屋っぽく、フィン系やディッシュ系のホイールに交換するとVIPやっぽく、メッシュ系ホイールでもデザインによってはローライダーっぽい見た目に変更できます。手軽にイメージチェンジをしたい場合にはホイールの交換がオススメです。
キューブのカスタムその2:フロントバンパー(エアロパーツ)
キューブのカスタムで定番化しているフロントバンパーの交換やエアロパーツの取り付け、こちらもイメージチェンジに効果的なパーツとなっています。様々な種類がありますのでご紹介します。
IMPUL
モータースポーツ競技への参戦で有名な星野レーシングの自動車部品開発部門。大型の開口部や3連ダクトがレーシーなフロントバンパーです。未塗装、FRP製で価格は¥68,000~となっています。
minerva
福岡県のカーショップ発のオリジナルエアロメーカー。ver.euroというユーロスポーツタイプのフロントバンパーとフロントハーフスポイラー、そして純正バンパー用のフロントハーフスポイラーが用意されています。ver.euroバンパーは¥66,000~、フロントハーフスポイラーは¥30,000~、純正バンパー用のフロントハーフスポイラーも¥30,000~いずれも未塗装、FRP製となっています。
M'z SPEED
コンプリートカーの販売も手掛けるドレスアップパーツの老舗。ややユーロVIP寄りのフロントハーフスポイラーは車体のデザインとも非常にマッチします。未塗装品と塗装済品があり、塗装済品はブリリアントホワイトパールとスーパーブラックの2種類に対応しているので計3種類用意されています。未塗装、FRP製は¥38,000~、塗装済、FRP製はいずれも¥48,000~となっています。
ステアリングホイール
最近の車ではあまり見かける事がありませんが、ステアリングホイールを社外品に変更するのもカスタムの定番です。運転しやすいようにMOMOやナルディのようなスポーツ系ステアリングに変更するのはおすすめです。
ステアリングホイールの交換作業は、専門知識を伴う作業としてエアバックの取り外しが必要となっています。手順をしっかり踏まないとエアバッグが作動してしまい思わぬケガをすることもありますので自信が無い方はプロの方にお任せしましょう。
※過去に報道で取り上げられた「タカタ製エアバッグのリコール改修」問題で、平成30年5月以降「エアバッグのリコール未改修車は車検を通さない措置を行う」という通達が出ています。エアバッグの無い社外品に交換していても、リコール改修を受けないと車検を通すことができません。一度は必ずディーラーや整備工場で「改善措置済証」を交付してもらいましょう。
まとめ
今回はキューブのカスタムについてのお話でした。姿カタチも良く幅広いシーンで使用されている日産キューブ。ホイールやバンパーなどの外装だけでなく、ここでは紹介できなかった外装パーツ以外にも内装パーツがまだまだ沢山世の中に出回っています。いろんなパーツを装着し、自分だけのキューブにカスタムしてカーライフを楽しんじゃいましょう!