2018年09月11日 (更新:2022年12月06日)
MINIの選び方を解説!誰でもわかるミニ選び!
街中で走っているその姿で、あの車いいな!と思わせる、優れたデザインを持つミニ。お洒落なスタイルで個性的に映るミニは、これまで様々な進化を重ねており、モデルとグレードの種類が豊富になっています。数が多すぎてどれを選んでいいのかわからない方も多いのではないでしょうか?今回はミニのボディタイプと価格をご紹介します。
MINIのボディタイプは5タイプ
第3世代となる現行モデルの販売が開始されたのは2013年。ボディタイプ別に全5モデルが販売されており、それぞれ用途や見た目に違いがありボディサイズも異なるのでまずはボディサイズを中心に見てみましょう!
MINI 3ドア
従来のミニと言えば一番に思い浮かぶであろうミニのスタイルは、3ドアのタイプでしょう。ハッチバック車のこじんまりとした愛らしいフォルムが特徴であり、最もオーゾドックスなタイプです。
グレードは、「ワン」「クーパー」「クーパーS」の3種類があり、AT車とMT車の設定があります。駆動方式は「FF」で、スタンダードモデルとしてデートにも使えますし、走りたい人にも向いています。
ハンドリングはまるでゴーカートのようなキビキビとした味付けで、小さなボディと相まって機敏に走ります。乗り手を楽しませてくれること間違いなしです。
全長 | 3,865mm |
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全幅 | 1,725mm |
全高 | 1,430mm |
車両重量 | 1,210kg |
MINI 5ドア
愛らしいフォルムはそのままに、ファミリーが使用することのできるように5ドアにしたのがこのモデルです。グレードは、「ワン」「クーパー」「クーパーS」が用意されており、AT車のみの設定、駆動方式は全てのグレードにおいて「FF」となっています。
エンジンは「ガソリンエンジン」と「ディーゼルエンジン」の2種類をラインナップ。近年注目されてきているディーゼルモデルを選ぶ人も増えてきました。軽快に走るのあればガソリン、力強い走りを選ぶならディーゼルという棲み分けになるでしょう。また、ディーゼルモデルは燃費に優れるという特徴があります。
また、5ドアとなったことで乗り降りがしやすくなっただけでなく、車内空間の確保にも手を加えられており、家族で乗っても広びろ使うことができます。
全長 | 4,025mm |
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全幅 | 1,725mm |
全高 | 1,445mm |
車両重量 | 1,260kg |
MINIコンバーチブル
先代モデルから継承されているのが、このコンバーチブルスタイル。天井部分が開閉式になっていますので、開放感を感じながら走ることができます。暖かな気候の中で風を全身で感じながら走行するのは気持ち良いことでしょう。
グレードは、「クーパー」「クーパーS」をラインナップしており、どちらもAT車の設定のみになっています。駆動方式は「FF」で、走ることだけでなく、魅せることや車そのものを楽しむことに向いているモデルになっています。ボディサイズはMINI 3ドアと同じサイズとなるためコンパクトで乗りやすいサイズとなっています。
全長 | 3,865mm |
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全幅 | 1,725mm |
全高 | 1,415mm |
車両重量 | 1,330kg |
MINIクラブマン
クラブマンの大きな特徴と言えば、大きく開くラゲッジルームの開閉扉です。特徴的な「観音開き」は、荷物を載せるときに重宝します。ミニのスタイルを崩すことなく、快適性と実用性を両立したのがこのモデルです。
グレードは、「ワン」「クーパー」「クーパーS」が用意されており、「クーパー」と「クーパーS」には、ガソリン仕様車と合わせてディーゼル仕様車も販売されています。駆動方式は1グレードを覗いて「FF」となっており、「クーパーS」のガソリン仕様車において、4駆のグレードがラインナップされています。
ミニを楽しむだけでなく、日常での使用も考えて開発されているのがクラブマンです。ファミリーが使うための機能性を十分に確保しつつも、ミニ本来のスタイルを崩すことなく個性的なアイデンティティを確立しています。
全長 | 4,275mm |
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全幅 | 1,800mm |
全高 | 1,470mm |
車両重量 | 1,540kg |
MINIクロスオーバー
これまでのミニにはなかった新しいスタイルとなるクロスオーバーモデルは、パワフルに見える精悍な顔つき。その外観に相応しく、どんな道でも自由に走行できる仕様となっています。
グレードは、「ワン」「クーパー」「クーパーS」の設定がありますが、クーパーとクーパーSには「ディーゼル仕様車」が販売されています。さらに、クーパーSにはハイブリッド仕様車も設定があり、クロスオーバーのみのラインナップです。
駆動方式はハイブリッドを覗く全てのグレードで「FF」があり、クーパーとクーパーSのディーゼルとハイブリッド仕様車については4駆となっているグレードがあります。ワインディングロードから浜辺の道、街の雑踏の中でさえも自由に思い通りに走れるのは、クロスオーバーの特権と言えるでしょう。
またボディサイズはMINIの中で最も大きなサイズとなりクラブマンより一回り大きくなるため、MINIとは言えSUVらしい風格のあるボディサイズとなっています。
全長 | 4,315mm |
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全幅 | 1,820mm |
全高 | 1,595mm |
車両重量 | 1,600kg |
MINIの2ブランド
JOHN COOPER WORKS
ミニのハイパフォーマンスモデルとなるのが、「ジョン・クーパーワークス」です。モータースポーツ界のレジェンドとなる「ジョン・クーパー」の分身として開発されたこのモデルは、乗っている人々の本能を呼び覚ます刺激を与えてくれます。
グレードは、各モデルのフラッグシップとなりますので、それぞれのモデルでラインナップされています。3ドアにはMT車とAT車の設定があり、その他は全てAT車のみになっています。「コンバーチブル」「クラブマン」「クロスオーバー」の3モデルでの販売です。
走ることに重きを置いて開発されていることもあり、エクステリアとインテリアもスポーティな仕上がりになっています。ステアリングを握った瞬間から、野性味溢れる鼓動を感じることでしょう。
MINI ELECTRIC
クロスオーバーモデルのハイブリッド仕様車となるのがこのモデルです。「プラグイン・ハイブリッド」となっていることから、電気の力とガソリンの力を融合して走ることができます。
環境にもお財布にも優しいのがプラグインハイブリッドの特徴であり、家のコンセントからも充電ができますし、公共の充電施設でも行うことができます。電気がなくなればガソリンで走ることができるので、安心して走行できます。
MINIのグレード
MINIにはボディタイプにもよりますが、ONE、COOPER、COOPER S、JOHN COOPER WORKS(以下JCW)、ELECTRICという5つのグレードに分けられています。それぞれのモデルの大きな違いとしてはグレードごとにエンジンが異なります。
またニューモデルが販売される際にはまず3つのメイングレードが発売され、その後JCWが発売されるという流れはがあります。それでは、3つのメイングレーの特徴をMINI 3ドアの場合で見てみましょう。
ONE
ベーシックモデルとなるのがONE。過去にはモデルによって排気量の違いもありましたが、現在は次に紹介するCOOPERと排気量が同じで、パワーは少し落ちます。また、装備も最低限度ですので、ローバー時代のクラシックミニ好きの方から人気のグレードです。
最高出力 | 102ps(75kW)/3900rpm |
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最大トルク | 19.4kg・m(190N・m)/1380~3600rpm |
タイプ | 直列3気筒DOHCターボ |
総排気量 | 1498cc |
WLTCモード燃費 | 16.2km/リットル |
COOPER
ONEより少しパワーアップし、装備も充実したモデルです。最も中間的なグレードと言えるでしょう。COOPER Sよりデザインも攻撃的ではないため、「かわいく乗りたい!」という方には人気です。また、DがつくモデルはCOOPERをベースにクリーンディーゼルを搭載したモデルです。
最高出力 | 136ps(100kW)/4500rpm |
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最大トルク | 22.4kg・m(220N・m)/1480~4100rpm |
タイプ | 直列3気筒DOHCターボ |
総排気量 | 1498cc |
WLTCモード燃費 | 15.6km/リットル |
COOPER S
ONEやCOOPERから排気量もパワーもアップしているモデルです。バンパーなどはSからがらりと変わるので、攻撃的な印象を与えます。また、COOPERよりも標準装備で設定されているオプションが多くあるモデルです。
さらにCOOPER SDはCOOPER同様にクリーンディーゼル搭載。クロスオーバーに設定されたSEはPHEVモデルとなっています。
最高出力 | 192ps(141kW)/5000rpm |
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最大トルク | 28.6kg・m(280N・m)/1350~4600rpm |
タイプ | 直列4気筒DOHCターボ |
総排気量 | 1998cc |
WLTCモード燃費 | 15km/リットル |
MINIの新車価格帯
どのモデルにしようかと選んでいるときには機能性やデザインも重要な要素となりますが、やはり価格も気になってしまうものです。それぞれのモデル、グレードの新車価格の最安値をご紹介しますので、参考にしてみてください。
3ドア
- 「ワン」ガソリン仕様車・FF/MT ¥2,380,000~
- 「クーパー」ガソリン仕様車・FF/MT ¥2,940,000~
- 「クーパーS」ガソリン仕様車・FF/MT ¥3,540,000~
AT車となると価格は上がります。
5ドア
- 「ワン」ガソリン仕様車・FF/AT ¥2,710,000~
- 「クーパー」ガソリン仕様車・FF/AT ¥3,280,000~
- 「クーパーS」ガソリン仕様車・FF/AT ¥3,880,000~
ディーゼル仕様車となると価格が上がります。
コンバーチブル
- 「クーパー」ガソリン仕様車・FF/AT ¥3,730,000~
- 「クーパーS」ガソリン仕様車・FF/AT ¥4,250,000~
コンバーチブルにはこの設定しかありませんので、価格の変動はオプションによります。
クラブマン
- 「ワン」ガソリン仕様車・FF/AT ¥3,220,000~
- 「クーパー」ガソリン仕様車・FF/AT ¥3,780,000~
- 「クーパーS」ガソリン仕様車・FF/AT ¥4,160,000~
ディーゼル仕様車になったり、4駆となると価格は上昇します。
クロスオーバー
- 「ワン」ガソリン仕様車・FF/AT ¥3,450,000~
- 「クーパー」ガソリン仕様車・FF/AT ¥3,920,000~
- 「クーパーS」ガソリン仕様車・FF/AT ¥4,590,000~
ディーゼル仕様車や4駆になると価格が変動します。
JOHN COOPER WORKS
- 「3ドア」ガソリン仕様車・FF/MT ¥4,320,000~
- 「コンバーチブル」ガソリン仕様車・FF/AT ¥5,230,000~
- 「クラブマン」ガソリン仕様車・4WD/AT ¥5,380,000~
- 「クロスオーバー」ガソリン仕様車・4WD/AT ¥5,790,000~
各モデルのフラッグシップとあって、価格もダントツとなっています。
MINI ELECTRIC
- 「クロスオーバー」プラグインハイブリッド仕様車・4WD/AT ¥4,980,000~
ミニ唯一のハイブリッド車になります。
ユーザータイプ向けおすすめモデル
手軽に楽しみたい方向けにはMINI 3ドア
「まずはMINIに乗ってみたい!」と思う方は、3ドアがオススメです。初めは外見が気になってMINIを購入した方も、走りの楽しさに魅了されてしまうというのがこの3ドアで、扱いやすさと走りの楽しさを追求できるモデル。手軽に乗れるという面でも良いですね。
また、オープンカー仕様のコンバーチブルも発売されているので、晴れた日に気持ちよく乗りたいと思う方にはコンバーチブルがオススメ!他のモデルと比較し、価格が最も安く設定されているのも特徴です。気軽に楽しめる、かつ走りを楽しめるモデルです。
ファミリー向けには 5ドアモデル
「家族で広々移動したい!」という方向けに、5ドア、クラブマン、クロスオーバーがオススメです。3つ紹介した理由が、家族でどこに出かけるか、によってどれを選ぶべきかが変わってくるからです。それでは、どのような用途で選べば良いのかをご紹介します。
日帰りの遠出が多いならMINI 5ドア
新しい家族が増えた方が3ドアから乗り換えるモデルとして、最も多いのが5ドア。3ドアで後部座席のチャイルドシートに乗せるのも一苦労ですよね。
日帰りであればそこまで多くの荷物は必要ありませんので、5ドアで充分です。3ドアに比べて車重が重くなってしまいますが、後部座席にゆとりができ、さらに乗り降りも簡単に行えます。
旅行好きならクラブマン
一泊であればそこまで荷物は増えませんが、泊数が増えると荷物も多くなります。そんな時、荷室にゆとりがあったほうが良いですよね。クラブマンはそんなニーズに応えるべく開発された車です。
荷室に荷物を積み、広々と運転できるので泊りがけでどこかへ行く機会が多い方にはクラブマンはうってつけのモデルとなります。
アウトドア派ならクロスオーバー
全高が高くなり、さらにルーフレールが標準装備されたクロスオーバーなら、アウトドアに出かけるにはもってこいです。Dの一部、SD、SE、JCWはALL4という4WD使用となっていますので、雪道も安心です。ルーフボックスを積んでアウトドアを楽しみたい方にはもってこいのモデルです。
走りにこだわる方はJCW
運動性能を追求した場合は3ドア、特に、通常では社外品でカスタムするようなパーツが付いているJCWを選択するのが最も納得のいく選択でしょう。JCWにおいてスポーツモードに設定すると、純正でありながらバックファイアーが出るなどの演出もしてくれます。
また、「どうしても4WDが良い!」という方にはクラブマン、クロスオーバーのJCWは4WDなのでオススメです。MINIが作る4WDはバランスが素晴らしく、雪道でスライドした際にも立て直しが効きやすいので安心。悪路を攻めたい方にとっては4WDのモデルも良いかもしれません。
まとめ
MINI選びについてご紹介いたしましたが、皆さんにぴったりのMINIは見つかりそうですか?MINIは選べるオプションもたくさんあります。車体が安いからと言ってグレードを落とすと、あれこれつけているうちに上位グレードより高くなってしまったというケースもあります。
ご自分のライフスタイルに合わせてモデルを選択し、つけるオプションや求めるパワーに合わせてグレードを決めていくのが最も良い方法ですね!