イギリスの伝統!ミニのエンブレムの遍歴や価格・交換方法を紹介します! | CARTUNEマガジン
イギリスの伝統!ミニのエンブレムの遍歴や価格・交換方法を紹介します!

2019年02月04日 (更新:2020年08月06日)

イギリスの伝統!ミニのエンブレムの遍歴や価格・交換方法を紹介します!

1959年に誕生して以降、合併したりされたりと非常に多くのことを経験しながら現在も人気自動車メーカーの1つとして存在しているミニ。歴史があるだけに、エンブレムの遍歴も実は多いのです。そこで、今回はミニのエンブレムの遍歴について、現行と旧型のエンブレムをメインに、由来や意味そして価格や交換方法を紹介します。

ミニのエンブレムの遍歴

二代目玉三郎さんのミニクーパーSの画像
二代目玉三郎さんのミニクーパーSの画像
引用元:二代目玉三郎さんの投稿

ここではミニのエンブレムの遍歴を、現行モデルから1つ前のモデルという順番で紹介します。

現行車に採用されているエンブレム

水野十郎左衛門さんのMINI Clubmanエンブレムの画像
水野十郎左衛門さんのMINI Clubmanエンブレムの画像
引用元:水野十郎左衛門さんの投稿

現行車に採用されているミニのエンブレムは上記の写真のとおりです。MINIと描かれたロゴを円で囲い、円の左右に翼のような横ストライプが引かれています。ストライプは4本で構成されていて、一番上が最も長く下に向かって短くなっていくデザインです。

これら4本のストライプは翼を表していて、活力あふれる自動車としての象徴であることを示していると言われています。

現行エンブレムの前に使われていたミニのエンブレム

きょうへいさんのミニクーパーSDIYの画像
きょうへいさんのミニクーパーSDIYの画像
引用元:きょうへいさんの投稿

続いて、こちらは現行エンブレムが使用される前まで採用されていたエンブレムになります。MINIのロゴを円で囲って翼が付けられているというデザインは共通していますが、ご覧のとおりこの旧型のエンブレムは現行と比較するとより立体的です。

こちらのモデルでは翼の部分はすべて繋がっていて、それに対して現行デザインでは翼それぞれが独立しているように見えます。それは中央の円とMINIのロゴ部分においても同じです。

旧型エンブレムのほうが新型(現行)エンブレムよりも、これまでの(昔ながらの)車のエンブレムらしいと言えるでしょう。

もっと前のミニのエンブレム

りんけいさんのMINIの画像
りんけいさんのMINIの画像
引用元:りんけいさんの投稿

上記2つのエンブレムよりももっと前のエンブレムに注目してみますと、現行の形状と似ているものもありながら、四角形で内側に「MINI COOPER」と描かれているデザイン、そもそもMINIではなくAustinと書かれているものもあるのです。

というわけで、ミニのエンブレムの多様性はその歴史の長さでもあり、これはどの自動車メーカーにも当てはまることでしょう。なお、MINIというロゴが使われるようになったのは1969年です。

ミニのエンブレムの価格

50年以上の歴史を持つ自動車メーカーであるMINIではこれまで数多くのエンブレムが採用されてきたことは上述したとおりです。そこで気になるのが、ミニのエンブレムのみを手に入れようとした場合に価格はどれくらいになっているのかという点になります。

ここでは今昔のエンブレムがいくらくらいで流通しているのかを見ていきましょう。

現行ミニのエンブレムは3,000円くらい

むらしょうさんのミニクーパーSの画像
むらしょうさんのミニクーパーSの画像
引用元:むらしょうさんの投稿

インターネットにて調べてみたところ、ミニの現行車に採用されている純正エンブレム(最初に紹介したもの)が2,700円から7,000円の間の価格で収まっているとわかりました。

この違いですが、ボンネットに装着するフロント用のエンブレムとリア部分専用のエンブレムという点になります。フロント用のほうが高く、リア用のほうが安いです。

なお、同じく上記で紹介した旧型のエンブレムは比較的多く流通しています。ネット販売やメルカリなどをチェックすると、2,000円以内で見つけることができそうです。

更に古いエンブレムは高め

一方で、さらに古いタイプのエンブレムは新品がほとんど出回っていないということもあって高値で取引されています。こういうビンテージものはヤフオクによく出品されているのでそちらで探すといろいろと見つかりやすいです。

なお、今回見つけたものだと、1959年から1967年の間に発売されていたMk-1のエンブレムの58,000円や38,000円などがあります。見ての通り非常に高いです。

ちなみに当時はオースチン社とモーリス社という2つの会社からMk-1が発売されていたのですが、このエンブレムはオースチン社が生産していた側のエンブレム(オースチン・セブン)になります。

エンブレムの交換方法

s2ki egawaさんの画像
s2ki egawaさんの画像
引用元:s2ki egawaさんの投稿

MINIのエンブレムは経年劣化で中央にある円形部分のシールが剥がれてしまいます。つまり見た目を気にするのであればその都度エンブレムを交換する必要があるということです。例え経年劣化していないとしても、

古いタイプのエンブレムを取り付けてビンテージテイストを出したいと考えている方もいるかと思いますので、ここではエンブレムの交換方法を紹介します。

交換に必要なモノ

交換に必要なものとして挙げられるのは、替えのエンブレム・エンブレム取り外しキット・脱脂剤・ウェス・マスキングテープなどです。エンブレム取り外しキットとはエンブレムを取り外すために必要な道具が一式用意されているもので、糸・シール剥がし剤・ヘラが入っています。この糸を使ってエンブレムの粘着面をボンネットから切り分け、ボンネット上に残った糊をシール剥がしとヘラで落としたら、脱脂剤で綺麗に仕上げるのです。

マスキングテープはエンブレム周りに貼ることで作業中にボンネットに傷がつくのを防ぐ役割を担っています。

このタイプの道具に使われる糸はアラミド繊維を素材としたもので、非常に頑丈です。そのような糸を持っているのであればキットを購入せずとも取り外すことができるでしょう。なおエンブレム取り外しキットは700円くらいです。

交換手順

交換手順を見ていきましょう。

周りをマスキングする

まずはマスキング作業です。エンブレムの周りにマスキングテープを貼りつけます。貼りつけ方のポイントとしては、その後の作業でボンネットに傷がつきそうなところをイメージして、その部分にマスキングテープを貼りつけるということです。

マスキングテープ自体は非常に安いものですので、貼りつける量を節約することなく十分・十二分にマスキングしてしまいましょう。

糸をくぐらせてエンブレムを剥がす

次の作業はエンブレムの取り外しです。やり方はすでに上記で説明したように、エンブレムとボンネットの間に糸を入れ込み、糸を上下させます。こうするとエンブレムを固定している両面テープが剥がれてエンブレムが外れるということです。

なお、糸にシール剥がし剤を事前に馴染ませておくとより剥がしやすくなります。エンブレムを取り外した後、取り付け面に残っている糊跡を剥がし液や脱脂剤で綺麗にしてください。

エンブレムを貼り付ける

そして新しいエンブレムを貼り付けます。エンブレム側のピンとボンネット側の穴を合わせて、エンブレム側の台紙を剥がして接着させてください。なお、貼りつける際には貼りつけ面の水分や油分を完全に拭き取っておきましょう。

注意点

エンブレムの着脱作業における注意点としては、取り付け部周りに傷がつかないようにマスキングをしっかりすること、糊跡を確実に綺麗にしておくこと、新しいエンブレムを取り付ける際には取り付け面の水分・油分を確実に取り除いておくことなどです。焦らず丁寧な作業を心がけてください。

昔のミニのエンブレムの取り付けには専用の樹脂部品が用意されていたようですが、なくても取り付け面への穴あけ加工と両面テープで貼りつけすることが可能です。これを工夫すれば、現行車に昔のエンブレムを取り付けることもできるでしょう。

まとめ

おぎゃんさんのミニクーパーSの画像
おぎゃんさんのミニクーパーSの画像
引用元:おぎゃんさんの投稿

今回はミニのエンブレムについて、現行とその前の旧型モデルをメインに紹介しつつ、エンブレムの価格帯や着脱に必要な道具・着脱方法を紹介しました。

取り付けに必要な部品・道具の費用は1万円以内に収まりますので、古くなったものの交換や昔のエンブレムを手に入れてビンテージテイストへのエンブレム交換などにも挑戦されてはいかがでしょうか。いろいろな方法でミニのカーライフを満喫しましょう!

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