車のガラスにつくウロコ汚れとは?原因と解決方法を紹介 | CARTUNEマガジン
車のガラスにつくウロコ汚れとは?原因と解決方法を紹介

2018年10月09日 (更新:2024年07月29日)

車のガラスにつくウロコ汚れとは?原因と解決方法を紹介

車のガラスにつくウロコ汚れの掃除は、ドライバーや同乗者の外部への視界確保にも重要です。ウロコ汚れは一度つくと根強く残るため、専用のガラスクリーナーや研磨剤など、カー用品を使った丁寧な作業が重要です。本記事ではウロコ汚れの定義や原因を踏まえ、ガラスについたウロコ汚れの落とし方や役に立つグッズなどを紹介します。

ウロコ汚れとは

ヒロポンさんのISASE30の画像
ヒロポンさんのISASE30の画像
引用元:ヒロポンさんの投稿

ウロコ汚れとは、車のガラスなどにつく汚れの一種です。魚のウロコのような白い模様がつくため「ウロコ」と呼ばれます。ほかにも、「ウォータースポット」、「イオンデポジット」とも呼ばれます。

ウロコ汚れは、フロントガラスに限らず、サイドやリアのガラスにも多く付着します。特にリアガラスはプライバシーの観点から黒っぽくなっているため、水垢が一層目立ちます。

ウロコ汚れは一度つくと根強く、簡単な水洗いや拭き掃除では落ちませんので注意が必要です。

ウロコ汚れの原因は

ウロコ汚れは、雨水や洗車でかかった水に含まれる炭酸カルシウム、カルキ、ばい煙などの物質、ワックスをかけたことによる油膜成分などが原因で生じます。放っておくと水分が蒸発し汚れの塊となり、それが紫外線や太陽光の熱によって焼き付きます。

長時間経つとウロコ汚れの厚みも増していき、窓や車体にこびりついてしまいます。定期的な掃除を怠ると、ウロコ汚れはますます取れなくなる一方です。

ウロコ汚れで困ることにはどんなことが?

ウロコ汚れは安全に関わる!?

ウロコ汚れで最も困るのは運転席からの視界が霞んでしまうことです。水垢で表面がデコボコになったガラスは、ワイパーが効きにくく、雨や雪の日はより一層視界が悪くなります。

また、夜間時に対向車のヘッドライトや街灯の光が乱反射して事故の原因となることも。このようなウロコ汚れの放置が原因で事故を起こすと、整備不良として責任が及ぶ可能性もあります。

査定価格にも影響が!?

また、車を手放すときにも影響があります。ウロコ汚れがついたままだと見栄えが悪いだけでなく、中古車としての売却査定額にも悪影響を与えるのです。査定額は車の状態が悪いと価格が下がるだけでなく、売却不可能な場合もあります。

ウロコ汚れは簡単には取れない!?

ウロコ汚れの除去は簡単な拭き取りではできません。水垢を取り除こうと強引な磨き上げをする人もいますが、ガラス表面を傷つけたりヒビ割れを起こしかねないので控えましょう。ウロコ汚れの除去には必要な道具を正しく使うことが大切です。

ガラスについたウロコ汚れの落とし方

やんやんさんのビート洗車の画像
やんやんさんのビート洗車の画像
引用元:やんやんさんの投稿

ガラスについたウロコ汚れを落とすには2つの方法があります。本格的な洗車を行う方法と、専用の除去剤を用い研磨により汚れを削り落とすという方法があります。

ホームセンターやカー用品店では、多岐にわたる洗車グッズが売られています。車の色やコーティング状況などによって使える製品が異なるので、裏面の説明をきちんと確認してから選びましょう。

台所用洗剤でウロコ汚れが取れる?

車用品でなくても鏡など家財道具の水垢を落とす製品で代用することもできます。皆さんにもおなじみの食器用洗剤もウロコ汚れに効果があります。ウロコ汚れは排気ガス、ばい煙、ワックスなどによる油汚れの一種で、食器用洗剤はあらゆる油汚れを洗い流せるからです。

使い方は簡単。まず、バケツなどに水と洗剤を10:1の割合で混ぜましょう。カーシャンプーの要領で洗剤の水をスポンジなどで車にこすりつければ、ウロコ汚れを落とせます。しかしすすぎ残しがあると次のウロコ汚れの原因になるので注意が必要です。

車のゴムの部分に付着したまま放っておくと劣化が進むので、洗い残しがないように注意しましょう。洗車後はセーヌなどでしっかりと水分を拭き取ることが大切です。

ウロコ汚れ落としに使えるカー用品

ウロコ汚れ落としに役に立つカー用品を紹介します。

カーメイト ガラスクリーナー ウォータースポットクリーナー

こちらは3種類の研磨粒子でウロコ汚れを細かく砕きながら剥がすことができ、同時に特殊ファイバーパッドによる耐久性の高い研磨粒子で短時間で磨ききることができます。これにより、ウロコ汚れを確実に排除し、新品同然にガラスをきれいにできます。

3M コンパウンドガラス磨き

自動車のガラスを磨く用品はこちらがおすすめです。同時にコンパウンド用のスポンジもあるといいでしょう。磨き上げの際に力を入れることなく、ウロコ汚れだけでなく微細な傷も除去できます。コンパウンドで磨く際は、水をつけないようにしましょう。ウロコ汚れを落とすのに余計な時間がかかってしまうからです。

また、コンパウンドは範囲を広げすぎないことも大切です。全て磨き終わる前に一部の液剤が乾いて余分な汚れになってしまうからです。以上に注意し、コンパウンドは狭い範囲に少しずつかけて磨くようにしましょう。一通り磨き終わったら水で洗い流してください。

フクピカ12枚入り

ウロコ汚れの作業が終わり、水で洗い流した後の車を拭き取るためのシートです。車はタオルや雑巾で拭いてしまうと小さな傷が量産されてしまい、見栄えに影響します。フクピカのような専用拭き取りシートなら、ガラスや車体を傷つけずに水を拭き取れます。

まとめ

Mark.NさんのセレナC26洗車の画像
Mark.NさんのセレナC26洗車の画像
引用元:Mark.Nさんの投稿

車のウロコ汚れは雨などで車が濡れたり、排気ガスやワックスなどによる油汚れを原因として、ガラスなどにこびりついてしまいます。これらは一度ついてしまうと簡単には取れません。

ウロコ汚れを除去するには、専用のガラスクリーナーとコンパウンド研磨剤を用いて、車体を傷つけないように配慮しながら掃除し、水で洗い流しましょう。洗ったあとは車専用の拭き取りシートを使ってください。

ドライバーや同乗者の視界を常に健全に確保するためにも、ウロコ汚れの除去は不可欠です。定期的に実施するようにしましょう。

新着記事