2018年10月09日 (更新:2024年08月09日)
タッチアップペンで愛車の傷を応急処置!
愛車に傷をつけてしまった時はとてもショックですよね。パテで補修したり、業者に依頼するとなれば、時間がかかってしまいます。なので、タッチアップペンを使用してみましょう。この記事ではタッチアップの使用方法や、スプレーとの使い分けについて解説していきます。
タッチアップペンって何者?
タッチアップというのは小さな傷や、塗装の剥がれなどを隠すためのものです。
小さな傷を放置しておくと、錆が発生してしまうこともあります。また、塗装の剥がれは車の印象をとても悪くします。
そんな時にタッチアップペンを使用します。タッチアップペンにも種類がいくつかあります。
クリア塗装用タッチアップ
クリア塗装用はカラー塗装の後に使用するものです。
艶を出すことができ、メタリックやパールなどがボディカラーに含まれている場合は、クリア塗装用のものを使用します。
カラー塗装用タッチアップ
カラー塗装用はカラー塗装する時に使用するものです。ボディカラーによって、カラーも違ってきます。クリア塗装の前にカラー塗装が必要になってくるので、必ず購入しておきましょう。
また、タッチアップには社外品と純正品があります。純正品はディーラーで購入でき、社外品はカー用品店などで購入可能です。もし、自分のボディカラーを同じものがない場合は、ディーラーに依頼すれば、カラーを作ってもらうこともできます。タッチアップペンはボディカラーに合わせて購入しましょう。
タッチアップペンを使ったDIYを教えます!
タッチアップペンを購入したら、使ってみましょう。使い方はとても簡単です。タッチアップペンの先は本当のペンのようなものと、筆になっているものがあります。今回は筆のタッチアップペンの使い方を主に紹介していきます。
カラーを選ぶ
まずはボディカラーと同じカラーを選びましょう。パールやメタリックの場合は、クリア塗装用のタッチアップペンも購入しましょう。
爪楊枝にカラー塗料を付ける
次に爪楊枝にタッチアップペンの塗料をつけていきます。塗料を付ける前に、爪楊枝の先っぽを柔らかくしておくと、塗料が付きやすくなります。塗料の量はこの時点では、あまり考えなくても大丈夫です。
爪楊枝で塗る
爪楊枝に塗料を付けたら、塗料を補修部分に塗っていきましょう。できれば、塗り込むのではなく、塗料を補修部分に置いていくというのをイメージしながら作業しましょう。傷が深いのであれば、塗料を乾燥させて塗料を付ける、という作業を2日~3日繰り返し行ないます。
クリア塗料を塗る
そして、仕上げとして、クリア塗料をつけていきます。クリア塗料は爪楊枝を使用しないほうがいいです。カラー塗料の塗装の場合、爪楊枝で塗るというよりも、塗料を爪楊枝で置くというほうが主です。
クリア塗料は塗料を置くというよりも、塗るというほうが正しいので、タッチアップペンをそのまま使用します。なるべく薄く、2~3回に分けて塗るといいでしょう。
これで後は乾燥したら完成です。とても簡単ですよね。タッチアップペンの先が筆ではなく、ペンの場合は爪楊枝を使用しなくても、そのまま使用することが可能です。筆の場合でもペンの場合でも綺麗に補修できます。ぜひ試してみましょう。
タッチアップペンとスプレーの使い分けって?
傷の補修をする上で、タッチアップペンを使用するか?、スプレーを使用するか?、と悩む人もいるでしょう。それぞれ、メリットとデメリットがあります。では、メリットとデメリットを比較して、どのような使い分けが必要なのか?について紹介していきます。
タッチアップペン
タッチアップペンのメリット
- 小さな傷が直しやすい
- 使い方が簡単
- マスキングが必要ない
タッチアップペンにはこのようなメリットがあります。先っぽが小さいので細かい傷を直しやすいです。また、使い方も簡単で補修したい部分に、タッチアップペンで塗料を塗るだけなので簡単です。他のところを汚すという心配もないので、マスキングが必要ありません。
タッチアップペンのデメリット
- 大きな傷は直しにくい
デメリットとしては大きな傷を補修できないという点です。大きな傷をタッチアップペンで修理するとなれば、とても面倒くさいです。ちまちまやらなくてはならないので、大変な作業になるでしょう。
スプレー
スプレーのメリット
- 広範囲に塗装できる
- 大きな傷が直しやすい
スプレーであれば、広範囲に塗装ができるので、大きな傷も直しやすいです。また、パテを使用して補修した後でもスプレーで塗装すれば、簡単にパテ部分を隠すことができます。
スプレーのデメリット
- マスキングが必要
広範囲を塗装できるというメリットがある反面、マスキングが必要になります。他のところに汚れが飛び散るという場合があるので、必ずマスキングを行ないましょう。
タッチアップペンは小さな補修箇所に使用するといいでしょう。スプレーは大きな補修箇所やパテを使用した部分に使用しましょう。使い分けをすることで、綺麗に補修することができます。
まとめ
タッチアップペンはクリア塗装、カラー塗装など種類があります。
純正品であればディーラー、社外品であればカー用品店で購入しましょう。使用方法も簡単でDIYで出来ちゃいます。
タッチアップペンは小さな補修に、スプレーは大きな補修、パテを使用した補修に使用するようにしましょう。ぜひ参考にしてみてください。