2019年02月19日 (更新:2020年07月20日)
RSRのTi2000シリーズとは?製品ラインナップも紹介します!
ダウンスプリングと聞けば、RSRを思い浮かべる方が多いでしょう。RSRはダウンサスの販売実績No.1を誇るメーカーで、多くのユーザーに愛されています。その中にはTi2000シリーズと呼ばれるコイルスプリングがあり、他のダウンサスとは一味違った性能を持っています。そこで今回はRSRのノウハウの集大成というべきTi2000シリーズについて詳しく解説していきます。
Ti2000シリーズの基本情報
RSRには、ダウンサスとしてユーザーが購入しやすい価格帯のRSRシリーズと、RSRの技術の結晶で生まれたTi2000シリーズがあります。Ti2000シリーズは、ダウンサスによくある車高を下げるだけを目的とした商品とは違って乗り心地にもこだわって作られており、一般の方でもその違いを実感できる作りとなっています。
通常、ダウンサスを入れると、硬い乗り心地に変化してしまいますが、Ti2000シリーズは、乗り心地をソフトにしながら、粘り強いスプリングでロールが抑えられており、柔らかいのに踏ん張りがきく足回りに仕上がります。
チタン配合のコイルスプリング
通常のコイルスプリングがバネ用鋼材を使っているのに対し、RSRのTi2000シリーズではチタンを配合しています。チタンを配合することにより、線形を細くできたことに加え、巻き数も通常より少なくすることができ、従来品よりバネの重量を軽くすることができました。
これは軽量ホイール同様、バネ下重量を軽くすることができますから、車の走行性能向上に非常に大きな効果をもたらします。チタンのほか、クロムとニッケルを添加することで、高い腐食性能と耐ヘタリ性を発揮し、ヘタリ永久保証が付いています。
RSRシリーズとの違い
RSRでは、Ti2000シリーズ以外にRSRシリーズをラインナップしていますが、大きな違いはスプリングの材料となります。また、ヘタリ保証に関しても、Ti2000シリーズが制限なしの「永久ヘタリ保証」制度を導入しているのに対し、RSRシリーズは購入から3年もしくは5万キロのどちらかとなります。
価格に関しては車種にもよりますが、1台分のダウンサスでRSRシリーズのほうがTi2000シリーズより約10,000円ほど安くなっており、車高を下げたいけど予算が気になる方や、初めてダウンサスを装着する方には手が出しやすい価格設定となっています。また、販売されているラインナップの数もRSRダウン、RSRスーパーダウン、RSRハードダウンの3種類と、Ti2000より3種類少なくなっています。Ti2000は確かに高性能ですが、RSRシリーズはお求めやすく、お手軽にカスタムが出来そうですね。
Ti2000シリーズのラインナップ
Ti2000シリーズには6種類がラインナップされており、それぞれの特徴は以下の通りとなります。
Ti2000ダウン
保安基準を満たす範囲内で、大幅なローダウンと直進安定性、コーナリング性能が向上するRSRの主力商品です。
Ti2000ハーフダウン
低くなりすぎないローダウンを各車種ごとに設定したダウンサスです。
Ti2000スーパーダウン
ショーカーなどの超ローダウンスプリングで、一般道路は走行不可となります。
Ti2000ハードダウン
サーキットなどで使用することを想定した、大幅なバネレートアップと適度なダウン量のダウンサスです。
Ti2000ハイロード
車高が高くなりすぎないよう、各車種ごとに設定したローダウンスプリングです。
Ti2000ストレート
ストリートからサーキットまで幅広いステージで最高のハンドリングを得られるよう開発した車高調用のスプリングです。ドライバーの技術と好みで選択できる本格的なコイルスプリングになります。
まとめ
RSRのTi2000シリーズには、軽量でへたらないといった特徴があります。ラインナップも充実していることから、好みのコイルスプリングを見つけることができるでしょう。
スプリングは純正でも経年劣化でヘタっていきます。ダウンサスが欲しい方はもちろん、純正スプリングをリフレッシュしたい方にもおすすめのスプリングです。ぜひ検討してみてください!