2019年01月08日 (更新:2020年07月29日)
車にも上座下座がある?車の座席に関する雑学を紹介します!
車の座席についてのマナーをご存知でしょうか?一人で運転したり、家族を乗せる場合は気にしなくても良いですが、仕事関連で車に乗る時やタクシーなどに乗車する際、どこに座るか迷いますよね。今回は、そんな車の座席に関する雑学をご紹介します!
この記事の目次
車にも上座と下座がある
職場関係の飲み会の帰り道に、先輩や後輩、上司や部下と相乗りでタクシーを利用した経験のある方は少なくないでしょう。そんな時、上座と下座を理解していないと「常識がない」と思われてしまうかもしれません。
逆に、座席の上座・下座について知っていると、「おっ、コイツわかってるな!」と、良い印象を与えることができるかも。円満な仲を保つためにも、しっかりとマナーを身につけておきましょう。
誰が運転するかによって上座は変わる
皆さんもクルマの各座席に座ったことがあると思いますが、最も良い作りのシートは助手席と運転席、すなわち前列の座席です。
前列のシートがしっかりした作りとなっているのは、運転者や助手がロングドライブでも快適に安全に走行できるようにという設計思想のあらわれ。リクライニングや前後の可動域など、細部にわたる調整が可能となっています。
乗車定員の最大まで乗車している場合、後部座席に乗っているのは窮屈です。そのため、助手席が最もゆったり過ごせるスペースであるといえます。
しかし、ここで注意が必要なのはタクシーに乗る場合です。タクシーは、基本的に助手席に乗った人が行き先などのナビを行います。ナビ役を自分より身分の高い方にやってもらうなんてできませんよね。そのため、タクシーの場合は助手席が下座となります。
後部座席の並び順
大きく変化する助手席の位置付けでしたが、後部座席の順序はどうでしょうか。5人乗車の車の場合、運転席の後ろが1番の上座となり、2番目は助手席の後ろ、最後に真ん中の席となります。
後部座席の真ん中に座ったことのある方であればおわかりいただけると思いますが、シートに落ち着きがなく、足元に出っ張りがある車が多いです。さらにシートベルトは2点式ですので、真ん中の席は補助席的な役割になります。
また、運転席の後ろと助手席の後ろの違いは、降りる際に関わってきます。路上で停車して降りる場合、助手席側のドアが開きます。そうすると、最も早く降りなければいけないのは助手席の後ろに座る人ですよね。ドアの開け閉めを行うのも、歩道側に座っている人、つまり助手席の後ろの人なので、何かとやることが増えてしまいます。このことから、運転席の後ろが最もゆったりできるため、上座といえるのです。
運転者と自分と上司が乗る場合
3人のうち、1人だけ身分が高い場合のマナーですが、最も身分の高い方に後部座席に乗ってもらいましょう。後部座席に一人で乗ると、とても広く、ゆったりできますよね。このため、助手席よりも後部座席のほうが上座となります。
これは、今までご紹介してきたものとは異なるパターンで、わかりやすく言うと、最も快適に過ごせる座席を上座とするということなのです。
最近は公用車でもミニバンが増えてきています。ミニバンの特徴としては、3列目シートがあるというところです。そこで、座席が3列になった場合、どのようにして上座や下座が決定するのかを見ていきましょう。
基本的には、5人乗りと同じ
座席の快適性を考えるならば、3列目の座席はあまり良いものではありません。ミニバンの特徴として、3列目は収納できるようになっています。すると、座席も簡易的なものとなります。
この構造から考えると、2列目は上座、3列目が下座にあたるということになります。詳しく説明すると、助手席側の3列目座席が下座となります。
各シートに関しては、基本的に降りる順番が遅い方が上座です。また、中央部は乗り心地が悪いので一番下座となります。
覚えておきたいキャプテンシート
車種によっては、キャプテンシートというものが備え付けられています。他の座席とは違い、キャプテンシートは最上級の装備が兼ね備えられている場合がほとんどです。
リビングのリラックスシートのように、足おきがついていたりテーブルを装備している車種もあります。また、前後の調節によって3列目前方まで座席を下げられる車種もあることから、キャプテンシートは最上級の座席なのです。
このことから、キャプテンシートは最上級の上座ということが言えます。2列目にいながら、独立したシートが備え付けられているキャプテンシートは最も快適に過ごせる空間なのです。
暖房機能の付いた座席が存在する
車の装備を見ると、シートヒーターという装備を見たことがあると思います。これは、シートを温める機能で、寒い時期には重宝されます。シートヒーターが付いている車であれば、高級感が上がることは間違いありません!
シートヒーターが高級な理由
シートヒーターが無い場合を考えてみましょう。寒い車内を温めるとなると、頼れるのは車の空調のみとなります。空調を使用すると、どうしても車内が乾燥してしまうのです。
こんなときににもってこいのなのがシートヒーターです。空調をそこまで強くしなくても、暖をとることが可能です。湿度が保たれ、暖かい車内であれば快適なこと間違いなしですね!
車種によっては標準装備なこともある
現在、技術の進歩によりシートヒーターが標準装備である車種も増えています。オプションでつけようとすると高額になりがちなので、標準装備でついているのはありがたいです。
基本的にシートヒーターは後付けできないオプションとなりますので、もしオプション設定されている車種であれば、是非ともつけておきたいものです。後付けとなると、シートを全交換し、配線も引きなおさなければならない大工事となります。
まとめ
シート一つとっても、たくさんのマナーがありますね。その他にも、肘掛の有無や電動シートでリクライニングを調節するなど、様々なシートが存在します。誰かを乗せる際や、数名で車に乗り込む際には是非とも覚えておきたい知識です。
これを機に是非とも正しい知識を身につけて、いざという時には焦らず立ち振舞えるようにしておきたいものですね。