2019年01月08日 (更新:2020年07月20日)
コンパクトカー代表!ホンダ フィットに使えるタイヤサイズを紹介します!
コンパクトカーで人気のフィット。中にはタイヤサイズを純正からインチアップしたい方や、場合によってはインチダウンを考えている方もいることでしょう。そこで、今回は現行モデルのフィットを対象に使えるタイヤサイズは何通りあるのかご紹介します。
純正で使われているタイヤサイズ
現行モデルのフィットには、タイヤサイズが3種類用意されています。用意されているタイヤサイズはグレードとオプションにより変わりますが、それぞれ車の特性を引き出すため適正なタイヤサイズが用意されています。
フィットには、ハイブリッドモデルとよりスポーティーなRSモデルが存在し、この2つのグレードは車の性格が異なるので、タイヤサイズが変わります。低燃費性能を求めるハイブリッドではエコタイヤを基準としたタイヤサイズとなっており、スポーティーなスタイリングやコーナリング性能を求めるRSでは、走りに有利なタイヤサイズになっています。
グレード別タイヤサイズ
フィットには全部で13タイプのグレードが用意されていますが、グレードを大きく分けると1.3L i-VTEC/1.5L i-VTEC/1.5L i-VTEC+i-DCDの3種類に分けることができ、それぞれタイヤサイズが異なります。
タイヤサイズ | |
---|---|
1.3L i-VTEC | 175/70R14 84S ホンダセンシング装着車は185/60R15 84H |
1.5L i-VTEC XL/1.5L i-VTEC+i-DCD | 185/60R15 84H HYBRID・S Honda SENSINGは185/55R16 83V |
1.5L i-VTEC RS | 185/55R16 83V |
1.5L i-VTECのハイブリッドモデル HYBRID・S Honda SENSINGは、スポーティーに振ったデザインとなるので185/55R16 83Vとなります。そして、ホンダのアフターパーツを手掛ける無限フィットRSには、205/40R17が装着されます。
フィットの旧型から現行型までのタイヤサイズ
フィットは初代から現行モデルまでタイヤサイズが違いますが、タイヤ外径を比べると数ミリしか違いがなく、タイヤサイズが違っても、タイヤ外形サイズはほとんど変わっていません。
GD型フィット
2004年発売の初代フィットGD型では175/65R14のタイヤサイズが標準装備となり、グレードが上がると185/55R15が用意されているほか、オプションでもこのサイズを選ぶグレードも存在しました。
GE型フィット
2007年から発売されたGE型のフィットでは、175/65R14と175/65R15の2種類が主な標準装備ですが、5MT及び6MTのGE8型のRSでは185/55R16が標準装備されていました。
GE8型フィット
2012年からのGE8型のRSには、CVTにも185/R16が標準装備されるようになりましたが、その他のグレードはタイヤ幅が175のみとなります。
GK型フィット
現行モデルとなる3代目GK型が登場した2013年からは、185/60R15が一部車種を除き標準装備となりました。
実際に使用可能なタイヤサイズ
フィットには旧型の175/65R14から現行型のRSに標準装備されている185/55R16まで装着可能ですが、タイヤ外径が純正サイズとほぼ同等になるようにすれば、インチアップやインチダウンが可能となります。
純正よりも小さいサイズ
冬場にスタッドレスタイヤを装着する時や、値段の安い小さいタイヤを装着したい場合にインチダウンを考える人が多くいます。
現行モデルの純正サイズは、185/60R15が標準装備されており、ホンダセンシング非装着であれば、175/70R14が装着されています。そして、ホンダセンシング装着車は185/60R15が標準となることを考えれば、14インチは厳しいと考えてしまう方も多いでしょう。
実際に、メーカーでは14インチにインチダウンするとブレーキキャリパーに干渉する恐れがあることから推奨されていませんが、ホイールによっては14インチのホイールでもブレーキキャリパーとのクリアランスが確保されている商品も多数あるので、14インチにインチダウンすることは不可能ではありません。
フィットRSの185/55R16でも基本的にブレーキ周りは同じですから、ホイールの試着が可能なら175/70R14までなら試してみると良いでしょう。ただし、14インチより小さいサイズのタイヤは、ブレーキと間違いなく干渉するので、装着は不可となります。
純正よりも大きいサイズ
フィットのインチアップは、フィットRSの185/55R16までなら問題なく装着が可能です。それ以上大きなサイズを履きたい場合は、無限から販売されている205/40R17が限界といえます。
インチアップをすれば、タイヤがフェンダーに干渉する恐れや燃費悪化、加速性能にも影響が出ますので、インチアップの推奨サイズとしてはフィットRSに標準装備されている185/55R16がベストとなります。
ボディーに手を加えればもっと大きなタイヤを履かせることも可能ですが、全てのバランスを考えないと乗りにくい車となるでしょう。
フィットのタイヤサイズの価格帯
フィットのタイヤサイズはコンパクトカーの定番サイズなので、流通量もかなり多めです。各タイヤメーカーからフィットの純正サイズがラインナップされており、純正サイズでは175/70R14が一番安いタイヤ、185/55R16が一番高いタイヤとなりますが、アジアンタイヤのような激安タイヤの場合はもっと安く購入することも可能です。
フィットのタイヤサイズの1本あたりの相場価格帯
ブリヂストン | ダンロップ | ヨコハマ | ナンカン | アジアンタイヤ | |
---|---|---|---|---|---|
175/70R14 | 7,800円前後~ | 5,500円前後~ | 5,000円前後~ | 4,000円前後~ | 2,000円前後~ |
185/60R15 | 11,000円前後~ | 7,500円前後~ | 10,000円前後~ | 5,000円前後~ | 3,000円前後~ |
185/55R16 | 13,000円前後~ | 10,000円前後~ | 12,000円前後~ | 6,000円前後~ | 4,000円前後~ |
まとめ
フィットに使えるタイヤサイズは、純正で装着されている3種類のタイヤサイズなら装着が可能となります。しかし、さらに大きくする場合は、ボディーからタイヤがはみ出ないか、タイヤがフェンダーなどに干渉しないか、そしてインチダウンではブレーキキャリーパーと干渉しないかなど、それぞれいくつも確認する必要があります。
いずれにしても、タイヤサイズを大きく変える場合はリスクが伴い、大幅なサイズ変更はコンパクトカーのフィットには不向きとなるので、純正サイズの範囲内でタイヤサイズを変えるぐらいにとどめておくことをおすすめします。