愛車を運転中うっかり「ガリってしまった」ホイールの傷。お金をかけずに直す方法があります!この記事ではユーザー達の補修方法をまじえながらガリ傷DIY修理の方法を解説します!
ホイールの傷をDIYで修理!
ホイールをDIYで修理する際は、歪んだり割れたりしてないガリ傷の修理のみにしましょう。割れや歪みをDIYで修理することは極めて難易度が高く、そのレベルの修理は業者に依頼することをオススメします。
ホイールやタイヤは車と路面を繋いでいる安全面に関わる重要なパーツですので、危険性はなるべく避けなければいけません。ガリ傷のみの修理程度であれば、コストを抑えて、DIYでもかなり綺麗に治すことができるので是非この記事を参考にトライしてみてください。
修理に必要なものはこれ!
DIYで修理するにあたって、まずは道具や材料を揃えなければいけませんね!ガリ傷の修理には何が必要なのかご紹介していきます。ここでご紹介するものはホームセンターやカー用品店、インターネットなどで購入することができるものです。
ホイールクリーナー
ガリ傷修理の前に、ホイール自体の洗浄を行う必要があります。ホイールを傷つけずに鉄粉除去成分が入っているものだとなお良いですね。
ホイール用ブラシ
ホイールクリーナーでホイールを洗浄する際に使用します。ホイール専用ブラシですので、細かな部分まで丁寧に洗うことが出来、マイクロファイバーの採用で傷を付けずに洗浄が出来るホイール用ブラシです。
耐水ペーパー
ガリ傷の表面をならしたり、盛り終わったパテをならすのに使用します。400番〜2000番まで揃えておくと良いかと思います。それほど大きくないガリ傷であればこのセットで間に合うでしょう。
脱脂剤
シリコンオフなどの脱脂剤は、パテを盛る前にホイールに付着している油分を除去し、パテの乗りを良くするためや、塗装前の下地処理に欠かせません。DIY作業が多い方は是非この機会に揃えておきましょう!
マスキングテープ
パテを盛る際や塗装の際、傷と関係のない場所を保護するのに使用します。
アルミパテ
カー用品店でも購入できるアルミホイール用のアルミパテです。エポキシ系のアルミパウダー入りの強力パテで、アルミのような質感で美しい仕上がりが得られれるのが特徴です。キズ細部にまでしっかりつく高い密着性でアルミホイールの補修におすすめのパテです。
パテヘラ
パテを塗りつける際、これがないと上手く均一にパテを盛ることができませんので、パテに付属していない場合は忘れずに購入しましょう。
ホイール用ペイント剤
パテを盛り終わって乾燥した後、仕上げに周りの色と合わせるためにホイール用のペイント剤が必要になります。ホイールの直した箇所の色味に合わせて購入しましょう。スプレータイプに適合しそうな色がない場合は、ボディー用塗料を使用するユーザーも多くいます。
ガリ傷修理の手順を紹介!
道具が揃ったらいよいよ作業です。手順を説明しますので、参考にしてみてください。また、作業は晴れた日に行うようにしましょう。雨の日や湿度が高い日はパテが乗りが悪く乾燥にも時間がかかってしまいます。
➊ホイールを洗浄
まず修理に取り掛かる前に、ホイールを洗浄します。ホイールクリーナーとスポンジを使ってブレーキダストやその他の汚れをしっかりと落としましょう。
➋マスキング
ホイールの洗浄が済み、水分をしっかり乾かしたら、ガリ傷の周りにマスキングテープを貼ります。こうすることで必要でないところにパテや塗料、粉塵が付着するのを防ぐことができます。
➌ヤスリで平滑化
マスキングが済んだらガリ傷の表面を耐水ペーパーを水に付けながら磨いて錆や塗膜を落としていきましょう。傷が粗い場合は最初にカナヤスリを掛けて表面が整ってから耐水ペーパーで仕上げます。
➍シリコンオフで油膜除去
耐水ペーパーで磨き、表面をある程度ならしたら、シリコンオフで表面をしっかりと脱脂します。
➎パテ盛り
硬化時間=初期硬化・2時間、完全硬化・12時間(20℃)※冬期、気温の低い時は通常の2倍程度の硬化時間がかかります。
その後、アルミパテの主材と硬化剤を正しい比率でよく混ぜてパテヘラで塗っていきます。硬化までには初期硬化が20℃で2時間ほど、完全硬化には12時間程度かかります。注意が必要なのは完全に硬化する前に作業を行うと作業完了後にパテが痩せてしまい思ったとおりの仕上がりにならないため、ここはしっかり硬化を待ってから作業を行いましょう!
➏表面仕上げ
アルミパテが十分硬化したら、耐水ペーパーで表面を整えましょう。まずは400番くらいのペーパーで大まかに平らに仕上げたら、段々と番数を上げ、最後は2000番で滑らかに仕上げます。
➐塗装前の処理
表面がキレイに仕上がったら塗装前にしっかり再度洗浄と油膜除去を行いましょう!塗装前の油膜除去は塗装の密着度合いに影響しますので、この作業をしっかり行う事で塗膜の持ちが良くなります。
➑塗装
油膜除去が終われば最後の塗装です。塗料はホイールカラーにあった物をしっかり選定しましょう。ホイール用のスプレーやボディー用の塗料で合う物を使用する方がほとんどです。
ガリ傷の予防方法
ホイールのリムガードというものがあります。これはリムを保護してくれるだけでなく、ガリ傷を隠すことも可能です。また、ドレスアップするのに装着している人もいます。取り付け方はとても簡単!
➊ホイールを洗う
まずはホイールを洗いましょう。汚れがついていると、リムガードが接着しづらいです。
➋アルコールで拭いて、乾かす
次に付属のアルコールで拭いて、乾かしておきます。リムガードを付着しやすいようにするためです。
➌リムガードをつけていく
そして、リムガードをつけていきます。リムガードは裏が両面テープになっています。両面テープをゆっくりと剥がして、リムになぞるようにつけていきます。
密着しづらい際は指先で絞るようにするといいでしょう。次に付属のアルコールで拭いて、乾かしておきます。リムガードを付着しやすいようにするためです。
➍リムガードを押し込む
リムガードを1周付けたら、少し長めに精密ハサミで切ります。最後にヘラなどでリムガードを押し込むと綺麗にはまります。
このようにリムガードは簡単に装着できます。カラーバリエーションも豊富です。自分の車に合うカラーにしましょう。ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
いかがでしたか?ガリ傷補修は意外と挑戦する価値のあるDIYなのではないでしょうか?うっかりホイールをこすってしまうことがあっても、これでリーズナブルに修理することができますね。
業者に依頼すると数万円してしまう場合がほとんどですから、お金をかけず補修したい方はぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか?