クルマのベルトって一体ドコにあるの?クルマのベルトについて徹底解説! | CARTUNEマガジン
クルマのベルトって一体ドコにあるの?クルマのベルトについて徹底解説!

2019年03月18日 (更新:2020年08月04日)

クルマのベルトって一体ドコにあるの?クルマのベルトについて徹底解説!

自動車には数多くのベルトが使われています。そこで気になるのが、そのようなベルトが車のどこにあるのかということです。今回は自動車に使われているベルトについて、少し詳しく解説していきます。

クルマのベルトは一体どこにあるのか?

タニさんの86の画像
タニさんの86の画像

自動車に様々なベルトが使われていることは分かっているけれど、それらのベルトが車のどこに使われているのかがわからないという方のために、ここではベルト類がどこにあるのかを説明します。

エンジンルーム内にすべてある

車に使われているベルトは全てエンジンルーム内に存在しています。ボンネットを開けてエンジンルーム内を覗き込み、黒色のゴムで製造されたわっかみたいなものが見えたら、それがベルトです。

車に使われているベルトには、ファンベルトやオルタネーターベルト、エアコンベルト、パワーステアリングのベルトなどがありますが、これらの内ファンベルトやオルタネーターベルト、エアコンベルトやパワステベルトなどであればエンジンルーム内から直接確認することができます。車種によっては見えにくいものもありますが、エンジンルームから見えることは確実です。

エンジン内部にあるベルト

エンジンルーム内にベルト類はすべてあると説明しましたが、タイミングベルトと呼ばれるエンジンに使われるベルトに限ってはエンジンルーム内から見ることはできません。なお、タイミングベルトはエンジン内部にあるベルトパーツで、エンジンの吸排気のタイミングを取るという非常に大きな役割を担っています。

クルマのベルトの交換時期は?

西ノ宮さんのその他DIYの画像
西ノ宮さんのその他DIYの画像

上記で紹介したように、車には様々なベルトが使われています。これらのベルトが1つ掛けるだけでも車の走行になるので常に機能する状態であることが必須ですが、使っていくにつれて劣化していくことも事実です。そうなるとベルトの交換時期がどうなっているのかは気になるところでもあります。ここでは車のベルト交換時期を見ていきましょう。

ファンベルトの交換目安

ファンベルトの交換をする目安としては、ベルトのスリップ音がよく聞こえるようになったときや、走行距離が5万kmを超えた時、ベルトを新しくしてから5年経過したときなどです。ベルト本体を点検したときに亀裂が入っている場合も交換する目安となります。

ファンベルトの役割はオルタネーターを稼働させることなどです。そのため、ファンベルトができるだけ本来の性能を発揮することができるようにしておくことは、車のトラブル回避のために必要不可欠となります。定期点検や車検、自身による定期的なメンテナンスが大切です。

タイミングベルトの交換目安

タイミングベルトを交換するタイミングですが、100,000km走ったら交換、あるいは新品のタイミングベルトに交換してから10年と言われています。つまり新車で購入した車であれば、100,000km運転するか10年乗った時点で交換するといった感じです。

中古車を購入する時でも、タイミングベルトの交換の有無を確認することは非常に大切なポイントとなっています。特に90年代に流行ったスポーツカーや2000年代のスポーツカーなどの購入を検討されている方は、エンジンに関してはここをチェックしておくと良いでしょう。

クルマのベルト交換にかかる費用について解説!

ベルト類の交換するタイミングを紹介したところで、ここではベルト交換に掛かる費用を、一部のベルトを例に紹介します。

ファンベルトの交換費用

ファンベルトの交換費用は、車にもよりますが大体10,000円以内に収まることが多いです。内訳としては、新品のベルトが6,000円前後、作業工賃が2,000円くらいとなっています。

ファンベルトを取り付けるプーリーなどがエンジンルーム内でもバンパーを外せば作業スペースをかなり広く確保することができるような場所に取り付けられているので、業者ではなく自分で交換することも十分可能です、友人・知人が交換しているところを見たことのある方もいらっしゃるでしょう。

タイミングベルトの交換費用

タイミングベルトの交換費用はだいたい50,000-100,000円くらいと言われています。この理由としては、タイミングベルトを交換するだけでなくその周辺部品も同時に交換することが多いからです。

ウォーターポンプやプーリー、エンジン内部の一部部品を交換することもありますため、このような価格帯となります。普通車なら100,000円くらい、反対に軽自動車であれば安く収まることもあるそうです。

ファンベルトと比べると意外とお金がかかります。ですので、交換するのであれば車検の時にはおすすめしません。タイミングを外して交換しましょう。

まとめ

MOTO PさんのクラウンアスリートJZS171ウォーターポンプの画像
MOTO PさんのクラウンアスリートJZS171ウォーターポンプの画像

今回は車に使われているベルト類について、どこに取り付けられて使われているのか、交換目安や交換に掛かる費用などを紹介しました。エンジンオイルやミッションオイルなどのように頻繁に交換するような部品ではありませんが、中古車を購入した時などには特に様子をチェックしたい消耗部品の1つです。

特にタイミングベルトに関しては大掛かりな作業となりますので、少なくとも100,000km走ったら交換するようにしておきましょう。ファンベルトなどであれば自分でも比較的交換しやすいパーツなので、DIYで挑戦してみてください。

新着記事

おすすめ記事