ロアアームってどんなパーツ?役割や交換工賃についても解説!

2019年01月24日

ロアアームってどんなパーツ?役割や交換工賃についても解説!

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description 車高調やダウンサスなど、足回りのパーツは多くあります。その中で非常に重要な役割を持ちながら、あまりスポットライトが当たらないのがロアアームです。足回りにも車体剛性にも影響し、乗り心地からハンドリングに至るまで、縁の下の力持ちのごとく大きな役割を果たす、ロアアームを紹介していきます。

ロアアームとは?

タイヤとサスペンション部品と車体をつなぐ役割を持っている重要な部品です。走行中にタイヤが路面から受ける衝撃を緩和するサスペンションの土台となり、振動吸収はもちろんのこと、コーナリング中の左右方向の力や、加減速時の前後方向の力を受け止めています。

サスペンションの構造には、ダブルウィッシュボーンに代表されるアッパーアームとロアアームで支えるしっかりとしたものがありますが、低コストを実現するため、サスペンションをロアアームだけで支えているクルマも多くあります。部品強度は十分にとってありますが、上下で支えるものよりも負荷が大きくかかることから、壊れやすくなっていることも事実です。

ロアアームの部品代と交換工賃

ロアアームは、比較的小さな部品であることから、リビルト品では5,000円程度から入手することが可能です。車種にもよりますが、国産車で新品部品をディーラーで購入すると、20,000円程度となり、輸入車では50,000円以上になるものもあります。交換作業はフロントで2時間、車種によっては3時間程度となり、作業工賃は20,000円前後が平均的な金額です。リアは1時間から2時間程度で交換可能で、作業工賃も10,000円から15,000円程度です。

ただし、壊れやすいのは重いエンジンが乗っているフロント側で、道路の縁石への乗り上げなどの事故での損傷が多いのもフロント側です。フロントロアアームにはリアよりも、格段に大きな負荷がかかっていることを理解しておきましょう。

ロアアームブーツとは?

ブレーキや前輪の車軸が付いているステアリングナックルとロアアームをつなぐ部分にはボールジョイントという継ぎ手があります。ステアリング操作の軸となる重要な部分です。ここの動きをスムーズにするためにグリスという潤滑油を塗るのですが、そこに覆い被さってグリスの漏れを防いでいるのが、ゴム製のロアアームブーツです。使用年数や走行距離により、ゴム部分にひび割れや亀裂が生じる可能性があります。

ロアアームブーツが損傷したらどうなるか、交換は?

ロアアームブーツ自体に少々ひび割れがあっても、極端な例を言ってしまうと車検には通ります。車検には下回りの検査がありますが、ロアアームブーツの亀裂からグリスが漏れていない限りは、車検が通らない要因にはなりません。

ただし、タイヤの動きと直結するロアアームブーツの亀裂を放置したまま走行することは、大変危険な状態であり、内部のボールジョイントが痛むと走行不能に陥る危険性もあります。亀裂が生じていたり、中のグリスが漏れている状態であれば交換が必要です。

部品自体は2,000円前後と安価であり、交換にはおおよそ1時間程度、工賃にして8,000円から1万円程度でしょう。前述したとおり、走行には欠かせない重要部品の一つなので、亀裂が入っているのを見つけたら、ケチらず交換するのが得策です。

ロアアームブッシュとは?

サスペンションとロアアームをつなぐ部分に取り付けられているのが、ロアアームブッシュです。ゴム製で、ひび割れや亀裂が生じます。タイヤが受けた衝撃はサスペンションが緩和しているように見えますが、ロアアームブッシュも衝撃吸収の役割うを担っています。

特に市販車では、ロアアームブッシュを使って乗り心地やハンドリングの調整をしています。クルマの味付けに重要な部分と言えるでしょう。ゴム特有のたわみを使って、乗り心地を良くしたり、クイックなハンドリングを実現しています。

ブッシュのみでは交換ができない?交換費用は?

このロアアームブッシュの問題点は、ブッシュのみでの交換ができない点です。ロアアームブッシュのみの部品設定があることは非常に稀であり、基本的にロアアーム全体での交換となります。

交換に必要な費用は、ロアアーム交換の際と同様になります。初度登録から7年から10年、もしくは7万キロから10万キロを超えていると、ゴムブッシュの耐久年数を超えています。ひび割れなどがないか、注意深く点検しましょう。

まとめ

ロアアームはクルマの動きに重要な影響を及ぼす部品です。しかしながら、普段目に入らないため見落としがちな部品でもあります。乗り心地やハンドリングが悪くなってきたなと感じてきたら、ロアアームに関係する部分の不調かもしれません。タイヤ交換やサスペンションチューニングの際には、一緒にチェックをしてみましょう。