2019年01月03日 (更新:2020年06月17日)
購入を考えている方必見!アテンザの中古車を買うときの注意点を紹介!
今は新車ではなく、中古車を購入する人も多くいます。しかし、中古車で購入する場合いくつか注意が必要です。アテンザの中古もその中の1つです。この記事ではアテンザの中古車を購入する際の注意点や、リコールについて解説していきます。
アテンザの中古車を買う時の注意点
そもそもアテンザどんな車?
アテンザはマツダの人気車種です。アテンザは当時フォード傘下にあったマツダが、ブランドとしてのキャラクターを明確にする為に「Zoom-Zoom」を掲げ、ゼロから開発した車両です。初代は2002年に発売開始され、同クラスの当時の日本車とは違って強く走りを意識したボディと足回りでヨーロッパを中心に大ヒットしました。
歴代のどのモデルでも駆動方式はFFが基本でエンジンは2.0~2.5Lの4気筒を採用。ボディサイズはマークXとクラウンの中間程度でキャラクターは違いますが、レガシィのライバル車種に当たります。
特に2012年に発売されて3代目にあたる現行アテンザは新開発のクリーンディーゼルと鼓動デザインを採用した優雅な見た目で人気が高いですよね!とはいえ、実は過去のモデルもかなり魅力的なんです。いざ購入するとなると、中古車として購入しかできないので、注意点とともに各モデルを紹介していきます。
狙うなら高出力モデル⁉歴代唯一のスポーツモデルがある初代アテンザ
発売から20年近くが経過した初代アテンザは、状態のいい車両がかなり少なくなっています。人気のMTモデルになるとほとんども残っていません過言ではありません。
初代アテンザはゼロからの再設計の影響か、同時代の日本車と比べるとやや故障が多い傾向があります。
初代で特に注目したいのが写真のマツダスピードアテンザ。
2.3Lエンジンをターボ化し、最高出力272馬力最大トルク38kgまでアップデートし、大出力に対応する為駆動方式を4WD化され、6速マニュアルミッションが組み合わされています。
これだけのハードな仕様ながら、外見上の純正との差はごくわずか。まさに「羊の皮をかぶった狼」といえますね!
お買い得な2代目アテンザ
大人気の初代と現行モデルに挟まれた2代目は印象が弱くなりがちなモデル。ですが、実直な作り込みとアヴァンギャルドなデザインで隠れたファンの多いモデルでもあります。
当時クラストップのCD値である0.27を実現し、大幅に高められたボディ強度も相まって欧州車と変わらないコーナリング性能や走行安定性を持っています。
あまり知られてはいないのですが、この当時は現ルノーコーポレートデザイン担当副社長のヴァンデッカー氏がマツダのデザイン本部長を勤めていました。一般的にはあまり受け入れられませんでしたが、カーデザイナーの中では3代目よりもデザインの完成度が高いという評価を受けることもあります。
なんと6万キロ以下で総額60万円も⁉お買い得な相場価格
走行距離6万キロ以下で検索すると、総額でも60万円~100万円程度に収まる価格が魅力的な2代目アテンザ。
おススメは荷室容量の大きいステーションワゴン。国産のステーションワゴンは選択肢が少ないので、この価格で買えるのは嬉しいですよね!
このモデルは初代と比べるとかなり故障も少なくなっていて、中古車においてはまさにベストチョイスといえるでしょう!
3代目はクリーンディーゼルを採用してからリコールや故障が多い!
3代目のアテンザでは、初めてのクリーンディーゼルが採用となりました。そのため他の車よりも燃料費用を抑えることができます。しかし、2013年に1度目のリコールが発表されています。このときは電子基板上のコンデンサに亀裂が入っていることによるショートの可能性があったのでリコールが発表されました。これが一番最初のリコールです。
それからも2014年には3回、2015年に2回、2016年に6回、2017年に1回となっています。今年に入ってからもアテンザのリコールは行われており、2018年は3回と他の車種に比べるとリコールが多い車です。リコールの内容は様々で、エンジンの不具合や外装が外れるなどのトラブルがあります。リコール車に乗ることはリスクも大きいです。
リコール対策が済んでいるかチェック
アテンザはリコールが多いと紹介しましたが、特に3代目のディーゼルモデルは過去に15回以上ものリコールが行われています。リコールの場合はディーラーが無償で修理、改善してくれますが、中古車の場合はリコールが報告される前に売却されたものもあり、それらはリコール対策が行われていない場合もあります。
リコール対策が行われていない場合、乗車中に思わぬトラブルに巻き込まれることもあるので、中古車で購入する場合はリコール対策が済んでいるかを必ず確認しましょう。リコール対策が行われていない場合、販売店にリコール対策をお願いしましょう。
車選びにとって重要な要素、走行距離もチェック!
中古車を購入する上で注意しなくてはならないのはリコールだけではありません。リコール以外にも走行距離のチェックが重要になってきます。走行距離が多ければ多いほど不具合が多くなってしまいます。
最近の車は10万キロ走行しても大きな不具合などは見られませんが、10万キロをこえてくると超えてくると話は違います。どの車であっても走行距離が多い場合、不具合も多くなるのです。中古車を購入する場合、走行距離はどのくらいかを確認することも大切です。
まとめ
アテンザはとても人気の車種で、特に3代目のディーゼルモデルは維持費もさほどかかりません。しかし、マツダはこのディーゼル車を販売してからリコールを何度か発表しています。
中古車を購入する場合は、それがリコール対象車なのか、リコール対策は済んでいるのかを確認してから購入しましょう。また、走行距離は今後どのくらい乗ることができるのかの指標になりますので、しっかりチェックしましょう!