2018年12月13日 (更新:2020年08月06日)
スポイラーってどういう効果があるの?
スポーツカーやレーシングカーだけでなく今や色々な車に取り付けられているスポイラー。今回はそのスポイラーに一体どんな効果があるのか、どんなデメリットがあるのかを解説していきたいと思います!
スポイラーとは?
スポイラーとは、空力で車の性能を上げる為、またはそれを模したのパーツのことを指します。フロントであればフロントアンダースポイラーやカナード、リアはウィングやリアディフューザーなどがありますので、それらをひとつひとつ解説していきます。
フロントアンダースポイラー
フロント下部に取り付けるパーツでバンパー下〜フロントタイヤあたりまでの腹下をフラット化して整流するディフューザータイプのものや、腹下に入る空気を軽減させる為のフロントスポイラータイプのものがあります。これによりバンパー裏や地面と車の間の乱気流による抵抗を減らして、スムーズに動力を伝えることができるようになります。
カナード
主にフロントバンパーの角部分に装着するパーツ(レーシングカーなどではサイドやリアにも装着する例がある)で、タイヤ付近に発生する乱気流を整えフロントが浮き上がるのを防ぎます。
リアウィング
これは空力パーツでもっとも分かりやすいパーツかと思いますが、トランク上部などに取り付けるパーツで、ダウンフォースを発生させるものです。スポーツカーやレーシングカー、スポーツセダンなどにもよく装着されているのを見かけるのではないでしょうか。このリアウィングの装着によりトラクションやグリップ力を向上させます。
ウィングタイプの他にもトランクに貼り付けるスポイラータイプがあります。効果はウィングに比べて落ちますが落ち着きのあるデザインなため、スポーツセダンなどにはよくこちらのタイプが装着されています。
リアディフューザー
リアバンパー下部に取り付けるパーツで、リアタイヤ〜リアバンパーまでにおける車下部の走行風を整流するためのものです。これを装着することにより直進安定性の向上や乱気流などによる抵抗の軽減などの効果があります。近年のレーシングカーやチューニングカーに多く見かけるようになってきました。他にもスポイラーパーツはありますが主な種類としては上記のものが主流なのではないでしょうか。
このように性能向上を目的として開発されていますが、効果はさほど大きくなくてもスタイリッシュパーツとしてこれを模したものもスポイラーと呼びます。
スポイラーを装着するメリット・デメリット
性能向上が期待できるスポイラーですが、実際装着することによってどのようなメリット・デメリットがあるのか解説していきます。
フロントアンダースポイラー(フロントディフューザー)
メリット
トラクションやハンドリングの向上やフロントビューのスタイリング向上が挙げられます。
デメリット
段差などで擦りやすくなることです。
カナード
メリット
ハンドリングの向上が挙げられます。
デメリット
穴あけ加工が必要なので取り外ししづらいことだと言えます。
リアウィング(リアスポイラー)
メリット
トラクションや安定感の向上やスタイリングの向上です。
デメリット
種類によってはトランクに穴あけ加工する必要があるため、取り外しの際はトランクごとの交換になることです。
リアディフューザー
メリット
トラクションや直進安定性の向上です。
デメリット
駐車場の輪止めなどで擦りやすくなることなどです。
CARTUNEのスポイラーカスタム例
4種類のスポイラーにおける効果やメリット・デメリットをお話ししましたが、実際それぞれどのようなものなのか、CARTUNEのユーザー様の投稿から見ていきましょう!
フロントスポイラー
80スープラにフロントディフューザーを装着されています。小振りながらスタイリッシュでカッコいいですし効果も期待できそうですね!
カナード
FD2シビックへカナードの装着例です。イングスのバンパーに専用で設計されたカナードでマッチングもバッチリですね!
リアウィング&リアスポイラー
こちらは小振りなリアスポイラーをレクサスLSに装着しています。
こちらはRX-7へGTウィングの装着例です。効きそうな見た目がいいですね。
リアディフューザー
R34のリアディフューザーの装着例です。エアロパーツとの相性もよくカッコいいですし効果も期待できそうです!
まとめ
いかがでしたか?走っていれば必ず走行風が車に当たりますから、空気を味方につけるのは有効な手段ですね。また、空力パーツを模したスタイリッシュパーツを使ってスポーティー感を高めるのもカスタムの一つの手法といえます。これからカスタムを考えている方は購入パーツの選択肢として考えてみてはいかがでしょうか。