2018年12月13日 (更新:2024年08月15日)
大切な愛車の傷を直す!コンパウンドやタッチペンを使用した修理方法を紹介!
誰でも車をぶつけたり傷をつけてしまったりすることがありますよね。大きな傷はムリでも、小さな傷は自分の手で修理する方法があります。簡単かつ気軽にチャレンジできるのでDIY初心者でも大丈夫!今回はコンパウンドとタッチペンを用いた修理方法を中心に解説していきます。
直せる傷と直せない傷の違い!DIY初心者でも修理できる傷はどの程度?
運転に集中していても、ついうっかり「ガリッ」と車を傷つけてしまうことは誰にでもあるはず。特に運転初心者や車を乗り換えたばかりの人は、やってしまいがちです。大切な愛車についてしまった傷は、程度によっては自分自身の手で修理することができます。では、自分自身で修理することができる傷の程度とはどのくらいなのでしょうか。
車や標識、建物などに衝突してしまった場合
コツンと軽くぶつけたくらいなら、なんとかなることもありますが、このような事例の場合は基本的に警察に電話をします。おそらく自分で修理できる範囲の傷ではありませんし、他人のものにぶつけてしまっているので、まずはそちらの対応をすべきです。万が一、人を巻き込んでしまっているときは状況を確認後、すぐに救急車を呼びましょう。上記のような事例に限らず、基本的に凹み傷は修理が難しいです。自分でできることもありますが、板金塗装ショップに依頼した方が仕上がりも断然違います。
ひっかき傷
車にできる傷の中で比較的ライトな傷といえば、ひっかき傷(線傷)。こちらも程度によるのでなんとも言えませんが、範囲がそれほど大きくない場合は自分で修理することができます。凹み傷に比べ、素人がやってもそれほど難しくありません。自分で直せる傷か直せない傷か判断する目安になるのは、遠目から見て目立つ傷かどうかです。遠目から見て目立つ傷なら、多くの人は迷わず板金塗装ショップに依頼するはずです。遠目から目立たない傷の場合、そのまま放置する人もいれば、修理したいけど板金塗装ショップに依頼するのは金銭的に躊躇するという人もいます。このような傷であれば、自分でチャレンジしてみるのも良いでしょう。板金塗装ショップに依頼するよりも少額で愛車の傷を直すことができるかもしれません。
自分で修理をしてみよう!
コンパウンドを用いた修理
まずはコンパウンドを用いた修理方法を紹介します。コンパウンドとは、いわゆる研磨剤のことです。固形(ペースト状)や液状のものが一般的で、ウエス(布)につけてボディを磨くといった形で使用します。
サンドペーパーや耐水ペーパーは目が粗いものから目が細かいものまで、非常に豊富な種類がありますが、コンパウンドは目の細かいものが多いです。そのため、板金塗装では仕上げに用いられることが大半となっています。車用品店のみならずホームセンターでも取り扱われているため、入手が比較的簡単というメリットもあります。
コンパウンドにもさまざまな種類がありますが、おすすめは少量のコンパウンドがチューブに入っているタイプです。固形(ペースト状)タイプは容器にたっぷりとコンパウンドが入っているため、小傷を消す程度ならほとんど余ってしまいます。
チューブタイプは少量なのでコンパウンドがたくさん余ることはなく、価格も安いです。ウエスがセットになっているものもあるため、普段から車いじりをしないDIY初心者にも打ってつけとなっています。
コンパウンドの使い方
- まず、車のボディをキレイに洗車します。これは車のボディに付着した汚れや鉄粉などを落とす目的があります。洗車をせずにコンパウンドを使用してしまうと、汚れや鉄粉ごと磨いてしまうので、小傷が増えたり汚れが塗装に混じったりしてしまうことがあるので注意しましょう。
- 洗車が済んだら、次は購入したコンパウンドをウエスに少量取り出します。
- あとはそれで消したい小傷を磨くだけです。簡単ですね!傷の程度によってすぐに消えることもあれば、なかなか消えないこともあるので、根気よく磨きましょう。
- 傷が消えたらもう一度洗車をして、ボディに残ったコンパウンドをキレイに落とします。これでコンパウンドを用いた小傷の修理は完了です。
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タッチペンを用いた修理
コンパウンドを用いた修理方法は簡単ですが、若干の手間と時間がかかります。もっとお手軽に愛車の傷を修理したい人におすすめなのが、タッチペンを用いた修理です。タッチペンとはその名の通り、車のボディ用に作られたペンのこと。タッチペンは無数のカラーが販売されており、自分の愛車のボディカラーに適合するタッチペンを購入すれば、すぐに使用できる優れものです。
欠点はコンパウンドと比べると、入手が難しいこと。タッチペン自体は車用品店やホームセンターで取り扱われていますが、自分の愛車のボディカラーに適合するタッチペンの在庫があるとは限りません。どんな車種でも使用できる汎用タイプのタッチペン、もしくは人気車種のボディカラーに適合するタッチペンの取扱は多いですが、マイナーな車種や不人気のボディカラーは取り扱われていないことが多いです。
汎用タイプのタッチペンは便利ですが、実際に使ってみるとボディカラーと若干色の質感が異なるので、かえって目立ってしまうということも考えられます。できれば自分の愛車のボディカラーに適合するタッチペンを購入することが望ましいです。最寄りの車用品店やホームセンターに取扱がなければ、ディーラーでの注文かインターネットでの購入が中心となります。
運が良ければディーラーに在庫があるかもしれないので、まずは尋ねてみると良いでしょう。タッチペンを用いた修理方法は本当に簡単かつお手軽。コンパウンドと同じように、まずは愛車の洗車を行います。汚れや鉄粉が落ちたら、修理したい傷にタッチペンを上塗りするだけ。完全な修理とはいえませんが、タッチペンだけでも傷は目立たなくなります。
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まとめ
今回は大切な愛車の傷を直すために、コンパウンドやタッチペンを用いた修理方法を紹介しました。どちらも簡単に愛車を修理することができますが、よりお手軽なのはタッチペンです。ただし、仕上がりの良さはコンパウンドに軍配が上がります。少々時間と手間がかかってもいいなら、コンパウンドを用いた修理方法の方がおすすめです。
忙しくてなかなか時間が確保できない、という人はタッチペンの方が短時間で仕上がるのでおすすめ。それぞれメリットとデメリットがありますが、どちらもDIY初心者が気軽に取り組める修理方法となっているので、どちらが自分に最適かを吟味し、実践してみてください。