2018年12月18日 (更新:2020年08月19日)
バンってミニバンと何が違うの?人気のバンも紹介!
最近ミニバンが凄まじい人気です。アルファード、ヴォクシー、オデッセイ、エルグランド、デリカなどなど。しかし、バンも不動の人気を持っています。ハイエースバンなどは、長いこと絶大な人気です。今回は、バンとミニバンが厳密にどのような定義があるのかをご説明いたします。
この記事の目次
バンとミニバンの違い
まずは、バンとミニバンの具体的な定義を見ていきます。定義がわかれば、違いもわかってくるはずです。
バンの定義
バンの定義は「主に貨物を運搬する屋根付きの自動車」というのが定義としてあります。運搬をメインとしているということが大きな特徴です。第一条件は荷物を積むということなのです。いくら車体が大きくても、最も優先される事項は荷物を運ぶことなのです。
ミニバンの定義
では、ミニバンの定義はというと、「バンより荷室が狭い」という少々曖昧な定義のようです。車によっては、2列目や3列目が追加されるだけでバンからミニバンになります。ハイエースが良い例です。ミニバンタイプであればハイエース、バンタイプであればハイエースバンとなるのです。
ミニバン人気の理由は、物が積める上に大人数での移動も可能であることです。これは、今までどうにかして収納スペースを広げようと試行錯誤してきたバンがあったからこそです。室内空間が広い車にシートを付けたため、他の車よりは圧倒的に広いです。
イメージとしては、ベースがバンの車に座席を増やしたという感じです。最近のミニバンはさらに装備が充実したり、走りが追求されていたりします。その根底にあるものはバンなのです。
バンとミニバンの用途
バンとミニバンの定義についてご紹介しましたが、大きく用途が異なります。バンであれば商業車として、ミニバンであればキャンプやファミリー用にと、大きく用途が異なるのです。
しかし、ここで商業用と書きましたが、商業用以外にもバンは活用できます。
ホンダが発売したN-VANは原付であればバイクも収容可能です。競技用モトクロスを行なっている人や、サーキット専用にナンバーを取得せずにバイクを所有している方々も、ハイエースバンなどのフルサイズバンに載せて移動している方々もいらっしゃいます。
また、バンドの機材車としても利用している方々がいらっしゃいます。ベースやギターだけではなく、アンプやドラムセットを運ぶのであれば機材車は必須です。ミニバンで移動している方々もいらっしゃいますが、機材が増えてくるとバンを所有するようです。では、ミニバンでは荷物が積めないかというとそうでもありません。
2列目、3列目をうまく格納することができれば、普通車では考えられないほど荷物を積むことが可能です。バンには劣りますが、使い方次第では可能性が大きいのもミニバンです、荷物を積みたい時、人を乗せたい時のどちらも有効活用できるのがミニバンです。これは、バンにはない特徴です。このように、用途に合わせてバンかミニバンを選択できれば、車を最大限に活用することができます。
人気のバンを紹介
それでは、バンの人気車をご紹介いたします。もし、「荷物をたくさん積める車が欲しいな」とお考えの方がいらっしゃいましたら、是非とも参考にしてみてください。
トヨタハイエースバン
絶大な人気を誇るハイエースバンです。1967年に発売され、今でも高い人気を誇っています。バンを検討される方も、まず最初に思い浮かぶ車がハイエースバンだと思います。人気の秘訣は、なんといっても耐久性にあります。
ディーゼルエンジンであれば、構造上100万kmは走行できる作りになっていますので、商業用の使用はもちろんのこと、バイクの運搬などにも重宝されています。また、人気があるためにカスタムパーツも豊富に販売されています。
商業用であればそこまでカスタムすることはないと思いますが、趣味の運搬用に利用するのであればカスタムは欠かせません。しかし、心配な点は盗難です。少し前まではワースト1に上がるほど、盗難被害が多かったのです。
最近はプリウスがワースト1になりましたが、高い耐久性から盗難被害も多いことは忘れてはいけません。所有する際には、盗難防止にも気を配りましょう。
日産 キャラバン
ハイエースバンと永遠のライバルと言われているキャラバン。なんといっても、「バン」の語源は「キャラバン」という単語から取ったものです。現行型でいうと、荷室に関しては長さ5cm、高さ1.5cmほど、ハイエースバンよりも大きいです。
しかしながら、ホイールベースが5.5cm短く、車重は10kgほど思いです。また、燃費も1km/Lほど悪く、パワーは6psほど低いです。しかしながら、価格を比較すると10万円ほどキャラバンが安いです。
どちらにするかは好み次第というところでしょう。ハイエースバンなのか、キャラバンなのかはどちらのデザインが好みかで分かれるようです。ハイエースバンに勝るとも劣らない存在が、キャラバンなのです。
ホンダ N-VAN
フルサイズのバンは大きすぎる。むしろ軽自動車でも欲しいくらいだと考えた方は、新たに発売されたN-VANがおすすめです。軽自動車ということで、維持費は安く済むことが魅力です。また、N-VANの魅力はなんといっても助手席をフラットに格納できることにあります。
荷室からコンソールボックスまでをフラットにすることが可能なのです。ここまでできれば可能性はさらに広がります。三脚の収納も可能ですし、バイクも積むことができます。バイクに関しては安全に考慮して原付までとなっておりますが、バイクのナンバーを取らずにオフロードを楽しみたい方には絶好の車です。
さらに、助手席側のドアとスライドドアの間にフレームが入っていませんので、積荷も非常に楽ですね。価格も1267920円〜となっていますので、気軽にバン生活を始めることが可能です。かなり人気が出ているようで、今注文しても納車は2〜3ヶ月後ということです。使用方法にもよりますが、N-VANで事足りるようであれば是非導入したい車ですね!
多彩なバンの形
フルサイズのバンと軽自動車のバンをご紹介しましたが、その他にもトヨタサクシードバンなどの、普通乗用車サイズのバンも非常に人気があります。大切なのは、何を運ぶかです。商業車として利用されることの多いバンは、各メーカーから様々なサイズのラインナップがあります。自分の用途に合わせたバンを所有することで、車への愛情や趣味へのモチベーションも上がりそうですね!
まとめ
ミニバンとバンの定義についてご説明いたしました。個人でバンを所有し、趣味に活用すると本気度も伝わってきますね。ファミリーカーとして使用することは難しいかもしれませんが、趣味によってはこれ以上ないくらい活用できる車です。バンの魅力が少しでもお伝えすることができれば良いと思います。