2018年12月18日 (更新:2020年06月18日)
LEDで車をカスタム!様々なLEDを使って愛車を美しくしよう!
車にはさまざまな電装品が装着されていますが、その中でも簡単に・お手軽にカスタマイズできるのが、ハロゲン球からLEDへの変更です。LEDは従来のはだ色とは違い、たくさんのカラーが用意されていることから、電球の設置場所によって、LEDのカラーを変えることができます。電球をLEDに変えることで、夜になると、昼間には見せないスタイリッシュな愛車を表現することができます。今回はLEDを使って愛車がどのように変化するのか見ていきましょう。
チップLEDを使ってカスタム
チップLEDは、表からハンダ付けするLEDのことで、従来のLEDより広角度に明るく照射することが可能です。2018年現在でも使用されているLEDの中でも主流のLEDといえるでしょう。これからLEDを使ってカスタムしようとお考えの方も多いはず。チップLEDでカスタムすると、以下のように愛車をドレスアップすることができます。
写真を見ただけでも美しさが伝わります。チップには、以下のように7種類があります。
チップ名 | 大きさ |
---|---|
1608 | 1.6mm×0.8mm |
2012 | 2.0mm×1.2mm |
3216 | 3.2mm×1.6mm |
3020 | 3.0mm×2.0mm |
3528 | 3.5mm×2.8mm |
5630 | 5.6mm×3.0mm |
5050 | 5.0mm×5.0mm |
「5050」は5.0mm×5.0mm、「3528」は3.5mm×2.8mmを表します。5050は1つのLEDの中に発光体が3つありますので非常に明るいです。それに対して5630は発光体が1つしかありませんが、流せる電流量が多いことから、5050より5630のほうが明るくなります。
例えば5630に70mAの電流を流すと5050より明るくなるのです。5050には最大で150mAまで電流を流すことができますので、たくさん電流を流すほど明るくなりますが、電流を流しすぎると放熱が追いつかなくなります。
メーター球をLEDにチェンジ!
車のメーターは、ポジションライトやヘッドライトを点灯させると同時に、電気が点く仕組みになっています。このメーター灯をLEDに変えることで、以下のように、みちがえるようにメーターが鮮明になるのです。
- ではメーター灯をLED化するための手順をみていきましょう。メーター灯を交換するためには、まずメーターを取り外さなければいけません。
- 次にメーターの表示板を外すと、裏側にはメーターを照らすための複数の電球を確認することができますので、それをすべて外していきます。もともとLEDがついている車であっても、一部のLEDだけを変更すると色違いが出てきますので、メーター灯をLEDにする場合は、すべての電球を同じ色のLEDに変更することをおすすめします。
- 取り外した電球をLEDに付け替えると作業終了です。
車種にもよりますが、基本的には3528のLEDを使用し、おおよそ30個前後が必要です。
エアコンパネルもLEDに!
エアコンパネルには、複数のボタンがあり、グリーンの照明が採用されていることが多いです。エアコンパネルをLEDにする場合は、ホワイトやブルーに打ちかえる方が多いように、グリーンはどこか古い感じがするようです。LEDに打ちかえると以下のようにエアコンパネルも一新させることができます。
ではさっそくエアコンパネルをLEDにするわけですが、まずはエアコンパネルを取り外さなければいけません。エアコンパネル本体の中にある基盤に電球がありますので、エアコンパネル本体裏側にあるネジを緩めると、基盤を取り外すことができます。基盤には複数の電球がありますので、それをLEDに打ちかえれば作業が終わります。
テールランプをチップLEDを使ってカスタム!
複数のLEDチップが敷き詰められたLEDテールを見たことがあるでしょう。
LEDチップを使ってテールランプを製作するためには、LED加工用基板を車のテールランプの型に合わせて型取りし、LEDチップを配列していきます。配列できればハンダ付けをして製作完了です。
LEDの基盤が完成すれば、テールランプに取り付けします。テールランプ本体は、リアゲートをあけたところにあるネジでとまっているか、テールランプ付近の内張りを剥がしたところにネジがありますので、そのネジを緩めれば、テールランプ本体を取り外すことができます。
テールランプカバーを外して、先ほど製作したLED加工用基板を取り付けるのですが、このときにLEDとテールランプカバーが干渉しなければ安心してください。もし干渉する場合は基盤を小さくしたり、基盤をずらすなどして対処する必要があります。グロウやDmaxのテールランプのようにスタイリッシュなLEDテールを装着したいものです。
LEDテープでいろんな所を光らせよう!
オシャレは足元から
LEDテープを使うと、自分の好きなところにLEDを施工することができます。以下のように運転席や助手席の足元に施工すると、夜に幻想的な世界が広がります。
LEDテープには、次のようにさまざまな種類があり、LEDテープの明るさや性格を決めるのは、搭載されているLEDチップの種類と数です。
5050LEDテープ
●5050LEDテープ 30LED/m | 1mあたりに5050を30個搭載 |
●5050LEDテープ 60LED/m | 1mあたりに5050を60個搭載、光源間隔がせまく粒粒感がない |
●5050LEDテープ 96LED/m | 1mあたりに5050を96個搭載、1m単位で販売 |
5050LEDテープ・60LED/mは、光源間隔が狭いということは、均一に照らされているように見えるため、1粒ずつのLEDを主張することは難しいでしょう。また5050LEDテープ・60LED/m、5050LEDテープ・96LED/mであるほど、消費電力が増えますし、発熱量も多くなります。放熱ができていないとLEDの寿命が短くなるのです。
3528LEDテープ
●3528LEDテープ 60LED/m | 1mあたりに3528を60個搭載、5050より明るさは劣る |
●3528LEDテープ 120LED/m | 1mあたりに3528を120個搭載、消費電力が小さい |
3528LEDテープは、5050LEDテープより1個あたりの明るさは負けますが、消費電力と発熱が少ないというメリットがあります。5050LEDテープより3528LEDテープのほうが、メーターあたりの価格も下がりますし、寿命が長いです。3528LEDテープは幅が細い分、せまい場所に施工することができます。
曲線にももってこいのLEDテープ
LEDテープは、テープ状の基板にLEDが搭載されていますので、ドア周りの曲線が多いところでも、貼りつけることが可能です。それだけでなく、せまい場所でも施工できるように、3528LEDテープには「曲がるLEDテープ」もあります。S字型の基板に3528LEDが搭載されており、自由に曲げて使うことができるのです。直角以上のV字型に曲がるのが特徴で、自分が付けたいところにLEDテープを施工することができます。
これらのLEDテープを利用すれば、せまい足元であっても装着することができ、おしゃれドレスアップすることが可能です。
ヘッドライトにも!?
最近ではLEDヘッドライトが純正で標準装備、またはオプションで装備することができます。もしヘッドライトがLEDでなくても、後付けでLEDヘッドライトを搭載することができるのです。
LEDヘッドライトは、HIDのようにバラストを組む必要がなく、バルブをかえるだけです。とくにIPFというメーカーでは、LEDを駆動するためのドライバーユニットもバルブ後部に一体化させるなど、取り付けの簡単さも追究しています。
LEDバルブを見ると、ハイビーム用のLEDとロービーム用のLEDを両方搭載していますし、ハイビームインジケーター点灯回路を内蔵しているため、ハイビーム・ロービームの切り替えも行なうことができます。
ヘッドライトのバルブを交換するのはすごく簡単で、ボンネットをあけて、ヘッドライト本体のカプラーを見つけます。カプラーを外すとヘッドライトが配線と繋がっていますので、それを引き抜くのです。引き抜く場合は、左にねじって引っ掛かりを解除することで配線から外すだけ。あとはLEDバルブをつければ作業が終わります。
LEDヘッドライトに合わせて、フォグランプ、ポジションランプもLEDにすると、あなたの車の存在感がひと際目立つようになるでしょう。明るさは抜群ですし、安全性も向上させることができます。
CARTUNEユーザーのカスタムを紹介
車をLED化したことで、どのようなスタイルになるのかをみてみましょう。
バックランプのLED化は、上品さを放出しながら後進する姿がカッコイイです。
アンダーLED化は、走っていても目立つこと間違いなしです。
室内灯をLED化すると、停車中でもエレガントな雰囲気を漂わせます。
シンプルにLED球に交換しただけですが、明るさは抜群です。
LEDテープを使うことで、より大人なオーラを作り上げることができます。
まとめ
今回はLEDを使って愛車がどのように変化するのか見ていきました。LEDには複数の種類があり、明るさや発熱のことを考慮しながらカスタマイズすることを考えましょう。LEDは消費電力も少なく寿命も長いですので、一度カスタマイズすると、長年楽しむことができます。
LED電球だけでなく、LEDテープを使うことで、電源から離れた場所でもLED施工することができますので、車内でも車外でもカスタマイズすることが可能です。車外ではアンダー部分やリア部分はもちろんのこと、フロントグリルや天井部分にまでLED施工しているカスタマイズ例もあるほどです。
簡単にLED化をしたい方は、ヘッドライト、ポジションランプ、バックランプ、ナンバー灯であればすぐにバルブ交換することは可能ですので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。今回の記事を参考に、あなた好みにLEDカスタムしてみてください。