クラッチの仕組みはこうなっている!車のギアを変えるクラッチの仕組みを解説します!

2018年11月03日 (更新:2018年11月03日)

クラッチの仕組みはこうなっている!車のギアを変えるクラッチの仕組みを解説します!

MT車の左足に設置されたペダルはクラッチペダルですね。踏むとシフトを変えることができます。なぜ、クラッチを踏まなければギアは入らず、クラッチを踏むとギアが入るのでしょうか。今回は、クラッチの仕組みをご紹介します。どのような仕組みでクラッチが働いているかを理解しましょう。

そもそもクラッチって?

クラッチとは、エンジンとギアが噛み合う中間にあるものです。車が動く際、エンジンとギアの歯車はがっちり噛み合っています。例えば、エンジンとギアが噛み合ったまま固定されていてはどうでしょう。エンジンをかけるとその力がギアを通じてそのままタイヤに伝わり動いてしまいます。

また、強制的にニュートラルに入れようとしたり、他のギアに入れようとすると高速で動く歯車がぶつかり合って破損してしまいます。この問題を解消するために存在するのがクラッチです。クラッチは、エンジンとミッションの間にあります。

エンジン側にはフライホイール、ミッション側にはクラッチカバーという部品があります。この間にあるのがクラッチです。このクラッチがあることで、エンジンからの力をミッションへ伝えたり、切り離したりしているのです。

クラッチの仕組み

では、クラッチはどのような仕組みでエンジンの力を伝えたり離したりしているのでしょうか。原動力である、エンジンやモーターの間に存在し、くっついたり離れたりするのがクラッチです。下の画像を見るとイメージしやすいと思います。

引用元:www.oguraclutch.co.jp

この仕組みはどういった状態の時に起こるのか。まずは、クラッチペダルでクラッチを操作します。ペダルを踏んでいないときは、圧力が加わりミッションとエンジンは密着しています。そして、ペダルを踏み込むとクラッチとエンジンが離れ、ミッションを自由に操作することができるのです。

エンジン側についているフライホイールという部品とクラッチが密着することによりエンジンの力をミッションに伝えることができます。同じ金属が密着して回転すると滑って力が無駄になってしまいます。そこで、クラッチ側の金属を少し柔らかくすることで滑りを防止しているのです。しかし、柔らかいだけにクラッチの金属はどんどん削れていきます。削れた結果、クラッチが滑ってしまうという現象が起こるのです。

クラッチにはこんなに種類が!

乾式・湿式クラッチ

一言でクラッチと言っても、様々な種類があります。まず、大きく分かれるのが乾式・湿式です。この二つの違いは、エンジンオイルに浸っているかの違いです。乾式の場合、オイルによる潤滑がない分、エンジンの力がロスなくギアに伝わります。

しかし、オイルが入ってない分、削れたクラッチのカスがたまりやすくなってしまうので、メンテナンスをこまめに行わなければなりません。湿式の場合は、オイルに浸かっていますのでエンジンの力にロスが生まれます。しかし、削れたクラッチはオイルの潤滑によって清掃されますし、クラッチが削れにくくクラッチ接続時が滑らかに進みます。

シングルクラッチ、強化クラッチ、ツインプレートクラッチ

また、クラッチにはシングルクラッチ、強化クラッチ、ツインプレートクラッチがあります。全て純正の車であればシングルクラッチで充分ですがエンジンのパワーを上げるとどうしても押さえつける力が足りず、クラッチが滑ってしまいます。

これを解消するために、強化クラッチやツインプレートクラッチを使用し、クラッチを押す力を強くしてパワーロスを減らすのです。押す力が強くなるということは、それだけクラッチペダルも重くなるということです。車の用途を考えて選択しなければ、少しのドライブで筋肉痛になることもあります。

機械式・油圧式(クラッチ作動方法)

また、機械式と油圧式の違いもあります。油圧式のほうがクラッチペダルの操作は軽いです。現在は油圧式が主流となっています。機械式はクラッチワイヤーでクラッチを操作するのですが、メンテナンスを行わなければどんどん重くなり、ワイヤーが切れてしまうとクラッチ操作ができなくなります。そのため、油圧式が優先して使用されるようになったのですね。

クラッチの仕組みを理解し、長持ちさせる技を磨く

クラッチの仕組みを理解することで、クラッチを長持ちさせるテクニックを磨いてください。半クラッチを多用している方は注意が必要です。中途半端に繋がっている状態なので、クラッチはどんどん削られます。また、クラッチペダルを踏み、エンジンを高回転まで回して一気にクラッチを繋ぐという映画のワンシーンにありそうなこともクラッチの寿命を縮めます。

高回転で回るエンジンにクラッチをくっつけてしまうのも、高速でクラッチを削っているのと変わりません。例え一瞬でも、クラッチを繋ぐたびに大きくクラッチは削られていきます。

長持ちさせるためには、半クラッチは短い時間、低回転で繋ぐということです。そして、クラッチ操作が終わったらクラッチペダルから必ず足を離してください。クラッチペダルに足を置く方がいらっしゃいますが、弱い半クラッチ状態で走行しているということなのです。クラッチの仕組みを理解し、クラッチを長持ちさせましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。クラッチの仕組みを知ることで、クラッチを長持ちさせる方法が分かったのではないでしょうか。MT車のクラッチ交換はなかなかの工賃がかかってしまいます。クラッチの寿命を延ばすためにも、やさしいクラッチ操作を心がけましょう。