2018年12月02日 (更新:2020年06月02日)
車のミラーが壊れてしまった!修理、交換の方法や費用を解説します!
ちょっとした拍子にぶつけやすいドアミラー。後方確認の要となる部品ですから、しっかりと修理をしなくてはいけません。しかし、気になるのはその修理費用。どれくらいの損傷でいくらの費用が掛かるかをまとめました。より費用を抑えるために、DIYでの修理・交換方法についても解説しています。
車のドアミラーを修理しよう!
車からはみ出た位置についているドアミラーは破損しやすい箇所。狭い路地などで壁に擦ってしまったり、対向車のミラーにぶつかって破損してしまうことがあります。いざ修理に出そうと思っても、修理費用の相場がわからなければ不安になってしまうでしょう。そんなときのために、ドアミラーの修理にかかる費用をまとめました。また、ドアミラーは破損しやすい場所であるため、DIYでも意外と簡単に修理できるようになっています。本記事では、ドアミラーの修理費用とDIYによる修理方法について解説します。
ミラーのカバーが傷ついてしまった、ウインカーレンズを割ってしまったら?
ドアミラーの破損状態によって、取るべき対処が変わってきます。軽度の破損であれば、自分で修理した方がお得です。まずは軽度の損傷から解説していきます。
浅い小傷の場合
擦り傷程度であれば、ヤスリやコンパウンドで傷周辺の表面を整えて、同色のタッチアップで傷を塗装することで目立たなく補修することができます。タッチアップペンは500円程度で購入できます。
大きく深いキズ
広い範囲や深く傷ついた場合には、パテで傷口を埋め、ミラー全体を塗装してあげます。補修用のパテを少し多めに傷口に盛りつけ、完全に硬化したらヤスリ・コンパウンドで平面に均してからスプレーなどで塗装しましょう。塗装を業者に依頼した場合は2,000〜4,000円ほどの費用がかかります。
ドアミラーカバー・ウィンカーが割れた場合
ドアミラーカバーを大きく破損してしまった場合は交換が必要になります。多くの車は両面テープやクリップで留まっているだけなので、本体部分に傷を付けないように注意しながら接合部にマイナスドライバなどの細く平らな工具を差し込み、こじるように取り外します。そして新しいカバーに付け替えるだけです。
カバー本体の価格は片側2,000〜4,000円。交換を依頼した場合の取付工賃は片側2,000〜3,000ほどです。ドアミラーカバーを取り外すことができれば、ウィンカーの取り付け部分にもアクセスできます。純正ドアミラーウィンカーの単品価格は3,000円前後です。
ミラー面が割れてしまったら?
バック中にドアミラーをぶつけてしまったり、自然落下でミラー面を破損するケースがあります。ドアミラーには後方50mを確認可能な条件基準が設けられていますので、破損した場合には速やかに交換しなくてはいけません。ミラー単体でも販売されていますのでDIYでの取りつけも可能です。ディーラーやメーカーの部品販売で確認してみましょう。価格は1枚あたり2,000〜4,000円です。
ミラーの交換方法
ミラーは数ヵ所のクリップで留められているだけなので強い力で引っ張るだけで外すことができます。取り外し方は、手で鏡の角度を変え、外周部に隙間をつくります。その隙間に布を巻いたドライバーなどを差し込み、テコの要領でミラーを取り外します。あとは、そのまま新しいミラーをはめ込むだけで交換が完了です。
ミラーが出ない、折り畳めない、ミラー面の調整機能が効かなくなってしまったら?
ドアミラーの動作不良の原因の多くは電気系統の接触不良か、機構部のグリス切れが考えられます。わずかにでも動く場合は内部ギアにグリスをさすことで動きが復活します。まったく動かない場合は、電気系統のトラブルである可能性が高いでしょう。
電気系統のトラブルは原因追求が難しいため、専門業者に修理依頼されることをおすすめします。ヒューズボックス内のドアミラーヒューズが切れていないかを自分の目で確認し、あとはプロの目でしっかりと確認をしてもらいましょう。
ドアミラー全交換の費用
小型化が進むドアミラーの中は複雑であり、多くの工場では修理よりも全交換するケースが多いと思われます。純正ドアミラーアセンブリーの価格は片側2〜3万円ほど。取り付けを依頼した場合の工賃は片側1万円程度が相場です。
中古のドアミラー
車種によってはドアミラーの中古部品もたくさんありますので、上手に活用することをおすすめします。中古ドアミラーの価格は5,000円〜1万円あたりが相場になります。問題なく取りつけることができても、配線コネクタ形状が違うなどのトラブルが起こりがちですので、品番と年式をしっかりと確認することをおすすめします。
ドアミラーのDIY交換
ドアミラーの交換はDIYにでも可能です。ドアミラーは、取付部のドア内側カバーを外したところに、ボルト数本で留まっています。固定ボルトと配線コネクタを抜き取ることでドアミラーを取り外せるようになります。
最後に
ドアミラーはどうしてもぶつけやすい箇所。そのため、カバーやミラー面が単体で購入可能で、補修費用が抑えられるよう配慮されています。また、簡単に脱着しやすい構造になっていますので、DIYでの作業も楽におこなえます。
自分で修理ができれば、修理ついでに幻惑防止のブルーミラーへの交換や、ウィンカーを追加することもできます。派手なドアミラーカバーに交換したり、ラップフィルムで個性的に飾るのもよいでしょう。壊れたら元の状態以上にするのが車いじりの真髄。ドアミラーは、ぜひ自分の手で交換することをおすすめします。