2018年12月08日 (更新:2024年08月13日)
バンパーの補修は簡単にDIYできる!おすすめバンパー補修アイテムのご紹介
傷や凹みなどのバンパーの損傷、できるだけ早く安く直したいですよね。たくさんの補修グッズが販売されていますが、バンパーの修理をするためには何をそろえればいいのかわからないという方もいらっしゃるでしょう。そこで、バンパーを修理するために必要なものとおすすめ商品をご紹介します。
バンパーを自分で補修してみよう
ポールなどにぶつかってしまったバンパーの軽微な凹み、木の枝などに擦れてできてしまった傷、コンクリートに擦れてえぐれるようについてしまった傷、縁石にぶつけて割れてしまったなど、バンパーの修理と一言にいっても症状は様々ですよね。バンパーの修理はカー用品店に売られている商品で修理できるものが多いので、追突事故を起こしたような大きな損傷でなければ自分で目立たなくすることは十分に可能です。
バンパーの素材
車の前後のバンパーは衝突時の衝撃を吸収する役割を持っています。1970年代までは鉄が主流だったバンパーの素材は、技術の進歩や安全性への配慮によって現代では多くが樹脂製となっています。純正品のバンパーの材質はポリプロピレン樹脂製が多く、社外品のエアロパーツにはFRP(繊維強化プラスチック)やABS樹脂を使用したものが多いです。
バンパー補修の基本
バンパーを修理する際は、傷がついた部分を研磨し、段差になってしまった部分をパテ剤で埋め、同色に塗装をするという方法が基本です。へこんでしまった場合も、へこんだ部分を温めて反対側から押すことで元に戻し、塗装に傷みが生じた部分を修復します。割れや欠損の場合は、樹脂を形成するキットを使用し、割れた部分の継ぎ目にしたり欠損した部分を再形成します。ドアなどのスチール素材部分よりも修復がしやすいので、素人でも市販の材料で対応が可能です。
バンパー補修には必要なものは?
補修の事例ごとに、準備しておきたい道具をご紹介していきましょう。補修だけでなく整備やカスタムなどでも使用できる道具が多くありますので、一通り揃えておくと便利です。まずは、様々な補修の場面で使用する基本セットです。
バンパー補修の基本セット
- マスキングテープ・マスキングシート
- T字レンチ・ラチェットレンチ
- プラスドライバー・マイナスドライバー
- 耐水ペーパーセット
- 液体コンパウンドセット
- シリコンオフ
これらのほかに、補修内容ごとに必要なものをご紹介します。
傷の修理に必要なもの
傷の修理は傷の深さによって必要なものが変わってきます。
細く浅い線キズ
- コンパウンドセット
- パーツクリーナー
- 普段使っているワックス・コーティング剤
深くえぐれた傷
- コンパウンドセット
- 傷埋めパテ
- プラサフ
- 車体同色のスプレー
- クリアスプレー
- 耐水ペーパー
- ぼかしスプレー
- バンパープライマー
- 車体同色のタッチペン
傷の補修では、傷を消すために表面を滑らかな状態に削るための道具が必要となります。削るための道具にあたるものは耐水ペーパーとコンパウンドセットです。その他必要なものは、えぐれた傷の深い部分を埋めるパテ、その上から同じ色に塗装しなおすための道具となっています。コンパウンドをかけても消えないキズは、パテ埋めは不要だったとしてもポイント的な塗装が必要となります。
凹みの修理に必要なもの
バンパーの凹みの多くは、ご家庭にもある意外な道具で直すことができます。
凹みを戻す道具
- ヘアドライヤーもしくはヒートガン
- 必要に応じて延長コード等
凹み部分を温めて裏から押すと直ります。凹みの修復後に併発して傷や塗装の痛みが生じている場合は、深い傷の修復セットをご用意ください。
割れ・欠けの修理に必要なもの
割れたり欠けたりしてしまった場合、補修の難易度が上がります。
割れてしまった場合・応急処置編
- ガムテープ・養生テープ
- タイラップ(結束バンド)
まず、走行中に割れてしまった場合、タイヤとの干渉やヒビの悪化、そのまま欠けてしまい後続車への被害が起こらないよう応急処置をしましょう。その場ではヒビの入った部分や欠けてしまいそうな部分をテープや結束バンドで固定します。
割れの補修に必要なもの
- 粘土パテ
- 深い傷の補修セット
欠損の補修に必要なもの
- 粘土パテまたはFRP修復キット
- 深い傷の補修セット
粘土パテやFRP補修キットは、欠けてしまった部分やヒビの間をつなぐために使用します。元の形を取り戻すように埋めることができ、処置後は深い傷の補修セットを使用して塗装などの対応をして修復しましょう。
おすすめバンパー補修アイテムのご紹介
基本セット、補修内容別セットの中で、おすすめの商品をいくつかご紹介します。補修グッズを多く販売しているメーカーには、「ソフト99(99工房)」「Holts」などがあります。いずれも大手カー用品店では取り扱いがありますので、お近くのカー用品店やホームセンターで買いそろえることができます。もちろんネット通販でも購入できますので、損傷したバンパーの車で移動したくない・できないといった場合でも手に入れることが可能です。
コンパウンドセット
わずかな傷を消したり、塗装の仕上げに磨きまでかけられるコンパウンドセット。頑固な水垢などのこびりついた汚れにも使えるので、日ごろからご自身でコーティング等の施工をされている方は修理以外にも応用できるアイテムです。洗車の際に気づいた小さな小傷の補修も手軽にできるので持っておきたいアイテムの一つです。
耐水ペーパーセット
塗装を伴う作業では必ず使用する耐水ペーパー。紙やすりよりも耐久性があり、濡らしながら使用することで作業効率もアップします。ホームセンターで大きいサイズのまま購入するほうが安いのですが、小範囲の塗装ではそれほどの面積のやすりは不要です。1~2回の補修にちょうど良いサイズで、必要な番目がそろっているこちらのセットを用意しておくとよいでしょう。
各種パテ
深い傷を埋めたり、ひび割れや欠損時のつなぎ目として活躍するパテ。補修の内容に合わせて購入しましょう。
キズ
ひび割れ
欠け
バンパープライマー
バンパーの一部を塗装するときに活躍するバンパープライマーとぼかしスプレー。バンパープライマーは塗料のノリをよくし、ぼかしスプレーを使うことで自分で後から塗装した部分の境界線をわかりにくくします。部分的な塗装をする際は用意しておきましょう。
ぼかしスプレー
まとめ
自分でバンパーの傷や凹みを補修するために必要なものをご紹介しました。整備工場などに板金修理として依頼すると、傷の範囲に応じて4000円~15000円ほどの修理費がかかります。自分で道具を購入し、自分で作業をすることで半額前後で完了させることも可能です。ぜひ挑戦してみてください。