2018年06月07日 (更新:2022年10月26日)
スカイラインV36を徹底解説!スペックやグレード、ユーザーカスタムも紹介!
日産の代名詞的存在と言えるスカイライン。その中でも初代から数えて12代目となったV36を徹底解説します!カスタム例も必見です。
スカイラインV36ってどんな車?
12代目のスカイラインとして先代となるV35型スカイラインをキープコンセプトで進化させたのが2006年11月にデビューしたV36型です。開発にあたっては北米市場での評価が意識され、海外市場では「インフィニティG35/37/25」として販売されており、数字の通り3.5L、3.7L、2.5Lエンジンのバリエーションが設定されていました。
ベースモデルとなるセダンタイプに加え、2007年にはクーペモデル(CV36)も追加されています。新型となるV37型スカイラインがデビューした今でも中古車市場では台数も豊富で人気の1台となっています。
スカイラインV36のスペック
パワートレインにはこの型から初採用となった新型エンジン、VQ25/37/37HR型が用意され、3.7Lモデルでは330馬力を発生させます。トランスミッションには当初マニュアルモード付きの5速ATが採用されていましたが、3.7Lモデルの追加と同時にフェアレディZ(Z34)と同じ7速ATにアップグレードされています。
クーペモデルには用意された6速MTは残念ながらセダンには設定されませんでした。足回りでは先代のマルチリンクサスペンションからダブルウィッシュボーンサスペンションに変更。走りの性能と高い快適性能を両立しています。
スカイラインV36のグレード
V36型スカイラインに設定されていたグレードを見ていきましょう。大きくは搭載エンジンによる違い(250GT/350GT/370GT)と装備品による違い(Type V/Type P/Type S/Type SP)とが存在します。
また、2008年12月、2010年1月のマイナーチェンジを境に前期型、中期型、後期型と区別されることもあります。特に後期型では前後バンパー、グリル、ヘッドライトを中心に大きくデザインが変更されています。
250GT
2.5LのVQ25HR型エンジンを搭載したモデルです。17インチタイヤ装着のベースグレードに加え、横滑り防止装置VDC等を追加した「Type V」、さらに本革シートやリアシートのリクライニング機構を採用した「Type P」があります。
また18インチタイヤを装着し専用バンパーやスポイラー、パドルシフトを標準設定したスポーティーモデル「Type S」が2007年11月の改良時に追加されています。2010年のマイナーチェンジでそれまでオプション設定されていたHDDナビが標準装備となったためカーナビをレス仕様とした廉価グレードとなる「A Package」が加わり、同時にVDCが全車標準装備となった代わりにそれまでの「Type V」には後席プライバシーガラスと後席エアコンが装備されるようになりました。
また250GTのみアテーサE-TSによる4WD仕様「FOUR」が用意されています。こちらには「Type S」の設定はありませんでした。
350GT
3.5LのVQ35HR型エンジンを搭載したモデルです。2008年12月に3.7Lモデルが追加されてからは販売を終了したため、2年間しか設定がなかったグレードということになります。
ベースグレード、Type Vの設定はなく、Type P、Type S、そして両者の装備を併せ持つ最上級グレード「Type SP」の設定がありました。さらにType SとType SPには四輪操舵システム「4WAS」がオプション設定され、低速域での取り回しやすさと高速走行時の安定性を兼ね備えたハンドリングを実現しています。
370GT
3.7LのVQ37VHRエンジンを搭載したモデルです。2008年12月にそれまでの350GTと入れ替わる形で追加されました。新開発となるVQ37VHRエンジンはバルブ作動角・リフト量連続可変機構「VVEL」が初採用され、燃費性能も向上しています。グレード体系は350GTと変わりありません。
スカイラインV36のユーザーカスタム例紹介!
CARTUNEに投稿されているV36型スカイラインのカスタム例をご紹介します。
あらたさんのスカイライン
あらたさんのスカイラインはエンブレムの交換でインフィニティ・G37仕様に。フロントガラスには「ウルトラビジョン」のフィルムが施工されクールな印象を与えています。
いつきさんのスカイラインV36
いつきさんのスカイラインはナックル・アーム類の交換とフェンダーの叩き出しでフロント8度、リア12度の鬼キャン仕様!DIYでされているカスタムが多いのもスゴい!
おばしんさんのスカイラインNV36
32、34、36とスカイライン一筋で乗り換えているおばしんさんのスカイラインにはトミーカイラのエアロキットがインストールされています。
o-chan-v36さんのスカイラインV36
まるでカタログ写真のようなV36。ホイールはSSRのTF1でしょうか?ブラックのボディカラーにメッキパーツがアクセントとなりラグジュアリーな印象です。
ゆーりさんのスカイラインV36
こちらも鬼キャン仕様のゆーりさんのスカイライン。派手なエアロパーツは付けず車高とホイールカスタムでシンプルにまとめ上げられています。
yuuya_v36さんのV36スカイライン
最初にご紹介するのはyuuya_v36さんのv36です。純正エクステリアに大径ホイールを装着し、低い車高で仕上げる最近のトレンドにならったカスタムです。ホイールはSSRのディッシュでしょうか。高級セダンをカスタムする方にとってはあこがれのパーツですね。綺麗な写真も相まって「魅せる」クルマに仕上がっています!
かんぺーさんのV36スカイライン
逆ゾリホイールが男心をくすぐるかんぺーさんのV36。リアアンダーに取り付けられたディフューザーはカーボン製!左右出しマフラーも似合っています。大人のスポーツセダンという言葉がぴったりの仕上がりです!
マイケル・スコさんのV36スカイライン
こちらはマイケル・スコさんのV36。WORKのホイールがキマっています。フェンダーとホイールの隙間がほぼないところにマイケル・スコさんのこだわりを感じますね。V36オーナーの方々は綺麗な写真を投稿されていることが多く、見とれてしまうこともしばしば。こちらの写真からもV36特有の曲線美が感じられます!
pikalさんのスカイラインV36
18インチのWORK EMOTION CR Kiwamiを装着しているのがpikalさんのV36スカイラインです。白いボディ×白ホイールはスポーツカーによくみられる組み合わせ。もともとレーシーなイメージが強いWORKのホイールなだけあって、このV36もスポーティーな印象です。このホイールに組まれるのは245/45のタイヤ。お金のかかるサイズですがカッコいいルックスには代えられませんね!
ままままままままさんのスカイラインV36
masaさんはV36スカイラインにHKSの車高調であるHYPERMAX IV GTを装着。思い通りの車高を実現するために車高調は必須ともいえるパーツ。高級セダンのカスタムに欠かせませんね。実績のあるHKSなら信頼性もバッチリです!車高調は様々なメーカーから販売されるので、条件に合ったものをチョイスしましょう。