2018年06月07日 (更新:2020年07月31日)
ランサーエボリューション7の情報を徹底解説!スペックから他車比較、カスタム例も!
ランサーエボリューション7は、第三世代のランサーエボリューションです。第二世代からベースモデルがフルモデルチェンジされ、ランサーエボリューション7も第三世代の「始まり」の車となっています。ACD(電子制御可変多板クラッチ機構)を初めて採用したランサーエボリューションでもあります。ハイテク×スポーツカーが融合されたランサーエボリューション7。どんな車なのか、どこが魅力なのか、徹底解説します!
ランサーエボリューション7ってどんな車?
ランサーエボリューションは三菱自動車が世界に誇る、スポーツセダンです。スポーツセダンといっても、4気筒ターボエンジンを積み、デフで駆動系をガチガチに固めたスパルタンな仕様となっている本格スポーツセダンといっても過言ではないでしょう。そのためWRCやその他のラリー、モータースポーツで活躍していました。
惜しくもランサーエボリューションは2015年に生産が終了。その長い歴史に幕を閉じました。小さい頃からあこがれであったランサーエボリューションの歴史が終わるのは、悲しくて仕方がありません。
そんなランサーエボリューションは4つの世代に分けることができます。この世代は、ベースとなるランサーのモデルによって区分けされています。今回紹介するランサーエボリューションは第3世代の「始まり」。ACDなどの先進的なテクノロジーを駆使し、技術と4駆の組み合わせにより、異次元の走行性能を実現した車です。
余談にはなりますが、筆者が初めて好きになった車がランサーエボリューション7。ワイルドスピードの第2部作「2 fast 2 furious」に登場するランサーエボリューション7があまりにもかっこよくて、惚れ込んでしまいました。
ACD(電子制御可変多板クラッチ機構)って何?
4WDにはセンターディファレンシャルというものが装着されています。これは4駆特融の、「タイトコーナーブレーキ現象」というものを解消するために装着されています。これは前後輪の回転差によって起きる現象で、センターデフは、作動装置のバランスが崩れた際に、適切なトルク配分を行います。
ACDはこのセンターデフに、油圧多板クラッチを使用し、様々な複合するセンサーを基に前後駆動をコントロールするシステムです。ACDの装着により、高次元の操舵応答性とトラクション性能を両立することが可能です。
ランサーエボリューション7のグレード&スペック
ランエボ7のグレード:GSR
GSRはランサーエボリューション7の標準グレード。エアコンやパワーウィンドウ等が装着されています。普通にランサーエボリューションを使用し、通勤やドライブ等に使用するならばGSRがおすすめです。
ランエボ7のグレード:RS
RSはランサーエボリューションの競技ベースモデル。ラリーやダートトライアルに出場したい人達が購入することが多いです。GSRと違いエアコンやパワーウィンドウはついていません。エアコンがないのは、日本では本当に不便なので、GSRがおすすめです。
ランエボ7のグレード:GT-A
GT-Aはランサーエボリューション7のオートマモデル。ランサーエボリューションシリーズ初のATです。このモデルはエンジン出力をATに合わせるために落としてあったり、アンチラグシステム等を取り除かれています。マニュアルは不安、でもランエボに乗りたい!という方におすすめです。
ランサーエボリューション7のスペック
ランサーエボリューション7「GSR」
- 最高出力:280ps/6500rpm
- 最大トルク:39.0kg・m/3500rpm
- 種類:直列4気筒DOHC16バルブICターボ
- 定員:5名
- 車両重量1400kg
ランサーエボリューション7 VS スバル・インプレッサWRX STI
ランサーエボリューションの永遠のライバルと言えば、インプレッサWRX STi。同じWRCという目的のために開発され、製造された両車は、互いに意識しあいながら、「エボリューション」してきました。今回ランサーエボリューション7と比較するのは、同じ年代に販売されていたインプレッサ(GDB)のWRX STiモデルです!
ボディサイズ・車両重量・最小回転半径比較
ランサーエボリューション7
- 全長×全幅×全高:4455×1770×1450mm
- ホイールベース:2625mm
- 車両重量:1400kg
- 最小回転半径:5.9m
インプレッサWRX STi
- 全長×全幅×全高:4415×1740×1425mm
- ホイールベース:2525mm
- 車両重量:1440kg
- 最小回転半径:5.4m
走行性能比較
ランサーエボリューション7
- 総排気量:1997cc
- 最高出力:280ps/6500rpm
- 最大トルク:39.0kg・m/3500rpm
- 駆動方式:フルタイム4WD
- トランスミッション:5MT
インプレッサWRX STi
- 総排気量:1994cc
- 最高出力:280ps/6000rpm
- 最大トルク:40.2kg・m/4400rpm
- 駆動方式:フルタイム4WD
- トランスミッション:6MT
編集部からの一言
総合的にいって、どちらも日本の完成車メーカーが産んだ、素晴らしい車です。どっちかを選ぶなんてできない!どちらも速いし、性能は申し分ありません。決める判断は、単純に三菱が好きか、それともスバリストなのか、こういうことになりそうですね!
編集部厳選、ランサーエボリューション7カスタム紹介
それでは、ここからはユーザーの皆さんが実際にカスタムして乗っているランサーエボリューション7を紹介していきます。皆さん、大切に、そしてかっこよくランエボを乗ってます!ここではそんなCARTUNEユーザーのランエボの中から、編集部が厳選したものをピックアップし紹介します!
しまーだーさんの 三菱 ランサーエボリューション Ⅶ VII のカスタム事例
外装はバンパーリップと、エボ10の純正ホイールを履かせただけのシンプルなカスタムがカッコイイですね!
たかえぼ7さんの 三菱 ランサーエボリューション CT9A エボⅦ のカスタム事例
たかえぼ7さんのランサーエボリューション。グリルから透けて見えるフロントバーが、本当は見えてはいけないものを見ているみたいで、セクシーですね。
サバさんの 三菱 ランサーエボリューション Ⅶ のカスタム事例
リアハッチの「ADVAN」ステッカーが特徴的なランサーエボリューション。羽が大きめのリアデフューザーもカッコイイ!派手なのになぜか知性を感じる仕上がりとなっています。
しんちゃん@RTKpowersさんの 三菱 ランサーエボリューション Ⅶ CT9A のカスタム事例
ゴジラエボ7復活しました!( ;∀;)
常用LOブースト0.89/320馬力
スクランブルブースト1.55/430馬力
インジェクターが650ccなので430馬力が限界みたいです(´・ω・)
ただスクランブル時は今付いてるパーツの性能を限界ギリギリまで追い込むセッティングにして貰ったので満足です
トルクバンドは3500rpmから来るし笑
さぁFSWで2分切るぞ!
筑波1000で40秒切るぞ!
筑波2000で1分切りはまだ無理かな笑
430馬力を醸し出す、ランサーエボリューション7。もはやモンスターランエボです。サーキットユーズでランエボを所有しているしんちゃん@RTKpowersさん。正直言ってとってもうらやましい。富士スピードウェイでも筑波サーキットでも、他の車をぶっちぎってほしいですね。